ベルギー王国
ブリュッセル
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ベルギーの首都ブリュッセル。観光の中心地となるのがグラン・プラス。中世ベルギーの繁栄を彷彿とさせる石畳の大広場。花市が開かれていた広場の東側正面に建つのはブラバン公爵の館。歴代のブラバント公爵の像がある事から呼び名が付いた。現在はホテルやレストランとして使われている。
市庁舎
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高い尖塔が建つ市庁舎。
グラン・プラスの南側に建つ。
目立つ市庁舎の尖塔は、大同盟戦争時にルイ14世軍の標的となり壊されたが、石造りの建物は戦火に耐えた。
小便小僧
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グラン・プラスから南へ行くと四つ角の東角に建つ、有名な小便小僧の像。有名なので期待していたが、その割りには大した物では無く見物客をがっかりさせる、世界三大がっかり物になっている。筆者にとってはとても可愛くて、決してがっかりはしなかったが。
ブリュッセル
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小便小僧の西側角に有ったゴディバ。
王室御用達のベルギー・チョコレートの有名メーカー。
日本にもお店があります。
ブリュッセル
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小便小僧の南側角に有った、ビア・カフェのプッシュネルケルダー。
美味しいベルギービールが味わえる。
ブリュッセル
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カフェにいたブリュッセルのお父さん。
ブリュッセルは100万人都市。
欧州連合や北大西洋条約機構の本部もある国際都市。
ブリュッセル
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この可愛い車は路面清掃車。
石畳の小路には、このサイズが便利なのだろう。
王宮
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グラン・プラスから南東へ1k程に王宮がある。
歴代のベルギー国王の宮殿だったが、現在の国王は住んでいない。
国賓をもてなす迎賓館として使用している。
ブリュッセル公園
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王宮の北側に広がるブリュッセル公園。
広い敷地はかつてブラバン公爵の狩猟場だった。
今は木々と噴水が美しい、静かな公園。
ブリュッセル公園
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ブリュッセル公園で遊んでいた女の子。
サンカントネール公園
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ブリュッセル公園から東へ向かうと、サンカントネール公園がある。ここはベルギー独立50周年の時、記念博覧会として整備された。中央には凱旋門と呼ばれている、アーチ状のサンカントネール記念門が建つ。
グラン・プラス夜景
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グラン・プラス夜景。
小雨に濡れた石畳に、ライトアップの光が漏れて美しい。
左からブラバン公爵の家、ギルドの館、市庁舎。
グラン・プラス夜景
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グラン・プラス北側に建つ、王の家。王の家と言っても王宮では無い。12世紀にパン工房として建てられ、15世紀にブラバン公爵の庁舎となる。その後、ブルゴーニュ公国やスペイン支配時代にも王家の庁舎として使われた事から、王の家と呼ばれている。現在はブリュッセル市立博物館となっている。
グラン・プラス夜景
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世界でも屈指の美しい広場と称えられているこの広場は、ブリュッセルのグラン・プラスとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
レストラン
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夕食に行ったレストラン。
入り口にはフルーツがてんこ盛りに。
次はブルージュへ向かいます。
救世主大聖堂
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ブルージュ観光は救世主大聖堂から。
旧市街の中心、マルクト広場の南西500mに位置する、ブルージュ最古の教会。
7世紀中頃に建てられ、13世紀に火災で再建された。
聖サルバトール教会とも呼ばれる。
救世主大聖堂からの風景
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救世主大聖堂の聖堂内にある塔へ登ってみました。
塔は高さ99mで19世紀のもの。
鐘楼
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救世主大聖堂の前にて。
ステーン通りからマルクト広場方向にある鐘楼の風景。
観光馬車
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ここはシモン・ステーヴィン広場。
救世主大聖堂からマルクト広場への途中にある広場。
シモン・ステーヴィン広場
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シモン・ステーヴィン広場で、にぎやかにしていた地元の子供達。
中央の台座はベルギーの数学者シモン・ステーヴィンの銅像の台座。
マルクト広場
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観光馬車が走るこの広場は、ブルージュの中心に位置するマルクト広場。
