中華人民共和国(広東省)
広州
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広州への飛行機からの市内風景。
広州空港
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飛行機から旅客ターミナルビルへ続くボーディング・ブリッジからの駐機場風景。
とにかく広い空港で、ゲート間の移動は徒歩では時間が掛かるため、電動のカートが運行している。
広州空港
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旅客ターミナル内の風景。
正式には広州白雲国際空港。
広州空港
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空港ターミナルビル入り口付近の風景。
広州空港は北京空港、上海空港と匹敵する大空港。
広州市内
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広東省の省都、広州市。
市内の公園風景。
広州市内
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広州市内を走る鉄道の風景。
市内には鉄道ターミナルとして広州駅、広州東駅、広州南駅があり、北京・上海や香港への高速鉄道が走る。
広州市内
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繁華街へ来ました。
ここは第十甫路。
大通りではないが、レストランやホテル、ショップやお土産屋などが並ぶ、にぎやかな通り。
広州市内
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通りの露店で売っていたマンゴスチン。
果物の女王と呼ばれる。
広州市内
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こちらはライチ。
レイシとも呼ばれる。
日本でもなじみ深く、筆者も通う大阪を中心とした担々麺のチェーン店では、食後の口直しにライチが付いている。
広州市内
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これから昼食に。
食は広州にあり、とも呼ばれる位、広東料理は名高い。
その中でも飲茶の中心となる点心料理は有名。
広州市内
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ここは飲茶の名店、蓮香樓。
茄子とアヒル肉、牛肉とブロッコリー炒めなど12皿ほど頂きました。
広州市内
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蓮香樓の一階は中国菓子の売店になっていて、買い求める客で一杯だった。
広州市内
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中国菓子の中でも、ここ蓮香樓で有名なのが月餅。
様々な月餅が置いてあり、一般的な小豆餡の他にハスの実餡などがあり、松の実やクルミを入れたもの、中にはアヒルの卵の黄身入りなどもある。
広州市内
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様々な中国饅頭。
甘い香りが店内を漂う。
陳氏書院
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ここは陳氏書院。
入口がある建物、前院の風景。
陳氏書院
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陳氏書院とは陳一族が祖先の位牌を祀り、霊を祭るために建てた祠堂の事で、陳家祠とも呼ばれている。
陳氏書院
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陳氏は古代王朝の周の時代に、武王より現在の河南省辺りに土地を与えられ、建国した陳国を発祥とする一族。
陳氏書院
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入口に据えられていた石造りの銘板。
陳氏書院
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前院の屋根、冠瓦の上の棟飾りは大層な焼き物の装飾が使われている。
陳氏書院
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陳氏書院の門前には陳家祠広場があり、その広場に建つ牌坊。
牌坊とは元々は集落などの入口に建てられた正門だったが、現在は形骸化し、施設などの標識やシンボルとして設置されている事が多い。
陳氏書院
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陳氏書院の正面入り口。
これから中へ入ります。
陳氏書院
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建物内の風景。
陳国は弱小国であり、春秋時代に大国の楚に侵略され滅亡する。
陳国の人々は離散し、流浪の民となった。
陳氏書院
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壁には細かな木工彫刻工芸品が据えられている。
とても精巧な彫刻だ。
陳氏書院
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散り散りになった人達が母国の陳の名を名字とし子孫へ受け継ぐ。
その末裔の人々が現在の陳一族。
陳氏書院
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中庭の風景。
敷地内に中庭を中心に東西南北に東院、西院、前院、後院が建ち、それぞれは回廊で結ばれている。
陳氏書院
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回廊の屋根、棟飾りの装飾。
屋根以外にもいたる所に、この様な焼き物や彫刻が飾られている。
モチーフとされているのは中国古典の故事に登場する人や動物。
陳氏書院
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広東省にまで南下して来た陳一族は、清王朝時代の1890年に、ここに陳家祠を着工し、4年間で建築した。
陳氏書院
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屋根に置かれた、しゃちほこ。
日本ではお城の天守閣に据えられる物が有名。
頭はトラで胴は魚、火除けの守り神。
陳氏書院
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建築資金は、広州に住む陳の名字の人々がお金を持ち寄り建設したと言う。
陳氏書院
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陳氏書院は工芸品が野外展示されている美術館と言えるほど、見ていて楽しい所。
陳氏書院
