ジョージア
トビリシ国際空港
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ジョージア観光は首都トビリシの国際空港から。
アゼルバイジャンのバクーからやって来ました。
トビリシ国際空港
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空港名の正式名称はショタ・ルスタヴェリ・トビリシ国際空港。
トビリシ国際空港
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ショタ・ルスタヴェリとはジョージアの詩人の事で、12世紀末期に活躍した。
長編叙事詩、豹皮の騎士の作者として知られる。
トビリシ市内
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まずは市内を散策。
市内を流れるムトゥクヴァリ川の風景。
中央の川に架かるモダンな橋は平和橋。
トビリシ市内
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ムトゥクヴァリ川の東岸に小高い丘があり、そこに残るナリカラ要塞跡。
4世紀ごろに造られたトビリシを守る砦の跡。
トビリシ市内
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白銀色に輝く像はグルジア母の像。
ナリカラ要塞跡から南へ続くソロラキの丘に建つ。
トビリシのシンボル的な像。
トビリシ市内
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ナリカラ要塞跡の北側に建つのはフェルクバルビス教会。
メテヒ教会
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ムトゥクヴァリ川の西岸の小高い丘に建つメテヒ教会。
6世紀頃に最初の建物が建てられた。
メテヒ教会
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堅固な造りのメテヒ教会。
川を行き交う舟やムトゥクヴァリ川に架けられたメテヒ橋を守る要塞の役目もしていた。
メテヒ教会
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熱心に祈りを捧げる信者。
要塞の機能を持ったメテヒ教会は度々攻撃を受け、再建されてきた。
メテヒ教会
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メテヒ教会の聖職者。
再建された現在の建物は13世紀の物。
メテヒ教会
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川に架かるメテヒ橋からメテヒ教会の下部の風景。
川を見守る監視台が今も残る。
メテヒ教会
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逆光の中、シルエットのメテヒ教会。
隣の騎馬像は、この町を造った王様、ワフタング・ゴルガサリの像。
トビリシ市内
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メテヒ教会を後にシオニ大聖堂へ向かいます。
メテヒ橋からムトゥクヴァリ川の風景。
このロープウェイは前述したナリカラ要塞跡へ通じている。
トビリシ市内
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シオニ大聖堂まではトビリシの古い昔ながらの街並みの通りを歩いて行きます。
これは途中にあったユダヤ教会、シナゴーグ。
19世紀の建物。
トビリシ市内
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アルメニア使徒教会。
非カルケドン派正教会のアルメニア正教教会。
トビリシ市内
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この像はジョージアの代表的な女優、ソフィコ・チアウレリの像。
2008年に70歳で亡くなった。
トビリシ市内
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タマダの像。
右手に持っているのはワイングラス。
お酒を飲んでいる人の像。
ジョージアは美味しいワインの産地でも知られる。
トビリシ市内
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タマダの像の説明板。
タマダとは飲み会の幹事さんの事。
レプリカ像だがオリジナルは紀元前7・8世紀のもの。
トビリシ市内
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通りに有った洒落たカフェ・レストラン。
入り口に置かれていた置物。
トビリシ市内
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パン工房。
大きな石窯トネの内側に平たく伸ばした生地を張り付けて焼いていた。
インドのタンドールで焼くナンに似ている。
トビリシ市内
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トビリシ歴史博物館。
かつての隊商宿、キャラバンサライを改装して博物館にしている。
柱に描かれた杖に蛇が巻き付いている彫刻は商業のシンボル、ケーリュケイオン。
シオニ大聖堂
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グルジア正教の重要な教会、シオニ大聖堂。
創建されたのは6世紀と古いが、その後、何度となく破壊と修復が繰り返された。
現在に残る建物は13世紀頃のもの。
シオニ大聖堂
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聖堂内への入り口。
シオニ大聖堂は長い間グルジア正教の総本山の地位にいたが、現在は市内にある至聖三者大聖堂、ツミンダ・サメバ教会に移されている。
シオニ大聖堂
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入口の扉上部のアーチに描かれている聖母子像。
いくつものタイルを貼り合わせている。
シオニ大聖堂
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聖堂内の風景。
壁や柱は数々の宗教画やイコンで飾られたイコノスタスとなっている。
シオニ大聖堂
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このマークはグルジア正教会のシンボル、葡萄十字。
特徴的なのが十字架の横の水平部が直線では無く、下に垂れ下がったデザインである事。
シオニ大聖堂
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大聖堂に隣接する鐘楼。
ジョージアにキリスト教をもたらしたのは聖女ニノ。
トルコ、カッパドキア地方出身で4世紀ごろジョージアにやって来たと言う。
シオニ大聖堂
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葡萄十字も聖女ニノが伝えたもので、シオニ大聖堂には彼女の髪の毛で作った葡萄十字が保管されている。