北側と西側には17世紀の建物が残り、レストランやカフェ、土産物屋になっている。
州庁舎
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マルクト広場の東に建つ州庁舎の建物で、一階は郵便局。ブルージュの街は遡る事9世紀、フランドル伯爵によって築かれたとされる。この時、街を取り囲む様に城壁を張り巡らした。その後、城壁も堅固にし城塞都市へと変貌して行く。
鐘楼
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マルクト広場の南側には一際目立つ、ブルージュのシンボルの鐘楼が建つ。
写真は鐘楼の入り口風景。
現在のブルージュ旧市街は、フランドル伯爵が築いた城壁の内側に相当する。
鐘楼
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鐘楼の中庭風景。
鐘楼は13世紀の建築で、83mの高さがある。
ブルージュの鐘楼はベルギーとフランスの鐘楼群の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
マルクト広場
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広場の銅像は、14世紀にフランスの圧政に抵抗したヤン・プレイゲルとピーター・デ・コニンク。ブルージュの英雄となっている。
なお、ここからの一部の動画は1984年当時のビデオで、画質は悪いです。
ブルグ広場
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マルクト広場の南東にあるブルグ広場。
広場の北に面して、オシャレなカフェテリアがあった。
この辺りが最初に城壁が築かれた所で、ブルージュの街の起源。
市庁舎
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ブルグ広場の南側に建つ市庁舎。
14世紀頃に建てられたベルギーで最も古い市庁告の一つ。
聖血礼拝堂
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ブルグ広場の南西側、市庁舎に並び建つバジリック聖血礼拝堂。
その聖堂内の風景。
聖血礼拝堂
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バジリック聖血礼拝堂の聖堂内。
美しいステンドグラスの風景。
聖血礼拝堂
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教会はロマネスク様式とゴシック様式の二層になっている。下部は納骨堂、上部の礼拝堂には12世紀、フランドル伯爵が十字軍遠征時にエルサレムから持ち帰った「聖血の遺物」が納められている。
ハイデンフェッタース広場
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ブルグ広場から南へ。
運河南岸を西へ行くとハイデンフェッタース広場がある。
この広場にあった、運河巡りクルーズ船の乗り場の風景。
ハイデンフェッタース広場
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カフェやレストラン、お土産屋が並ぶハイデンフェッタース広場の風景。
ブルージュの旧外壁門では鍛冶屋の門、ろばの門、十字の門、ゲントの門が今に残る。
ローゼンダッカイ
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ハイデンフェッタース広場を南に行くと、ローゼンダッカイと呼ばれる地区に着く。くの字形に運河が曲がり、レンガ造りの建物の景観が美しいこの辺りは、運河の景色の中で最も絵になる。
右の塔は前述の鐘楼。
ダイフェル
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ローゼンダッカイから西へ行くとダイフェルと呼ばれる地区になる。
ダイフェル運河に架かる、ウォレ通りの橋の風景。
橋のたもとの河岸には運河巡りの観光船乗り場があった。
ダイフェル
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観光船乗り場の風景。
徒歩では味わえない旅情が楽しめる、船による運河巡りの観光。
ダイフェル
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ダイフェル西側、ニーヴ通りとの交差点辺り。
ここにも運河巡りの観光船乗り場があり、筆者はここから乗船しました。
季節的に初夏で、藤の花が満開でした。
運河巡り
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ここは後述するベギン会修道院の東側付近の風景。
運河巡りの観光では、陸からの景色とは違った視線で楽しめる。
約40分程のクルーズ。
運河巡り
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後述する聖母教会の裏手付近の風景。
観光船乗り場は河岸に4ヵ所あり、どこから乗っても同じコースをたどる。
運河巡り
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前述したローゼンダッカイ付近の風景。
街の名ブルージュの由来はオランダ語での「橋」から来ており、ブルージュには運河に架かる橋が50もある事から。
運河巡り
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後述するスピノラライ付近の風景。
オランダ・アムステルダムと並び、正に水郷と言った所。
ダイフェル
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運河巡りのクルーズも終了し、再びダイフェル。
ここはニーヴ通りに架かる橋。
左は聖母教会。
聖母教会
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ここは聖母教会。
13世紀頃に建てられた。
122mの尖塔を持つ。