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置かれていた工芸品。
陳氏書院の書院とは中国での学校の事で、陳一族が官僚登用試験である科挙に合格するための教育の施設でもあった。
陳氏書院
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建物をむすぶ回廊。
科挙受験の学校として使われてきたが、科挙制度が廃止された後は陳氏実業学堂と名を変え、広州市の行政幹部学校となる。
陳氏書院
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裏手にある庭園。
建物自体は、典型的で伝統的な広東地方様式で建てられている。
陳氏書院
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現在は、歴史文化的価値が高い史跡として、日本で言う所の重要文化財に指定されている。
陳氏書院
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まるでジオラマの様な装飾。
物語の一場面を題材にしている。
陳氏書院
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現在は敷地内に陶器・玉器・宝石・書画・刺繍工芸など、中国南方や広東省の伝統工芸品、美術品を数多く展示しており、広東民間工芸博物館となっている。
陳氏書院
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一度は文化大革命時代に荒れ果ててしまうが、修復され現在に至る。
風化し、少し色あせたと言えど、保存状態は良い。
陳氏書院
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裏側の出入り口。
門柱に広東民間工芸博物館とある。
六榕寺
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所変わって、ここは六榕寺。
入口の門には六榕の額が据えられている。
六榕寺
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六榕寺は仏教寺院。
広州の代表的な名刹。
六榕寺
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この塔は六榕寺境内に建つ六榕寺花塔。約58m。
広州で最も古い建築物とされる。
六榕寺
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北宋時代、この寺の境内には6本の大きなガジュマルの樹が立っていた。
ガジュマルは榕樹と記述される。
六榕寺
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花塔の前に建つ鉄灯篭。
この最上段に小銭を投げ入れ、すっぽりと入ればご利益があるらしく、多くの人が投げ入れていた。
一度ではうまく入らず、成功するまで繰り返す人も。
六榕寺
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北宋時代の詩人、書家であり、政治家でもあった蘇東坡が、この寺を訪れ、境内の6本の榕樹を見た時、その見事さから六榕と評した。
六榕寺の名の起こり。
六榕寺
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花塔は境内の中央に位置し、元々は千仏塔として建てられた。
塔の天辺がめしべ、外観が重なった花びらに似ていて、塔が花の様に美しい事から、後年に花塔と呼ばれるようになった。
六榕寺
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南北朝時代の創建で、宝荘厳寺の名となる。
北宋時代に焼失したが、再建され淨慧寺と改められた。
左の建物は大雄宝殿。
六榕寺
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大雄宝殿の正面。
大雄宝殿は大仏殿で、ここには大仏様が3体鎮座する。
六榕寺
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常香炉で線香を奉納する参拝者。
線香の煙を浴びるとご利益がある。
元々は参拝前に身を清めるための行い。
六榕寺
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この建物は観音殿。
六榕寺は広州の10大観光名所と4大名寺にされており、花塔は広州重点文物保護単位に指定されている。
六榕寺
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六祖堂と花塔。
六祖堂には禅仏教南宗の禅宗六祖、盧慧能の像が安置されている。
六榕寺
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禅僧の盧慧能の銅像。
盧慧能は即身仏となりミイラにされたと言う。
現在ミイラは広州の北、韶関の南華寺に安置されている。
六榕寺
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蘇東坡の石像。
蘇東坡は蘇軾とも呼ぶ。
中華料理にある豚の角煮の東坡肉(トンポーロー)は蘇東坡に因む。
六榕寺
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境内に立っていた菩提樹の大木。
六榕と呼ばれたガジュマルの樹は、今はもうない。
六榕寺
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仏様が安置されている補榕亭。
広東省は中国の中では海南省に次いで南に位置する。
その海南省も30年ほど前までは広東省であった。
六榕寺
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屋根の上にいた白猫。
広州は大河、珠江の下流域に位置し、珠江の河口は広大な三角州、珠江デルタとなっている。
珠江の河口部はとても広く、東に香港、西にマカオがある。
六榕寺
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六榕寺のチケット売り場。
筆者は5月下旬に訪れたが、広州は南に位置するためか、とても暑く、雨が降れば不快指数100%かと思うほどの蒸し暑さだった。
六榕寺
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花塔は仏塔であり、雲裕法師が釈迦の遺骨、仏舎利を宝として安置した。
8角形の9層の塔だが、内部は17階建て。
六榕寺
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六榕寺の出口の風景。
これで広州の観光はおしまい。
飛行場へ向かいます。
飛行場
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広州空港の国内線出発入り口付近の風景。
飛行場