パリの玄関口、シャルル・ド・ゴール空港。
筆者が訪れた時はまだコンコルドが現役だった。

セーヌ川の風景。
今回のフランス旅行では、パリ市内はほぼ通過。
主要な名所を駆け足で一回りしました。

セーヌ川の川岸に並ぶブキニスト。
古本の露天商達の事。
本だけで無くブロマイドやポスターなど、沢山の印刷物を扱っている。

パリの象徴、エッフェル塔。
１８８９年、パリ万博のために建てられた。
建設後１３０年近くも経つ。
水圧式のエレベーターなどは当時のまま、今でも現役で動いている、との事。

建設当時はパリの街には似合わない、との声が多く、不評だった。
パリ万博後は解体予定だったが、電波塔として軍が利用する事になり解体は免れ、今ではパリを代表する観光名所となった。

エッフェル塔の西側、セーヌ川の対岸にあるトロカデロ広場。
中央の噴水のある池の奥、少し小高い丘に建つのはシャイヨー宮。
パリ万博時の展示会場で、現在では博物館となっている。

写真はルーブル・ピラミッド。
ガラス張りのルーブル美術館入り口の建造物。

金色のドームの礼拝堂は地下にナポレオンの棺が安置されている事で知られるアンバリッド。
元々は１７世紀、倒れた兵士を看護する軍病院だった施設。
正式にはオテル・デ・ザンバリッドと言う。

この辺りはカルチエ・ラタンと呼ばれる学生街で、多くの大学も建つ。
写真はカルチエ・ラタンのパンテオン。
キュリー夫人や文豪ビクトル・ユーゴー、哲学者ルソーなど、偉人たちが眠る霊廟。

コンコルド広場から凱旋門まで続く大通り、シャンゼリゼ通り。
通りの中心地では両側にカフェ、レストラン、ブランド品店などが立ち並び、とてもにぎわう。

シャンゼリゼ通りを西へ行くとシャルル・ド・ゴール広場があり、そこに建つのが凱旋門。
正式にはエトワール凱旋門と言い、ナポレオンによって１８３６年に建設された。
だが既にナポレオンは亡くなっており、凱旋門をくぐったのは彼の棺だった。

セーヌ川の中州であるシテ島に建つ大聖堂カテドラル、ノートル・ダム寺院。
２つの塔を持つ大聖堂正面ファサードの風景。

ノートル・ダム寺院の東に位置するヨハネ２３世公園からの風景。
手前の建造物はヴィエージュ(聖母)の噴水。
とても細長い造りとなっている。

ノートル・ダム寺院はパリのセーヌ河岸の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。

セーヌ川対岸から見たノートル・ダム寺院とセーヌ川クルーズの船。
世界遺産パリのセーヌ河岸には他に主なものとして、前述のエッフェル塔、シャイヨー宮、ルーブル美術館、アンバリッド、シャンゼリゼ通りなどが含まれる。

セーヌ川に架かるアルシュヴェシェ橋から東方向の風景。
中央の橋はトゥールネル橋。

カルーゼル橋からセーヌ川下流、西方向の風景。
左の橋はパリで３番目に古いロワイヤル橋。
右の建物はルーブル宮殿の北西角、ルーブル学校。

ここはリヨン駅。
これから高速鉄道ＴＧＶに乗車します。

リヨン駅に建つ時計塔。
現在の駅舎は１９００年の建築で、当時のレトロな雰囲気を残している。

リヨン駅プラットホームの風景。
リヨン駅の歴史は古く、１８４９年にフランス国鉄の前身のパリ・リヨン鉄道の始発駅として開業した。

リヨン駅プラットホームの風景。
ここは地上ホームで行き止まりのプラットホーム。

行先案内板。
行く方面によって鉄道のターミナルが異なり、北駅、東駅、リヨン駅、オーステルリッツ駅、モンパルナス駅、サンラザール駅の６駅が代表的。

高速鉄道ＴＧＶに乗り込みます。
ここからスイス、ジュネーブまでの鉄道の旅。

ＴＧＶ車両の風景。
パリに有る大きな鉄道駅はパリ中心地から少し外れにある。

ここからはパリ市内を巡る二階建てのツアー・バスでの観光です。
スタートはコンコルド広場から。
右の建物はジュ・ド・ポーム国立美術館。
ここからの写真とビデオは１９８４年当時のもので、画質は悪いです。

コンコルド広場からの風景。
シャンゼリゼ通りとシャルル・ド・ゴール広場、凱旋門が見える。

シャルル・ド・ゴール広場に建つエトワール凱旋門。
これから地下道をくぐって凱旋門へ向かいます。

門の下へ向かう。
凱旋門内側の風景。
柱のところには階段があり、上まで登れる。

凱旋門の柱の部分に刻まれていた彫刻。
ラ・マルセイエーズ、１７９２年の義勇兵の出陣と呼ばれる彫刻で、フランス革命へと進むマルセイユ義勇兵を描いたもの。

こちらは１８１０年の勝利と呼ばれる彫刻で、オーストリアとの戦いの後、シェーンブルンの和約を承認させたナポレオンを描いたもの。

シャルル・ド・ゴール広場から南東へ延びるシャンゼリゼ通りの風景。
広場前の道路はロータリーとなっていて、凱旋門を中心に放射状に１２本の道路が延びる。
その形から以前はエトワール(星)広場と呼ばれた。