シオニ大聖堂
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大聖堂の裏手に置かれていた石の十字架。
公衆浴場ハマム
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この石造りのドームは温泉施設のハマム。
ハマムには、このドーム型のロイヤル浴場とモスク入り口イーワーンに似せたオルベリアニ浴場がある。
ムツヘタ
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トビリシを後にし郊外へ。
トビリシから北西20K程に古都ムツヘタがある。
これはジワリ修道院。
山の頂上に建つ。
ジワリ修道院
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ジワリ修道院はグルジア正教会の修道院。
正式名称はムツヘタ聖十字聖堂。
ジワリ修道院
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伝えられる所によると、この地には異教の神殿跡があった。
前述の聖女ニノが4世紀に、この山に十字架を建てたと言う。
6世紀中頃、小さな教会、ジワリ小教会が建てられた。
ジワリ修道院
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辺りは一面のお花畑。
黄色やピンク、それに白い花々が咲いていた。
ジワリ修道院
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現在の建物は7世紀初めの物で、名前のジワリとはジョージアの言葉で十字架の意味。
聖女ニノの十字架伝説によるもので、別名、十字架教会と呼ばれる。
ジワリ修道院
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ジワリ修道院はムツヘタの歴史的建造物、文化財群の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
ムツヘタの町
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修道院の建つ山頂からはムツヘタの町が見渡せる。
山頂から西の方角、正面の川はトルコから流れて来るクラ川で、左側へ下りアゼルバイジャンを経由しカスピ海へ流れ出る。
右の川はテトリ・アラグヴィ川でこの地点で合流しクラ川となる。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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ジワリ修道院から見たムツヘタの町に建つスヴェティツホヴェリ大聖堂。
この後に訪れます。
ジワリ修道院
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ジワリ修道院から北の方角の風景。
ジワリ修道院
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修道院の聖堂内への入り口。
所々傷んでいる。
近年、損壊が進み危機遺産に指定されたが、修復等の努力の結果、最近危機遺産リストから除去された。
ジワリ修道院
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聖堂内の風景。
この時は修道院でミサが行われており、大勢の教徒が訪れていた。
ジワリ修道院
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聖堂内に立つ大きな十字架。
ジワリ修道院
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聖堂内の隅でミサに来ていた女の子を見つけた。
彼女も敬虔な教徒の一人。
ジワリ修道院
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修道院近くで露店を出していた。
素焼きの民芸品などを置いていた。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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ジワリ修道院を後に山を下り、ムツヘタの町へ入って来た。
この町に建つのがスヴェティツホヴェリ大聖堂。
ジワリ修道院
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スヴェティツホヴェリ大聖堂から、山の上のジワリ修道院の風景。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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大聖堂への通りの風景。
お寺への門前町の通りの様なものか。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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沢山の観光客や家族連れが訪れていた。
ムツヘタは歴史が古く、紀元前3世紀頃、この地にイベリア王国が存在し、ムツヘタはその首都だった。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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色々なお店が続く大聖堂への通りの風景。
紀元後6世紀に首都がトビリシに遷都され、ムツヘタは表舞台から消える。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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大聖堂の鐘楼と入り口ファサードの風景。
古都ムツヘタは前述のテトリ・アラグヴィ川がクラ川に合流する地点に位置する。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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スヴェティツホヴェリ大聖堂は、前述のジワリ修道院と共にムツヘタの歴史的建造物、文化財群の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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中から見た入り口風景。
大聖堂の入り口とは思えない程の堅固な造り。
城砦の門と言った所だ。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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中から見た鐘楼と、聖堂を取り囲む城壁の様な堅固な石造りの壁。
事実、壁の上部には鉄砲で外を狙える小窓、銃眼が開けられている。
