ここは中国の少数民族の一つ、苗（ミャオ）族が暮らす村。

この村に苗族の伝統文化に触れる観光村がある。
今回はその観光村に参ります。

ここは苗族の観光村、苗族風情園。
苗族の伝統的な踊りなどを見せてくれる。
その入り口ゲートの風景。

苗族風情園での催しが始まりました。
苗族に伝わる伝統的な民族舞踊だ。

中国全土を考えた場合、人口の９割が漢民族で、少数民族は１割にも満たない。
その少数民族も５５の民族に分かれる。
ただ、湖南省など中国の南部では少数民族の比率は増える。

苗族は中国の少数民族の一つ。
中国南方の雲南省や隣の貴州省、ここ湖南省に大半の人が暮らし、その他四川省や広東省などに暮らしている。
苗族は山間に田畑を作って暮らす農耕民族で、中国以外にもベトナムやラオスなどの山岳地帯にも暮らしている。

民族舞踊の、このパートでは若い男女が笛や太鼓に合わせてリズミカルに、またコミカルに踊っていた。

苗族をミャオ族と呼ぶが、実際に苗族の人たちは自分たちの事をミャオ族とは呼ばない。
一般にモン族と自称している。
ミャオ族と発音しているのは人口の９割の漢民族だけで、漢民族の人たちはニュアンスとして漢民族よりも低い立場で見る、差別的な表現も混じっている。

このパートでは田植えの仕事をモチーフにしている。
民族舞踊の多くのパートに出ていた、このお嬢さん、入り口ゲートで出迎えてくれた女性の一人だった。

伝統的舞踊以外にアクロバットの見世物も行われた。
祈祷師が４人、角笛を吹いて占った後、裸足になった女性の方が、台にある刃物の上を、平均台の様に渡っていた。
見ていたこちらが痛くなる。

こちらでは若い男が刃物が刺さった棒を上まで登る。
実際の切れ味を、木片を使って見せていた。
しかし、これも古来から受け継がれている伝統芸なのか。

苗族風情園の観光はおしまい。
苗族の村の入り口に建っていた、門の上に櫓が乗る櫓門の風景。
古そうに見える。