ギリシャ共和国
アテネ国際空港
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ギリシャの旅はアテネの国際空港から。
とは言っても1988年当時のヘレニコン国際空港。
2001年に閉鎖され、現在は新空港エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港へ移転されている。
国会議事堂
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アテネの中心にあるシンタグマ広場に建つ国会議事堂。
1842年に建てられた旧王宮を改修し、国会議事堂として使っている。
元は初代ギリシア国王、オソン1世の王宮。
無名戦士の墓
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国会議事堂への階段下の壁面に、死に際して横たわる兵士の彫刻がある。
無名戦士の墓で、独立戦争などで戦死した身元の判らない兵士が眠っている。
衛兵の交代式
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国会議事堂前の無名戦士の墓の広場では衛兵の交代式が行われていた。
一時間ごとに行われるらしい
パナシナイコスタジアム
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オリンピック記念スタジアム。
元は紀元前4世紀中頃に古代ギリシアのアテナイで行われた競技場として建設された。
パナシナイコスタジアム
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オリンピックの歴史を刻んだ石碑。
1896年、近代オリンピックが始まり、このスタジアムで競技が開かれた。
収容人数は5万人。
大統領官邸
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ここは大統領官邸前。
歩道には大統領官邸警備隊が詰めていた。
大統領官邸
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無名戦士の墓でも行われていた交代式。
この人たちはエヴゾネスと呼ばれるギリシャ陸軍の警備兵。
アテネ市内風景
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お昼に立ち寄ったレストランからの市内風景。
ここからはアクロポリスの丘やフィロパポスの丘などが見渡せる。
写真はリカヴィトスの丘。
これから登ります。
アクロポリスの丘
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ここはリカヴィトスの丘。
アテネ市街地で最も高い丘で、アクロポリスの丘やアテネ市街が遠くまで見通せ、観光スポットになっている。
リカヴィトスの丘からアクロポリスの丘の遠景。
フィロパポスの丘
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リカヴィトスの丘からフィロパポスの丘の遠景。
フィロパポスの丘の上には古代ローマの元首、執政官だったフィロパポスを記念した石碑が建つ。
ヘロディス・アッティコス音楽堂
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アクロポリスの丘へ向かいます。
ここは丘の麓にあるヘロディス・アッティコス音楽堂。2世紀中頃に建設された。
丘の斜面の自然な傾斜を利用して客席を作っている。現在でもフェスティバル会場として利用されている。
アクロポリスの丘
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アテネ市内の高い平らな岩に上に残るアクロポリス。アクロポリスとは都市国家ポリスの中でも特に小高い丘などに要塞と共に神殿などが築かれたところを言う。アクロポリスは各地にいくつか残っており、ここはアテナイのアクロポリスで最も有名。アクロポリスの丘の展望台付近の風景。
ディオニューソス劇場
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ギリシア神話のワインの神、ディオニューソスに捧げる祭りに、演劇を催すため建築された大型野外劇場。
紀元前6世紀に建てられた木造劇場が始まりで、紀元前4世紀に石造りになった。
長い間放置され荒れ果てていたが、近年になって修復する計画があるらしい。
ハドリアヌスの凱旋門
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古代ローマ帝国の第14代皇帝、ハドリアヌスを讃える記念碑。
皇帝ハドリアヌスはアテナイの都市建設に力を注いだ。
ゼウス神殿
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ギリシア神話、オリンポス十二神の主神、全知全能の神ゼウスに捧げる神殿。>紀元前6世紀頃から建設は始まったが、直ぐには完成せず、何人もの人たちが引き継いだ。ようやく700年後の2世紀、皇帝ハドリアヌスによって完成した。当時は巨大神殿で、後述するパルテノン神殿より遥かに大きかった。その後、ギリシア神話を否定したキリスト教によって壊され、聖堂の建材に利用された。
アテネ市内の風景
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アクロポリスの丘からアテネ市内の風景。