銃眼は日本のお城に見られる狭間の事。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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大聖堂の風景。
とても重厚な、威厳のある建物だ。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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4世紀、この地にはイベリア国王の王宮があり、その庭に建てられた木造の教会がスヴェティツホヴェリ大聖堂の始まり。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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聖堂内への入り口。
入り口上部のアーチに残る聖母子像。
聖母子像とは、聖母マリアとマリアが抱く幼いイエス・キリストを描いた画の事。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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聖堂内の風景。
司教による聖書朗読が行われていた。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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大勢の教徒がミサに来ていた。
司教の言葉に耳を傾け、熱心に礼拝する人達。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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灯されたキャンドルを手にする、ミサに来ていた小さな女の子。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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再び大聖堂の通り。
彫刻でアートを作っている。
スヴェティツホヴェリ大聖堂
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甘く香ばしい香りが漂って来た。
バウムクーヘンの様な焼き菓子を売っていた。
ジンバリ湖
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ムツヘタの町を後に、テトリ・アラグヴィ川沿いをさかのぼります。
ここはジンバリ湖。
ジンバリ湖
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ジンバリ・ダムの風景。
ジンバリ湖はテトリ・アラグヴィ川をせき止めた人造湖。
ジンバリ湖
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ジンバリ・ダムを見下ろす展望台に建てられていた大きなモニュメント。
ジンバリ湖
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ジンバリ湖と、テトリ・アラグヴィ川上流方向の風景。
かなりの貯水量だ。
アナヌリ教会
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ジンバリ湖からテトリ・アラグヴィ川を上流に進むと、湖畔の丘の上に建つアナヌリ教会がある。
アナヌリ教会
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聖堂への入り口に面した壁には巨大な十字架の浮き彫り細工、レリーフが見事に美しく残っている。
アナヌリ教会
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アナヌリ教会とジンバリ湖の風景。
教会の鐘楼の建物と湖の取り合わせは美しい風景を創り出している。
アナヌリ教会
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アナヌリ教会からのジンバリ湖の風景。
アナヌリ教会は湖側に建つ聖母マリアの教会と山側に建つキリストの教会の2つあり、17世紀の建物。
アナヌリ教会
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聖堂内の風景。
沢山のイコンで覆われた壁がある。
イコノスタシスだ。
イコンとはキリスト教における聖人や物語りなどの宗教画の事。
アナヌリ教会
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白い壁に残る大きなフレスコ画。
聖堂内には多くのフレスコ画があったが、18世紀に火災があり、一部だけが残った。
これはキリストと地獄を描いたフレスコ画。
アナヌリ教会
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聖堂内の風景。
祈りを捧げる敬虔な教徒達。
アナヌリ教会
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ムツヘタの教会群と同様、アナヌリ教会も外部からの侵略に備える要塞としての機能を持つ。
アナヌリ教会
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お土産屋が並ぶ教会への参道の風景。
山岳風景
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ジンバリ湖とアナヌリ教会から更に北へ向かいます。
美しい山岳風景が広がって来ました。
山岳風景
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緑の丘の裾野に広がる牧草地帯。
黄色の花が咲く、牧歌的な風景。
山岳風景
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昼食に立ち寄ったグダウリからの雪山風景。
グダウリはスキーリゾートとの事。
冬はとても賑わう。
家族
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グダウリで出会ったジョージアの母娘。
ロシア・グルジア友好記念碑
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峠の道の断崖絶壁にせり出す様に建つ風変りな建造物。
ロシア・グルジア友好記念碑と呼ばれるモニュメント。
ロシア・グルジア友好記念碑
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円形に建てられた壁には鮮やかな壁画が描かれている。
今はそれ程友好関係にはないロシア-ジョージアだが、建てられたのはソ連時代の1983年で、友好200周年を記念して建てられた。
ロシア・グルジア友好記念碑
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ここは展望台にもなっていて、コーカサスの山々や深い峡谷の風景が楽しめる。
多くの人々もドライブの合間の休憩に立ち寄っていた。
ロシア・グルジア友好記念碑