聖母教会
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聖母教会の聖堂内の風景。
ブルゴーニュ公国の王族の霊廟がある。
パイプオルガンも有名。
アーレンツホフ
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聖母教会から裏手に回り、東側へ。
運河に架かる、とても古そうな石橋があった。
橋を渡った先はアーレンツホフと言う公園。
石橋からの風景
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聖母教会裏手の石橋からの運河南側風景。
12世紀に大津波がブルージュの街を襲った。
海から10kも離れていたにも関わらず、海抜が高く無いこの街は壊滅的な被害を受ける。
石橋からの風景
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石橋からの運河の北側風景。
運河の上に建つアーチ状の床を持った特徴的な建物。
メムリンク美術館
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写真右はメムリンク美術館の裏手。
メムリンク美術館ではドイツ出身の画家、メムリンクの作品を展示している。
メムリンクはブルージュで画家として成功し、この地で生涯を過ごした。
マリア通りの橋
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メムリンク美術館の南に架かる、マリア通りの橋から東の方向の風景。フランドル伯爵は津波災害からの復興の一つとして、津波が削った跡を整備し、運河を建設した。北海まで続く運河を掘り、船での航行に適した水路を街中に張り巡らせ、交易に便利な港を作った。
ビール醸造所
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メムリンク美術館から南へ向かう。
ここはワル広場にあるベルギー地ビールの醸造所、デ・ハルフェマーン・ビール醸造所。
ストラッフェ・ヘンドリックなどの地ビールを造っている。
カフェタッセ
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ワル広場周辺を散策。
ここはベルギーチョコの有名メーカーの一つ、カフェタッセ。
ワインガールド通り
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ベギン会修道院への途中、ワインガールド通りのレストラン、t'fonduehuisje。ブルージュの街は北海と内陸を結ぶ水運交易の玄関口となり、一大貿易拠点としてヨーロッパ有数の貿易港となった。商業都市として繁栄したブルージュはハンサ同盟の一員となり、外国の商館が建ち並ぶ事となる。
ワインガールド通り
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民芸品の店、keramiek_kasper。
15世紀頃になると、水運交易の北海への水路が砂や泥で溜まり、浅くなる。
そして交易船が内部まで入って来れなくなった。
ベギン会修道院
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ワル広場を抜け、南西へ向かう。
緑が多い、静かな一帯に出た。
ここはベギン会修道院。
13世紀中頃、フランドル伯爵夫人によって設立された修道院。
木立ちの中にひっそりと佇む白い壁の建物。
ベギン会修道院
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現在でも修道女達が暮らしているベギン会修道院。入り口近くには当時の修道女の暮らしを展示した博物館がある。ブルージュのベギン会修道院はフランドル地方のベギン会修道院群の一つとして、ユネスコ世界文化遺産に登録されている。
ベギン会修道院
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ベギン会修道院の東側を流れる運河の風景。
水運航路を失った中世ブルージュは商業都市としての機能を失い、衰退して行く。
愛の池
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ベギン会修道院から更に南へ行くと、ベギン会修道院の東側の運河が2つに分かれている辺りに出る。
この辺りを愛の池と呼ばれる景勝地がある。
愛の池
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愛の池の中州から北の方向、ベギン会修道院東側の門とベガインホフ通りに架かる橋の風景。とてもロマンチックな名を持つ、愛の池。中世には北海との水運交易の内陸港だった所。今は木々が茂り、運河では水鳥が遊ぶ。
運河
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ベギン会修道院東側のベガインホフ通りに架かる橋から北側運河の風景。街が衰退して行った事が皮肉にも、かえってそれが繁栄していた中世の頃の景観や街並みを多く残す事となった。今、人気のあるブルージュは運河と赤レンガの建物が美しい、石畳の街並みに多くの観光客が訪れる。
ホテル
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一旦ホテルへ戻ります。
部屋から見た通りの風景。
チョコレート店
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ホテルの周辺を散策。
いくつものチョコレート店があった。
レース店
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ベルギーの誇る伝統工芸の一つ、繊細な美しさを持つベルギーレース。
レース専門店も数多く並ぶ。
店先では手編みのレース編みであるボビンレースの実演を行っていた。
市内夕景
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夕食にスピーゲルライ通りまで出かけました。通りに面した、この運河の風景はオードリー・ヘップバーン主演、尼僧物語のタイトルシーンに使われています。彼女はベルギー、ブリュッセルの生まれ。
