ボツワナ共和国(ボート・サファリ)
チョベ川の風景
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これからサファリの楽しみ方の、もう一つのチョベ川でのボート・サファリに出かけます。
ボートの乗り場近くからチョベ川の風景。
チョベ川の風景
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木に沢山のウが止まっていた。
この辺りのチョベ川の風景は、岩場が多く、流れも比較的速く、草原の風景とは異なった姿を見せてくれた。
ボート・サファリ
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ロッジの敷地内にある、川岸の桟橋からクルーズ・ボ-トに乗船。
水辺に集まる沢山の動物との出会いを求めて、リバークルーズの開始。
カバ
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カバはほとんどの時間、水中にいる。
それは脂肪は分厚いものの、表皮はとても薄く、水分が直ぐに体外へ出てしまい、皮膚が乾燥して裂けてしまうから。
カバ
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カバは多くは昼間は水中で、夜間は陸上に上がって草を食べる。
日中に陸に上がる場合も、水場からそれ程離れない。
カバは泳ぎが得意との事だが、実際は川底を歩いている。
ゾウ
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アフリカゾウ。
やはりとても大きいので、迫力満点だった。
チョベ国立公園の特徴は、ゾウの生息数の多さ。
野生動物がいる世界の自然公園の中でも、トップクラスの公園として知られている。
ゾウ
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びしょ濡れのゾウ達。
ゾウは良く水浴びをする。
暑さを防いだり、体に付いた虫などを取るため、鼻で吸い込んだ水を掛けたり、川に入ったりする。
ゾウ
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こちらのゾウは泥がこびりついていた。
ゾウは水浴びをした後、よく泥を身体に塗る。
これは直射日光から肌を守る事と、水浴びをして潤った肌の乾燥を防ぐため。
ゾウ
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群れで移動していたアフリカゾウ。
群れはメスが数頭と子ゾウで構成され、若いオスのゾウ以外のオスは群れを離れる。
ボートサファリ
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アフリカゾウの群を背景に、クルーズ・ボ-トに乗る筆者近影。
チョベ国立公園だけで5万頭はいるとされるアフリカゾウ。
ジンバブエ北西、ナミビア東部のカプリビ回廊を併せると10万頭にもなる。
ゾウ
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実はチョベ国立公園にいるアフリカゾウは、牙が少し短い。
ゾウはミネラルを摂取するため、土を食べる。
ここの土はカルシウム分が少し少なく、巨大な象牙を持つものは少ない。
ヌー
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草を求めて、サバンナの大群での大移動が有名なヌー。
これはヌーの一種、オグロヌー。
大人で200k以上にもなる大型だが、ライオンやヒョウなどの狩りの獲物となる。
バッファロー
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アフリカ水牛、バッファロー、近寄るとけっこう威嚇してきて、なかなか迫力があった。
一旦、下に下がって曲がる角が特徴で、おでこは角の付け根でコブの様になっている。
性格は気性が激しく凶暴だが、ライオンの獲物になる。
ヒヒ
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岸辺にいたサバンナヒヒ。
人の様に座り込んで、こちらを見ている。
雑食で、何でも食べる。
草食動物の子供も襲う。
ヒヒ
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サバンナヒヒ。
畑を荒らすので、農民には大敵。
ロッジ近くにも出没し、人様の物を良くかっぱらう、極悪者。
クドゥ
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川沿いのブッシュにいたクドゥ。
手前がメスで、奥はオス。
オスのねじれた角はとても長い。
クドゥ
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メスのクドゥ。
クドゥは4種ほどあり、南部アフリカに多くいるのはケープ・クドゥ。
昔から肉は食用、角は工芸品や角笛、革も革製品にと、人間に利用されて来た。
ライオン
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遠くにいたライオン。
かつてライオンはアフリカ大陸の、砂漠以外のほぼ全域やアラビア半島、中東からインドに掛けて生息していたが、ほとんどの地域で絶滅した。
ライオン
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よく見ると、首輪をしているが、これは生態を把握するためのGPS付き首輪。
インド北西の国立公園で、亜種のインドライオンが僅かに保護、生息しており、対してアフリカに生息する本種を、アフリカライオンと呼んでいる。
イボイノシシ
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これはイボイノシシの一種、ケープイボイノシシ。
アフリカ中南部のサバンナに広く生息する。
ほっぺたと目の下にイボがある。
イボイノシシ
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草原でよく見かけるイボイノシシだが、水辺にもエサを求めて来ていた。