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展望台には手すりは付いているが、そこから下を覗き込むと、真下には渓谷があり、細長く川が流れていた。
足がすくみます。
ロシア・グルジア友好記念碑
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パラグライダーを楽しむ人達。
山と谷の高低差があり、風も有るので、滑空には好条件なのだろう。
ロシア・グルジア友好記念碑
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米粒みたいなのがいっぱい見える。
無数の羊達だ。
なだらかな山麓の裾野の牧草地では遊牧が盛んだ。
ロシア・グルジア友好記念碑
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日陰になっている斜面では雪渓が残る。
ジュヴァリ峠
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友好記念碑からさらに北上。
ここはジュヴァリ峠。
この道で最高地点の碑が建つ。
海抜2395m。
ジュヴァリ峠
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峠にはモニュメントとして十字架が建つ。
この峠の別名は十字架峠。
ジュヴァリ峠
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この峠を通る道をグルジア軍道と呼ぶ。
首都トビリシから古都ムツヘタを経由、テトリ・アラグヴィ川沿いにジンバリ湖畔を進み、友好記念碑、十字架峠を通りロシアへと続く212kの道路。
ジュヴァリ峠
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峠の傍らには朽ちた修道院跡が残る。
この道は古来より交易の道として通じていたが、ロシア帝国時代に帝国陸軍が軍事用の大型軍用馬車を通行できる様に整備した。
カズベキ村
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ジュヴァリ峠から道を下るとカズベキ村に着く。
村からはカズベキ山が美しく見える。
その手前、左の山頂に小さくあるのが、これから訪れるサメバ教会。
サメバ教会
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カズベキ村で車を乗り換え、4輪駆動車のジープでサメバ教会を目指します。
サメバ教会までの山道、とんでもない悪路。
未舗装の狭い道は轍が深く掘れて、車との対向もままならない。
お尻が痛くなりました。
サメバ教会
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大変な思いをして登って来た所は一面のお花畑。
息を飲むほどに美しい景色にしばらくは見惚れてしまう。
サメバ教会
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お花畑の中をサメバ教会までハイキング。
空気も澄んで気持ちいい。
お花畑
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一重の黄色の花は、日本では高山植物のキンポウゲが知られるが、これもその仲間かな。
カズベキ山
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振り返れば快晴の中、カズベキ山の雪山風景がくっきりと美しく見えた。
標高5047m。
サメバ教会
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サメバ教会は標高2170mクヴェミムタ山の山頂に建てられたグルジア正教会の教会で、14世紀の建物が残る。
サメバ教会
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サメバとは三位一体を意味する。
三位一体とは父と子と聖霊が一体となった神であると言う教え。
サメバ教会
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聖堂内の風景。
全てが古く、時代を感じさせる。
サメバ教会
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サメバ、三位一体の名の教会はいくつもあり、トビリシのサメバ教会はツミンダ・サメバ教会、至聖三者大聖堂と呼ぶ。
サメバ教会
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ここも小さいながら聖堂。
小さな入り口しか無く、中はとても暗い。
サメバ教会
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聖母子像が飾られた霊廟。
サメバ教会
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クヴェミムタ山麓の村はゲルゲティ村。
ここのサメバ教会はゲルゲティ・サメバ教会とも呼びます。
サメバ教会
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教会の裏からの風景。
山の上のサメバ教会は秘境の教会とも、空中に浮かぶ天空の教会とも評される。
サメバ教会
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村の風景。
右奥がカズベキ村、左手前がゲルゲティ村。
サメバ教会
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絶壁の上に建つ筆者近影。
ひまわり畑
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道中、真黄色の畑があった。
ひまわり畑だ。
車窓からの風景。
鉄道
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アルメニア国境近く、ジョージアとアルメニアを結ぶ鉄道が通っていた。
アルメニア国境
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これから陸路にて国境を越え、アルメニアに入ります。
長い列が続くここは、ジョージアの出国審査場内の風景。
アルメニア国境
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ジョージア入出国審査場の建物風景。
トビリシ国際空港
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ジョージアの観光はこれにておしまい。
再びアゼルバイジャンのバクーへ戻ります。
トビリシ国際空港のターミナルビルの風景。
トビリシ国際空港
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バクーへは、ほんの一時間程度のフライト。
日本からの直行便は無いが、世界20か国、32の航空会社が乗り入れている。
入出国スタンプ
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ジョージアの入出国スタンプ。
空路と陸路の2種。