市内夕景
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帰りは運河沿いをゆっくり散策しながらホテルまで帰って来ました。首都ブリュッセルの北西90kに位置するブルージュはベルギーはもちろん、ヨーロッパにおいても屈指の観光都市となっている。
ブルージュ夜景
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ブルージュの石造りの旧市街は夜景がとても美しい、との評判なので日が暮れてから出かけました。
ホテルの近くウォレ通りの風景。
ブルージュ夜景
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ダイフェル運河に架かる、ウォレ通りの橋から東の方向の風景。
ブルージュ夜景
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ウォレ通りの橋から東の方向の風景。
絞りを絞って、シャッター速度をスローにして撮影しました。
ブルージュ夜景
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鐘楼と運河の夜景。
どこを見ても絵になる美しい夜景だ。
ブルージュ夜景
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ウォレ通りの橋のたもと、運河巡りのクルーズ乗り場。
ブルージュ夜景
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ウォレ通りの橋の上から西側、聖母教会の方向の風景。
ブルージュ夜景
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マリア通りの橋から西側、メムリンク美術館の夜景。メムリンク美術館は12世紀に建てられた聖ヨハネ病院の跡地を改装して美術館としている。館内には当時の薬局が残されている。
ブルージュ夜景
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マリア通りの橋から東側の夜景。
旧城壁内のブルージュ旧市街はブルージュ歴史地区として、ユネスコ世界文化遺産に登録されている。
マルクト広場朝市
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次の日の朝、マルクト広場で朝市が開かれている、との事で見物に出かけました。
鐘楼を背景に朝市の風景。
マルクト広場朝市
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新鮮で色とりどりのな野菜やフルーツがてんこ盛り。マルクト広場の朝市は毎日開催されているわけでは無い。毎週水曜日、朝から昼までと決まっている。これは10世紀からの決まり事なのだそうだ。
マルクト広場朝市
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カラフルな花々の切り花を売っている花屋。
また他には、ベルギー・ワッフル、チョコレート、チーズ、パン、お菓子などの店が広場いっぱいに並ぶ。
マルクト広場朝市
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お肉の焼ける、香ばしくて美味しそうな匂いがしていたので近づく。大きな回転するロースターでローストチキンやソーセージを焼いているお店がありました。鳥の丸焼きや手羽先など、どれも美味しそう。
マルクト広場朝市
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大きなお店は、大型の牽引トレーラーに商品を積み込み、広場へ乗りつける。
荷台の横を開ければ、そのままお店に早変わり。
ブルージュ駅
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1984年に鉄道でブルージュに来た時の、ブルージュ駅の風景。
ブルージュ駅
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列車が到着したブルージュ駅の風景。
ベルギー国鉄が運行される。
現在は一日1本と本数は少ないが、国際高速鉄道タリスが乗り入れている。
ゲントの門
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ブルージュの観光はこれでおしまい。
これから南東にあるゲントの街へ向かいます。
ここはゲントポールト通りにある旧外壁門の一つゲントの門。
魔王ゲラルド城
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ゲントの街に到着。ここはレエプ通りの魔王ゲラルド城。日本語表記ではヘラルトとも記載されています。13世紀の城で、悪魔と呼ばれたゲラルド公の居城。名前とは裏腹に美しい城。現在は公文書館。
聖バーフ大聖堂
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魔王城から西へ、リンブルグ通りを進みます。
右は聖バーフ大聖堂、左奥は鐘楼。
聖バーフ大聖堂
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聖バーフ大聖堂へ到着。
大聖堂の中へ入ります。
礼拝堂の中央祭壇の風景。
聖バーフ大聖堂
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聖バーフ大聖堂の正面広場、バーフ広場に建つ像の台座にゲント出身の作家、ヤン・フランス・ウィレムスのレリーフが残る。
聖バーフ大聖堂は12世紀に建築が始まり16世紀に完成した。
鐘楼
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聖バーフ大聖堂の西に建つ鐘楼。14世紀頃に建てられた。鐘楼の東側に並び建つラーケンホールは繊維業者の会合に使われた。鐘楼とラーケンホールはベルギーとフランスの鐘楼群の1つとして、世界文化遺産に登録されている。