特徴的な、上に突き出たキバだが、穴掘りに使われると思っていたが、違い、戦闘用だとの事。
ワニ
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気性が荒く、とても凶暴なナイルワニ。
数あるワニの種の中で、最も大型で、最も噛む力が強い。
大人になれば、殆ど敵がいない。
ライオンでさえ、水辺ではナイルワニのエサになる。
ワニ
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ナイルワニはその強靭さから、古代エジプトにおいて信仰の対象となっていた。
雨期に20個ほどの卵を産む事から、多産の象徴として崇められた。
毎年の産卵場所は、ナイル川が増水しても水に浸からない場所を選んでいたため、古代エジプト人はその年の氾濫範囲を予測していた、と言う。
ワニ
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古代エジプト神話の神、セベクはナイルワニの頭を持つ姿として、壁画などに描かれている。
セベク神は、ナイルの豊穣の神とされた。
王、ファラオはナイルワニをミイラにし、セベク神への捧げ物とした。
ウ
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草原に首を伸ばしていた鳥は、鵜の仲間、アフリカヘビウ。
首がヘビの様に細長く、くねっている姿からヘビウと呼ばれる。
水に潜り、尖ったクチバシで魚を突き刺して捕獲する。
この様に岸辺で羽を広げるのは、水に潜った後、羽を乾かすため。
ワシ
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エサのヘビでも見つけたのか、地に下り立つアフリカン・フィッシュイーグル。
大型の鳥で、羽を広げると2mにもなる。
頭から胸は白色、腰は茶色、羽は黒の3色に分かれる事から、和名でサンショクウミワシとも呼ぶ。
ウ
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木の枝に止まっている、こちらの鳥はアフリカカワウ。
日本でも、池や川の木に群れで止まっているのを、よく見かけるカワウの仲間。
長良川の鵜飼でも知られるが、コロニーを作り、大量の真っ白なフンによる汚染が、都会では問題になっている。
ハゲワシ
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肉食の猛禽類も見かける。
頭から首根っこにかけて白色なので、これはハゲワシの一種、シロエリハゲワシだろう。
ライオンなどの食べ残しを頂戴して生きている。
岸辺にいたので、ワニの食べ残しを狙っているのかな。
サギ
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首の長い、なかなか美しい水鳥。
サギの仲間なのだが、ダイサギかチョウサギか区別が付かない。
口が目の後ろまで伸びている事と、大きかったのでダイサギだろう。
レンカク
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チドリの仲間のレンカクの一種、アフリカレンカク。
川や池、沼地などの水辺に生息する。
指先がとても長く、水草の上を歩くのが得意。
鳥の大群
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チョベ川の空を飛ぶ鳥の大群。
チョベ国立公園の、特にチョベ川流域では、多種多様な鳥類を見る事ができる。
水鳥も豊富だ。
川を渡るゾウ
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ボートサファリでアフリカゾウの群れを見ていると、突然にゾウたちがチョベ川に入って行った。
チョベ川を渡る様だ。
偶然でしか、なかなか出会えない、貴重な光景らしい。
川を渡るゾウ
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クルーズ・ボ-トからの風景。
川を渡るゾウの風景は、ボートサファリならではの、他のサファリではめったに見る事ができないので、近くにいた別のグループも、大急ぎで近付いて来た。
川を渡るゾウ
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対岸の岸辺にたどり着いたゾウの一団。
群れには、まだ小さな子ゾウもいた。
背が水深に足りていないので、まだ短い鼻を精一杯、潜水時に使うシュノーケルの様に伸ばして渡っていた。
川を渡るゾウ
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川に浸かった下半身だけ、水浸しになっている。
向こう岸のナミビアから、食べ物を探して移動するゾウたち。
彼らには国境は無い。
夕日
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さて、そろそろボートサファリも終了、ロッジへ帰ります。
チョベ川の草原に落ちる夕日。
毎日、夕日は見たが、美しい夕日は飽きる事は無い。
夕景
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サンセット風景。
美しい夕景を背景に、シルエットになっているゾウの風景。
けっこう絵になる。
夕景
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逆光の夕日の中、シルエットのアフリカゾウ。
ボツワナの観光地の中で、最も行きやすく、メジャーな所として知られているのが、チョベ国立公園だ。
ロッジ
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ライトを灯した、チョベ川からのロッジの風景。
モワナ・サファリ・ロッジでは2泊でしたが、もっと長期に滞在したい、とても良いロッジだった。
桟橋
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ロッジの桟橋に到着、美味しい夕食が待っています。
とっても楽しいボートサファリでした。
チョベ国立公園は、ジンバブエのビクトリア・フォールズの街から西へ70K程と近いため、ビクトリアの滝と一緒に巡るケースが多い。