アテナイのアクロポリスは古くは紀元前60世紀の新石器時代には人が暮らしていた。
アクロポリスの丘はアテネのアクロポリスとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
国立アテネ天文台
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アクロポリスの丘からの風景。
これはニンフの丘とその上に建つ国立アテネ天文台。
聖マリーナ教会
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ニンフの丘の麓に建つティシオの聖マリーナ教会。
ギリシャ正教会。
ニンフとはギリシャ神話に出て来る、花・木・森・川・泉などの精霊の事で、若くて美しい娘の姿をしている。
ヘーパイストス神殿
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古代アゴラに残るヘーパイストス神殿。
アゴラとは都市国家ポリスに造られた公共の広場で、集会場や裁判所、市場、職人の工房があった。
ヘーパイストスはギリシア神話の炎と鍛冶の神。
アゴラの鍛冶屋や窯業者が集まっていた所に建てた事から名付けられた。
聖使徒聖堂
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アゴラに建つギリシャ正教会の聖堂。
東ローマ帝国の11世紀に建てられた。
今日まで何度も改修されたため当時の面影はない。
アクロポリスの丘
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アテナ・ニーケー神殿、下からの風景。
アテナはギリシア神話の女神、オリンポス十二神の一人でゼウスの娘。
知恵や戦略の神。
アテナ・ニーケー神殿
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ニーケーとはギリシア語で勝利の事で、知恵や戦略を司るアテナに捧げる神殿。
スパルタとの戦いにおいて勝利を祈願して女神アテーナーを祭った。
後述するアクロポリスの入口、プロピュライアの右の角に建てられた。
プロピュライア
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アクロポリスへの入り口の門、プロピュライア。
当時はアクロポリス内へはここを通る必要があり、外部からの不正流入を防いでいた。
現在は周りからも入れる。
パルテノン神殿
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名高く誰もが知っているアテネのシンボル、パルテノン神殿。
アクロポリスの丘に威風堂々と建つ。
アクロポリスの丘は地の利から古来より要塞としての機能を持っていたため、外敵からの侵略時に標的にされた。
エレクティオン神殿
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アクロポリスのエレクティオン神殿。
周辺には古代の神殿跡の廃墟が残る。
アクロポリスの丘に残る神殿は現在でも修復が続けられている。
エレクティオン神殿
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エレクティオン神殿の南側に少女の玄関と呼ばれる、乙女像の立柱が6本建つコーナーがある。
石の屋根を支える柱になっている石像の彫刻をカリアティードと呼ばれる。
アテネ市内風景
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ギリシャの首都アテネ、古代ギリシャの時代はアテナイと呼ばれ、世界の中で最も古い都市の一つとされる。紀元前一万年頃の人骨がアクロポリスの丘の洞窟から発見され、この地に人が定着していたとされる。動画ではアテネの夜景を紹介します。
アテネ市内風景
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近年、ギリシャ経済危機もあり、失業者も多くなり、治安も悪くなってきている。
とは言っても、メジャーな観光地、多くの観光客がいる繁華街などはそうでもないらしい。
やはり、静かで人があまり行かない所、人通りの少なくなる夜間は避ける方が良い。
エーゲ海
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ギリシャ観光で遺跡以外での目玉はエーゲ海に浮かぶ美しい島々を巡る旅。
これから優雅な船旅に出ます。
クルーズ船からの市内風景。
エーゲ海
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エーゲ海クルーズの船は港湾都市ピレウスのピレウス港から出航する。
出航して直ぐの所から見えたドーム・スタジアムは平和友好競技場。
様々な競技会やアテネオリンピックにも使用された。
エーゲ海
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クルーズ船と紺色のエーゲ海と筆者。
エーゲ海はとても多くの島々が点在する多島海。
大小2500もの島々があり、エーゲ海諸島と呼ばれる。
エーゲ海
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クルーズ船の船内ロビーでくつろぐ筆者。
エーゲ海諸島のほとんどの島はギリシャ領土となっており、ほんの一部がトルコに属する。
エーゲ海