聖ニコラス教会
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鐘楼の西側に建つ聖ニコラス教会。
11世紀中頃の建設とゲントに残る建物では古い。
ただ実際は火災により13世紀に再建された。
王立劇場
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鐘楼の東側バーフ広場の北側に建つ王立劇場。
フランドル伯爵が建てた。
写真では見にくいですが、正面上部の壁面に見事な壁画が残る。
コーレンマルクト広場
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聖ニコラス教会の西側のコーレンマルクト広場は街の中心地で、カフェやレストランも並ぶにぎやかな通りもある。ゲントはブルージュから北西へ40k、首都ブリュッセルと後述するアントワープに次いで、ベルギー第三位の都市。
コーレンマルクト広場
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街角の風景。
中世ゲントはブルージュと同様にフランドル伯爵の街で、川や運河を利用した水運業で栄えた。
聖ミカエル橋
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コーレンマルクト広場を西に行くとレイエ川にでる。
川岸からレイエ川に架かる聖ミカエル橋の風景。
橋の奥には荘厳な聖ミカエル教会が建つ。
聖ミカエル橋からの風景
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レイエ川の両岸には中世の石造りの建物が残る。多くは豪商達のギルドハウス。特に聖ミカエル橋が掛かる辺りの西岸をコーレンレイ、東岸をグラスレイと呼ぶ、当時の埠頭が残る場所。写真奥のお城は後述するフランドル伯居城。
ペンスマルクト通り
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レイエ川の東岸、グラスレイを北へ歩く。
ペンスマルクト通りに差し掛かる。
この辺りには15世紀初めに建てられた大肉市場と呼ばれる食肉市場があった。
レイエ川の風景
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大肉市場の前を東へ行くとクライネ・フィスマルクト橋があり、その橋からのレイエ川風景。西側方向の風景で、分岐している運河の左側がグラスレイ。また、この辺りの埠頭をクラーンレイと呼び、レイエ川観光の船の乗場もある。
フランドル伯居城
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クライネ・フィスマルクト橋を渡り、北へ行くとフランドル伯居城がある。
シリアの十字軍時代の城塞、クラック・デ・シュバリエをモデルに堅固な城を建てた。
フランドル伯居城
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城の周りは石造りの高い城壁に囲まれており、入り口は正面の一か所。
フランドル伯居城の内部の風景。
筆者が訪れた時には場内でドラマの撮影をしていた。
フランドル伯居城
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城内から城壁の上に登る事ができ、登ってみました。
城壁の上からの風景。
鐘楼など多くの建物を一望できる、素晴らしい景色があった。
金曜日広場
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フランドル伯居城からクラーンレイを通り、東へ進むと金曜日広場がある。
広場には百年戦争の時代、この地方の政治家で指導者だったヤコブ・ヴァン・アルテベルデの像が建つ。
聖ヤコブ教会
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金曜日広場を東へ行くと、直ぐの所に聖ヤコブ教会がある。
教会が建つ広場はバイ・シント・ヤコブス広場。
聖ヤコブ教会は11世紀末に建てられ、その後再建されている。
アントワープ
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次の街はベルギー第2の都市、50万人を有するアントワープ。
ここはアントワープ中央駅。
アントワープ中央駅
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ベルギー国鉄の列車が運行されているアントワープ中央駅。
アントワープはゲントから北西に40kの所に位置する。
アントワープ中央駅
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オランダ国境に近いベルギー北部の街アントワープ。
国際高速鉄道タリスが運行されており、オランダのアムステルダムやフランスのパリまで直通で行ける。
アントワープ中央駅
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巨大なドーム状の屋根を持つプラットホームの風景。
筆者が訪れた当時は行き止まりの駅だったが、今は駅の地下にトンネルができ、高速列車では通過式の駅になった。
ライス通り
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アントワープ中央駅を西へ行く。
ここはにぎやかなライス通り。
アントワープの観光地図を掲げるドナルド・マクドナルド。
メイアー通り
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さらに西へ行くと、アントワープの銀座通りのメイアー通りに出る。
メイアー通りのオープンカフェの風景。
ルーベンスの家
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メイアー通りを西へ行くと左手にワッペル広場があり、ここを南に行くとルーペンスが晩年を過ごした館、ルーペンスの家がある。
藤の花がきれいなルーベンスの家の風景。
ルーベンスの家