アルマ橋付近からエッフェル塔の風景。
エッフェル塔は後ほど訪問します。

オルセー美術館の西側、セーヌ川に架かるソルフェリーノ橋。
木の板でできた橋だが、今は無い。
付け替えられ、現在はレオポール・セダール・サンゴール橋が架かる。

オルセー美術館。
１９世紀の作品を収集している。
元々の建物はナポレオンが建てたオルセー宮。
その後、オルセー駅の駅舎にもなった。

左の橋はポン・デザール(アール橋)で芸術橋とも呼ばれる。
右のドームはカナル・アカデミー、フランス学士院。

シテ島西側に架かるヌフ橋とシテ島西側の風景。

左の橋はサン・ミシェル橋。
右の建物はサン・ミッシェルの噴水がある建物。

ローマ・カトリックの大聖堂、ノートル・ダム寺院。
ノートルダム大聖堂とも呼ぶ。
我々の貴婦人の意味のノートル・ダムは聖母マリアの事。

大聖堂正面左側の入口。
屋上の塔へはこの左側入口から登る。

ノートル・ダム寺院からアルコル通りを北へ行くとアルコル橋が架かる。
橋から東側の風景で、セーヌ川が合流している地点。
正面は中洲の島、サン＝ルイ島。

アルコル橋を渡り切った北側にあるのがパリ市庁舎。

パリ市庁舎の近く、東方向にサン＝ジェルヴェ広場があり、その広場東側にサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会が建つ。

サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会から東へ１ｋ足らずにヴォージュ広場がある。
１６世紀後半、この辺りに王宮があり、当時は王宮広場と呼ばれた。

セーヌ川のサン＝ルイ島へ。
途中のマリー橋から西の方向、ルイ・フィリップ橋が見える。

サン＝ルイ島の南側に架かるトゥルネル橋から西側、ノートル・ダム寺院の風景。

セーヌ川に沿ってモンテベロ通りを西へ。
ここからはノートル・ダム寺院の南側の風景を見る事ができる。

ノートル・ダム寺院から南西へ１．５ｋほど、オーギュスト・コント通りから南、グラン・エクスプロラトゥール庭園の風景。

オーギュスト・コント通りから北へ行くとボナパルト通りがある。
その通りに面して東にサン＝シュルピス教会がある。

サン＝シュルピス教会から北へ０．５ｋほど行くとサン＝ジェルマン・デ・プレ広場がある。
そこに建つとサン=ジェルマン=デ=プレ教会の風景。

オルセー通りから北側、キャルーゼル橋とその奥のルーブル宮殿の風景。

オルセー通りを西へ。
アレクサンドルⅢ世橋とグラン・パレの風景。

アレクサンドルⅢ世橋から南へ。
トゥルヴィル通りのヴォバン広場から北側にあるオテル・デ・ザンヴァリッドのドームの風景。

ヴォバン広場から西へジョフル広場がある。
その広場からから北西方向、エッフェル塔の風景。

セーヌ川をはさみ、エッフェル塔北東にあるトロカデロ広場から見たエッフェル塔の風景。
手前の庭園はトロカデロ庭園。

トロカデロ庭園北西からシャイヨー宮方向の風景。
右はシテ建築遺産博物館、左は国立海軍博物館。

トロカデロ庭園からセーヌ川に架かるイエナ橋を渡り、エッフェル塔へ。
写真はエッフェル塔の脚、展望台まで上がれるエレベーターが見える。

エッフェル塔エレベーター内の風景。
エレベーターを動かす滑車などのメカが見える。

エッフェル塔の展望台からの北東方向の風景。
手前はセーヌ川、中央にトロカデロ庭園、その奥にシャイヨー宮とトロカデロ広場が見える。

エッフェル塔からの南西方向の風景。
セーヌ川の中州が見える。
これは人工の島で散歩道、白鳥の遊歩道が延びている。

エッフェル塔から南東方向の風景。
広い公園はシャン・ド・マルス公園。

エッフェル塔から北方向の風景。
シャルル・ド・ゴール広場と凱旋門の風景。

ツアー・バスに戻ります。
ここはモンマルトルの丘。
高台から市内の風景。

モンマルトルの丘の最も高い所に建つサクレ・クール寺院。

サクレ・クール寺院から西、モンマルトルの丘の裾野にあるモンマルトル墓地。

モンマルトル墓地から南、赤い風車が屋根に乗るこの建物はムーラン・ルージュ。
モンマルトルにあるキャバレー。

ツアー・バスでの観光は終了し、周囲を散策。
ここはフランス国鉄の駅の一つ、パリ北駅。

パリ北駅からは国内では主に北フランス方面への列車が、国際列車ではドイツ、ベルギー、オランダへ、またイギリス・ロンドンへはドーバー海峡海底トンネルを通るユーロスターが発着する。

パリ北駅から南西、ほど近くにあるカトリック教会、聖ヴァンサン・ド・ポール教会。

カトリック教会の司祭である１７世紀の聖人、ヴァンサン・ド・ポールをまつるために１９世紀に建てられた。

フランスの入国スタンプ。