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船旅はアテネの南に位置するサロニコス湾を周遊します。
サロニコス湾にはいくつかの島々があり、それらはサロニカ諸島と呼ばれる。
ポロス島
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ポロス島に上陸、波止場の風景。
サロニカ諸島にはサラミス島、アエギナ島、アンギストリ島、ポロス島、イドラ島、ドコス島などが属する。
ポロス島
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ポロス島の小高い丘の上に建つ時計塔。
今回のクルーズではサロニカ諸島の内、ポロス島、イドラ島、アエギナ島の3島をコンパクトに日帰りで巡ります。
ポロス島
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時計塔付近からペロポネソス半島、ガラタスの風景。
ペロポネソス半島はサロニコス湾を挟み、アテネの西側にある。
ポロス島
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花が咲く小路を散策する筆者。
ポロス島とペロポネソス半島ガラタスとは海峡を隔てて、わずか200mしか離れていない。
ポロス島
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ポロス島の細い通りの風景。
ポロス島は正確には北側の大きな島カラブリア島と南の小さな島スフェリア島からなる。
船が着くのはスフェリア島。
ポロス島
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ポロス島を後にします。
離れ行くポロス島の波止場風景。
次はイドラ島。
イドラ島
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イドラ島に到着。
商店や飲食店が軒を並べ、賑わいを見せる波止場の風景。
イドラ島
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波止場にいたロバ。
イドラ島は車の通行が禁止されており、移動や運送には専らロバが活躍する。
島内の道はとても狭く、また直ぐに山が有るので坂道ばかりだ。
イドラ島
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港から丘の上へとやって来ました。
白壁の家から眺める港の風景。
イドラ島
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島の中心の丘陵地帯は赤茶けた山肌とわずかな灌木が建つだけの荒涼とした風景。
島民は約3千人、人々は港の周辺にひしめき合う様に家を建てて暮らしている。
イドラ島
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白い壁と茶色の屋根、紺色の海。
エーゲ海は大陸のバルカン半島とアナトリア半島に囲まれた入り江と、南に位置するエーゲ海諸島最大の島、クレタ島の間を指す。
大きな意味ではエーゲ海は地中海の一部。
イドラ島
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猫のいる風景。
エーゲ海ではギリシャ文明より古い青銅器文明が興る。
クレタ島やサントリーニ島でミノア文明が栄えた。
イドラ島
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岩礁の有る岬には要塞の跡が残る。
背の高い石壁、海に向かって砲台の残る一帯、沿岸要塞があった。
アイギナ島
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最後はアイギナ島。
クルーズ船が着く波止場に建つ真っ白で小さな聖ニコラス礼拝堂。
アイギナ島
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漁船が停泊する埠頭では漁網を繕う漁師の人達がいた。
サロニコス湾の中央に位置する逆三角形の形をしたサロニカ諸島で最大の島。
アイギナ島
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これはかなりの速度が出る水中翼船だ。
近くの島々を巡っているのだろう。
エーゲ海クルーズでは長期間の日程で、ミコノス島やクレタ島、サントリーニ島、ロードス島などを巡るクルーズもある。
アイギナ島
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港の近くに建つ、Ekklisia_Isodia_Theotokou教会。
島の人口は1万数千人で、島で最大の町は西に位置するここエギナの町。
アイギナ島
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波止場に立つ筆者近影。
青銅器時代はミノア文明が栄え、古代ギリシア時代は地中海交易で繁栄した都市国家ポリスであったが、後にアテナイに敗れた。
アイギナ島
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たくさんのヨットが停泊する波止場の風景。
現在ではリゾート地として人気があり、美しいビーチがいくつもある。
スタンプ
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ギリシャの入国スタンプ。