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アントワープが生んだ世界的大画家ルーベンス。
彼が住居兼アトリエとして1610年から5年間も掛けて建てた。
現在は市立博物館として一般に公開されている。
フルン広場
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ルーベンスの家から西へ行くとフルン広場に出る。
広場の中央にはルーペンスの銅像が建ち、広場の北側にはアントワープ大聖堂がそびえ立つ。
フルン広場
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フルン広場の北西角から東の方向の風景。
広場に面して建つヒルトンホテルのクラシックな建物が印象的。
フルン広場
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フルン広場は市民の憩いの場。
ベンチでくつろぐお祖父ちゃんと孫娘。
『大きくなったら、おじいちゃんに似なきゃいいけど・・・』
アントワープ大聖堂
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フルン広場北側に建つアントワープ大聖堂はベルギーは元より、ヨーロッパで最も大きな教会の一つ。
14世紀中頃から建築が始まり、完成までには200年も掛かった。
ノートルダム大聖堂や聖母大聖堂とも呼ばれる。
アントワープ大聖堂
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大聖堂の中へ入ってみました。聖堂内部の美しいステンドグラス。聖堂内にはルーベンスの絵画が飾られている。フランダースの犬の物語の終わり、ネロとパトラッシュはここでルーベンスの絵を見ながら、天使達に手を引かれて天に召された。
グローテ・マルクト広場
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アントワープ大聖堂から北側に行くとグローテ・マルクト広場がある。写真は広場北側に建つギルドの館。
商人達の組合だったギルドは職業毎に構成され、ギルドの館も個々に建てられている。この広場にはのは樽職人、呉服商、大工など、様々なギルドの館が残る。
グローテ・マルクト広場
112/150
広場西側にはアントワープ市庁舎が建つ。
16世紀中頃のルネサンス建築。
スペイン軍に攻撃され壊されたが、後に再建された。
観光馬車
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グローテ・マルクト広場を走る観光馬車。
石畳の道に蹄鉄の音を響かせて旧市街を一巡りする。
ステーン城
114/150
市庁舎から北西に向かうとスケルト川に出る。川沿いの港の近くにステーン城が建つ。これは9世紀頃に建築された、北方バイキングの襲来に備えた城塞。今に残る建物は19世紀の物。現在は国立海洋博物館として使われており、館内では帆船や汽船の模型、航海用具や海図などの海運に関する展示がされている。
地下鉄
115/150
アントワープの街は夜景もきれいだとの事。
日が落ちてから、地下鉄に乗って出かけました。
大聖堂の夜景
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フルン広場とグローテ・マルクト広場へやって来ました。
ライトアップされた大聖堂の夜景が美しい。
アントワープはダイヤモンドの取引量世界一を誇り、カット・研磨も含めてダイヤ産業の中心地となっている。
大聖堂の夜景
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アントワープ大聖堂の尖塔はベルギーとフランスの鐘楼群の1つとして、世界文化遺産に登録されている。
ブルージュが衰退して行く中、15世紀後半には港町として重要視され、ブルージュから多くの外国商館が移転してきた。
市庁舎の夜景
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市庁舎の前にはブラボーの噴水がある。ブラボーとはベルギー伝説に登場する巨人のローマ戦士、シルヴィウス・ブラボーの事。アントワープ、現在ではスケルト川東岸に世界有数の湾岸地域を持ち、ヨーロッパ最大のコンビナートを持つ工業地域となっている。
地下鉄
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夜景を堪能し、再び地下鉄で帰ります。
地下鉄と言っても、路面電車を地下で走らせているだけの様なアントワープの地下鉄。
これでアントワープの観光はおしまい。
アルデンヌ地方へと向かいます。
ナミュール
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アントワープから南へ90k、ブリュッセルから南東へ60k、ベルギー東南部アルデンヌ地方の町ナミュール。
これは高台にある城砦、シタデル。
これから上に登ってみます。
シタデル
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中世初期にゲルマン人によって築城されたシタデルはナミュールの町のシンボル的存在。
くねくねとしたパノラマ道路をバスで登る他に、ロープウェイが通じている。
シタデルからの風景
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シタデルからはナミュールの町を一望できる。
まずは町の南側、新市街の風景。
流れる川はマース川で、その上流方向の風景。
シタデルからの風景
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マース川の下流方向の風景。
マース川はフランス北東部を源流とし、ベルギーを縦断した後、オランダで北海へと流れ出る。
シタデルからの風景
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マース川とシタデルの城砦。
交易の要衝だったこの地は度々戦禍を被り、その度に城砦は堅固に強化されて行った。
その城砦も、今では格好の展望台となっている。
シタデルからの風景