フランス共和国(ベルサイユ)
地下鉄
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これからベルサイユ宮殿へ向かいます。
市内からは地下鉄を乗り換え、近郊列車に乗り継ぐ。
まずはメトロ5号線でガール・ドステルリッツ駅を目指します。
近郊列車
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地下鉄から近郊列車に乗り換えます。
近郊列車はRER-C線。
ベルサイユ宮殿へはパリ市内から電車で行けるので、観光には便利な所。
近郊列車
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ここはベルサイユ宮殿の最寄り駅、ベルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅。
ここからベルサイユ宮殿までは歩いてもう少しです。
ベルサイユ宮殿
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ベルサイユ宮殿に到着。
宮殿北側の風景。
ベルサイユ宮殿のルーツは、ブルボン王朝の第二代国王ルイ13世が1624年に狩猟を行う際の別荘として建設されたのが始まり。
ベルサイユ宮殿入り口
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ベルサイユ宮殿の東側に面した宮殿入り口の風景。
ルイ14世はフランソワ1世によって中世の城を改築した王宮、ルーブル宮殿(現ルーブル美術館)を更に増築する計画だった。
電気自動車プチトラン
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宮殿建物は後に回し、まずは宮殿西側に広がる広大な庭園を散策。
全体をつかむには、園内を巡回するプチトランと呼ばれる電気自動車に乗って一回りするのが良い。
ネプチューンの泉
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プチトランはまず北へ向かって進みます。
プチトランからの風景で、ここはネプチューンの泉。
小トリアノン宮殿
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プチトランはネプチューンの泉で西へ方法を変え、トリアノン通りを進むと小トリアノン宮殿に着きます。ルイ15世が建て、ルイ16世が王妃マリー・アントワネットに与えた離宮。彼女は庭を農村の田舎風に造りその風情を楽しんだと言う
大トリアノン宮殿
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小トリアノン宮殿の南西に建つ大トリアノン宮殿。
ここもベルサイユ宮殿の離宮の一つでルイ14世が建てた。
ナポレオンも度々滞在し、現在は迎賓館となっている。
グラン・カナル
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この運河の様な巨大な池は、大トリアノン宮殿の南に広がるグラン・カナル。
東西に2kもあるグラン・カナルは上空から見ると十字架の形になっている。
庭園風景
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プチトランでの周遊を終え、園内の距離感をつかんだ後は歩いて散策します。
宮殿の西側から西方向に広がる庭園の風景。
ピラミッドの泉
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宮殿の西側、円形の池はピラミッドの泉。
ルイ14世は父、ルイ13世の狩猟の別荘を訪れた際、とても気に入って、ルーブル宮殿は後回しにし、1661年から5年間掛けて狩猟の別荘を増改築し、王宮に造り替え、ベルサイユ宮殿が誕生した。
ピラミッドの泉
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水盤が4層になっている、ピラミッドの泉。
それぞれの水盤を持ち上げているのが、下2段が足がひれになっているギリシア神話の海の神トリトン。
その上の段がイルカ、最上段がロブスター。
庭園風景
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ベルサイユ宮殿のオペラ・ハウス西側の噴水。
海の神トリトンの彫刻。
ギリシア神話の世界をモチーフにしている。
ニンフの浴場
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この泉はニンフの浴場。
ニンフ達が水浴の中で楽しげに遊ぶレリーフがある。
ニンフとはギリシア神話に登場する、水や木などの自然の精霊の事。
観光馬車
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通りを走る観光馬車。
インバネスコートを羽織った御者が操る馬たちは足毛が長い。
オー通り
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北側にあるネプチューンの泉へ向かいます。
水の散歩道と表現される、オー通り。
ニンフの浴場から北にあるドラゴンの泉、ネプチューンの泉へと続くきれいな道。
小ぶりの噴水が道の両脇に設置されている。
庭園風景
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天使たちが水盤を支えている、比較的小ぶりの噴水が道の両脇に設置されている。
奥の金色の彫刻がある泉はドラゴンの泉。
ネプチューンの泉
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ネプチューンの泉。
ネプチューンはローマ神話の神で、ギリシア神話ではポセイドンとなる。
