中華人民共和国(西逓村)
西逓村
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安徽省では西逓村と黄山を旅します。
まずは西逓(せいてい)村を訪れました。
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入口前の広場。
左の建物には售票処の看板が。
入場チケット売り場だ。
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入り口ゲートを進むと壮大な閣、走馬楼が建つ。
清王朝の6代皇帝、乾隆帝の時代後期に建てられた。
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走馬楼を通り、進むと池があった。
池のほとりに沿って奥へと進む。
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この建造物は胡文光碑楼。
中国伝統的建築様式の門の一つ、牌坊。
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胡文光碑楼を裏から。
牌坊は古代より集落の出入り口に建てられており、胡文光碑楼も西逓村の集落の入り口前の広場に建っていた。
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胡文光碑楼のそばに立つ説明文。
胡文光と言う村出身の富豪が建造した牌坊で、5階建3棟。
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西逓村の建物風景。
西逓村へは杭州から屯渓まで3時間ほど走り、そこから更に1時間ほど掛かる。
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西逓村の集落への入り口風景。
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西逓村入口にあった石製の銘板。
西逓村は中国政府から西逓村古建築群として文化財に指定されている。
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通りに面した古建築の家々。
実際に人々が暮らし、中にはショップやレストラン、ホテルとして利用している建物もある。
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村の通りの風景。
通りと言っても路地裏の様な雰囲気。
白壁もくすんでしまって、すすけた色になっている。
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小物、民芸品を売っているショップ。
入口上には上下逆さまの福の字が。
これは倒福と呼ばれる正月・春節の頃の縁起物の風習。
福が到る(到福)と福が逆さま(倒福)と発音が同じ事から倒福とし、逆さ福の文字を門の上に貼る様になった。
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西逓村古建築物は300棟ほどあり、その半数ほどが一般に公開されている。
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名のある古建築物には銘板が付いている。
この建物は曠古斎。
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曠古斎の中へ入ってみました。
ここも一般公開されている古建築物の一つ。
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山水画の掛け軸が掛かるここは客間。
客用のテーブルが中央に、左右の半円のテーブルは主人用。
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ショップの建物。
レンガ造りに漆喰の白壁、独特の馬頭壁が特徴的な、この建築様式は徽州建築、あるいは徽派建築と呼ばれている。
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通りを歩いていると、どこからともなく、香しいお酒の匂いが漂って来た。
紹興酒だ。
杭州南の紹興が産地として有名だが、隣の安徽省でも造られる。
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次は瑞玉庭。
説明文には可愛くて気品のある他には無い庭園と紹介されている。
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中に入ると、鉢植えの、盆栽などが置かれた中庭があった。
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瑞玉庭は清王朝第9代皇帝、咸豊帝の時代に建築された。
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色あせた白壁の通りはモノトーンの世界を創り出し、過去へタイムスリップした様な錯覚を起こさせる。
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ここは西園。
宋王朝時代の初期頃、人が集まり村となったのが西逓村の起こり。
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西園の中庭風景。
清王朝第8代皇帝、道光帝の時代に建築された。
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西園は胡文照からなる胡氏一族の子孫の屋敷跡。
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東園の入り口の門。
胡文照の親類筋の屋敷跡。
清王朝第5代皇帝、雍正帝の時代に建築された。
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西逓村に暮らす村民の家族。
唐王朝第22代皇帝、昭宗帝の子孫にあたる胡氏が戦乱から逃れてこの地に住み着く。
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村の中の通りでは大きな通り。
村の中を水路となっている小河が流れる。
この小河は前辺渓。
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村の中を流れる小河は3本ある。
北から社屋渓、前辺渓、後辺渓。
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ここは敬愛堂。
西逓村の中心に位置していて、胡氏一族の胡仕享を祀った祠堂。
明王朝第14代皇帝、万暦帝の時代に建築されたが焼失。
現在に残る建物は清王朝6代皇帝、乾隆帝の時代の再建物。
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敬愛堂の中。
祠堂とは仏教において先祖の位牌を祀ってある御堂の事で、祖先の霊を祭る所。
敬愛堂の名には胡氏一族の先祖や家族に対する思いが込められ、付けられている。
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敬愛堂の中。
西逓村の古建築物はどれも小さく、狭い建物が多かったが、敬愛堂は広々している。
村に残る祠堂の中では最大。
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小河の有る通りの風景。
前述の前辺渓と南にある後辺渓は西で合流して西渓となり村の出口へ流れ、後辺渓と合流する。
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細い路地裏。
明王朝時代に入り、胡氏一族は商いで成功し、西逓村は繁栄していく。
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小さなお店。
揚げパンや揚げ餅、焼き餅などを売っている。
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中国国内の、特に都心部では無くなったり、姿を変えてしまった中国古代の農村の面影を濃く残している。
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ここは追慕堂。
胡一族の分家を祀った祠堂。
清王朝6代皇帝、乾隆帝の時代末期の建築物。
入口は閉ざされ、入れなかった。
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ここは古綉楼。
西逓村の建物は明王朝から清王朝時代の古建築物がほぼそのまま保存されており、古民居の博物館とも称されている。
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商人として繁栄した胡氏一族、前国家主席の胡錦濤さんも全国にいる胡氏一族の一人。
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観光はおしまい。
入口から胡文光碑楼の風景。
胡文光碑楼は明王朝第14代皇帝、万暦帝の時代、胡文光が朝廷に遣わされた事を記念して建築された。
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西逓村は、もう一つの古建築群が残る宏村と共に、安徽南部の古村落-西逓・宏村としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
徽派建築