庭園内には水が張られた池も多くあり、周囲には神話の人物などの銅像が置かれている。
ネプチューンの泉
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ネプチューンの泉。
ベルサイユ宮殿はフランス革命でルイ16世が処刑され、ブルボン王朝が倒れるまで130年間も王宮として王朝の象徴であった。
ネプチューンの泉
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ネプチューンの泉。ベルサイユ宮殿はその建物だけではなく、広々とした美しい庭園も見事。ルイ14世は王宮においては、庭園は宮殿と同等の重要な施設と考え、計算された設計を行わせ、宮殿よりもはるかに時間と人力を費やした。
トリアノン通り
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ネプチューンの泉から西側、トリアノン通りの風景。
突き当りには大トリアノン宮殿が建つ。
庭園風景
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宮殿まで引き返し、宮殿西側を散策。
宮殿西側正面にあるラトナの泉から宮殿の鏡の回廊方向の風景。
ラトナの泉
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ラトナの泉。
噴水の上部には女神ラトナと双子の子供、アポロンとアルテミスの幼少時の彫刻が建つ。
その下に取り巻いている彫刻はカエル。
昔は蛙の泉と呼ばれていた。
水の花壇
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宮殿西側に広がる庭には2つの池が配置され、パルテル・ドー、水の花壇と呼ばれる。
写真の池はバッサン・デュ・ノール、北の池。
池の周囲にはブロンズの彫刻が置かれていて、特に四隅にはフランスの川を表現した彫刻がある。
写真は北西に有るセーヌ川。
水の花壇
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北の池の南西にあるマルヌ川を表現した彫刻。
北の池にはその他には、北東にガロンヌ川、南東にはドルドーニュ川がある。
水の花壇
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水の花壇の南の池、バッサン・デュ・ミディ。
四隅の彫刻の川は、北西のソーヌ川、南西のローヌ川、北東のロアレ川、南東のロワール川。
写真はローヌ川。
南花壇
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宮殿西側庭園を南に行くと花々が咲く南花壇へ出る。
初夏のベルサイユ。
色とりどりの花が咲きそろっていた。
南花壇
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南花壇の風景。現在に残る噴水のある泉、大小様々な彫刻類、花壇や水路などは、見事な配置で美しい景観をもたらせている。建設当時のベルサイユ周辺には水源が無く、数k北にあるセーヌ川から水路を引いて水を持って来た。
オランジュリー
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南花壇から更に南に行くと、オランジュリーと呼ばれる建造物がある。南花壇の地下と言うイメージの造りで、南花壇南側からスロープで下に降りる。オランジュリーの南には4つの芝生と円形池のある3ヘクタールもの広さを持つ花壇が広がる。写真はオランジュリー北側部分。その奥のカテドラルは聖ルイ大聖堂。
ヴィーナスの間
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宮殿の建物内へ入ります。
ここは国王の大居室。
部屋は7つの間に分かれ、この部屋はヴィーナスの間。
他にはヘラクレスの間、豊饒の間、ディアナの間、アポロンの間、マルスの間、メリクリウスの間がある。
王室礼拝堂
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王室礼拝堂。
地上階と国王の特別席が設けられた階上廊に分かれている。
ここは階上廊で、国王と国王を囲むように家族が並び、毎日ミサを執り行われた。
王室礼拝堂
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王室礼拝堂主祭壇の上にはクリコー・オルガンが置かれている。
祭壇画や半円形の天井画にはキリストが光に包まれて復活する姿が描かれている。
鏡の間
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フランス芸術、宮廷文化の傑作と言われるベルサイユ宮殿。
その中でもこの大回廊、鏡の間は圧巻と言える。
正に豪華絢爛、荘厳華麗とはこの事。
鏡の間
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天井から吊された見事なシャンデリアが印象的。
王宮時代は諸外国からの賓客の謁見の場としても使われた。
歴史の舞台にもなった鏡の間は、第一次世界大戦終結のベルサイユ条約調印の場としても知られる。
鏡の間
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回廊の庭に面して窓が17あり、反対側の壁には同じ大きさの鏡が同数対象に並ぶ。
ベルサイユ宮殿
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宮殿建物内から見た南花壇の風景。
ベルサイユ宮殿は、ベルサイユの宮殿と庭園としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。