グァテマラ共和国(ティカル)
フローレス島
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ここはティカル遺跡への入り口の町、サンタエレーナ。
そこにあるペテンイツァ湖に浮かぶ小さな島、フローレス島に滞在した。
町の家々は赤い屋根とカラフルな彩りの壁に塗られていて、かわいい町並み。
フローレス島
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小さい島ではあるが一大観光地のティカルを有するため旅行者は多い。
レストランやホテルは充実している。
フローレス島
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島の通りにあったおしゃれなカフェレストラン。
フローレス島は散策するのに、程よい広さだ。
フローレス島
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おやつを手に、かわいくポーズをとる男の子。
フローレス島
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フローレス島の町並み。
ペテンイツァ湖に囲まれたフローレス島の湖岸には、島を一周できる遊歩道もある。
フローレス島
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フローレス島にあった教会。
小さいながらも白いファサードのフローレス大聖堂は島のシンボル的存在。
教会の前は中央公園になっていて、子供達が遊んでいた。
フローレス島
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島へは一本の橋、レジェノ橋でつながる。
橋は歩いて7,8分で渡りきれる長さ。
対岸からのレジェノ橋。
フローレス島
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ペテンイツァ湖畔の風景。
小さな観光船が数多く停泊していた。
フローレス島にて。
ペテンイツァ湖
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地元の女性が洗濯と水浴びをしていた。
フローレス島
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ペテンイツァ湖畔の夕景。
この日は雲が多く、夕日は見れなかった。
ペテンイツァ湖
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フローレス島からティカルへの途中、ペテンイツァ湖東岸の風景。
ティカル
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ティカルに到着。
グァテマラ観光最大の目的地、ティカル。
ユカタン半島から中米にかけて多くのマヤ遺跡は在るが、ティカル程の大規模な遺跡は数少ない。
遺跡の入り口、ビジターセンター近くの看板。
セイバの木
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ビジターセンターは遺跡の東に位置し、我々は西へと向かう。
途中に在ったグァテマラ国花、セイバの木。
枝のモコモコはコケだとの事。
コンプレックスQ
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ビジターセンターから西へと行くと、地図看板が立っていて3方向への分かれ道に出る。
右側の北寄りのコースをとる。
樹木の中をしばらく行くと少し開けた場所に出た。
コンプレックスQと呼ばれる所。
写真は小ピラミッド。
コンプレックスQ
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コンプレックスQの石碑と祭壇。
コンプレックスとは、向かい合った同じ形の双子のピラミッドと長方形の建物2つが広場の四隅に建つ、ピラミッド複合体の事。
ティカルには紀元前から都市ができ、紀元8世紀に最も栄え、人口が数万人にもなり、多くの神殿が建てられた。
コンプレックスR
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コンプレックスQの西側、石碑が密林の樹木の間にごろごろと倒れているコンプレックスR。
この辺りはジャングルの中で蒸し暑かった。
コンプレックスはLからRまで7つ存在する。
4号神殿への階段
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ジャングルの道を西の端まで行く。
ここに4号神殿があり、この神殿は他のマヤ遺跡を含めて最も高い建造物。
そのため、ここの上部からの見晴らしは最高。
神殿の下部は修復されておらず、樹木に被われていて他の神殿の様に石段からは登れない。
神殿北側には登るための木のはしごが、樹木の根をかき分けて設置されていた。
4号神殿頂上
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汗だくになりながら頂上へ。
4号神殿の部屋がある。
神殿自体は巨大だが、部屋は小さな小部屋。
まずは腰を下ろして一休み。
雄大な展望を楽しむ。
4号神殿からの風景
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4号神殿の上から見たティカル遺跡の風景。
遺跡全体は果てしなく続く密林に埋もれてしまっているが、いくつかの神殿は樹海を突き破り頂上だけが出ている。
4号神殿からの風景
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左は1号神殿と2号神殿。右は3号神殿。
ティカルは遺跡と自然が見事に調和していて、世界遺産の文化遺産と自然遺産の両方の複合遺産に「ティカル国立公園」として登録されている。
確かに見入ってしまう素晴らしい最高の眺めがここにはある。
4号神殿からの風景
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1号神殿と2号神殿の頭部。
マヤ文明の多くは、コパンやキリグアなど一部を除いて川から離れたジャングルの中で栄えた。
これは他の文明が川の恵みに頼っていたのと異なり、ユカタン半島では石灰岩地が多く、雨水が直ぐに地中にしみこんで川が形成されないため、川の水に依存できなかった。
4号神殿からの風景
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3号神殿。
3号神殿は東側を向いていて、写真は神殿の裏側。
水の確保は重大で、ユカタン半島北部では地下水の泉(セノーテ)、熱帯雨林のティカルではジャングルに降る雨を巨大な貯水池に溜めて使っていた。
4号神殿からの風景
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失われた世界のピラミッド。
他の神殿とは異なり、傾斜がゆるやかな斜面を持つピラミッド。
メキシコのティオティワカンの影響を受けているとの事。
コンプレックスN
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4号神殿から東へ向かう。
コンプレックスNにあった石碑(左)と祭壇(右)。
石碑には王の肖像が彫られている。
こうもりの宮殿
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コンプレックスNから東側、こうもりの宮殿と呼ばれる、当時神官達の住居と考えられている建築物がある。
真っ暗の中、建物内に入ってみたが、狭くて人が生活していた様には見えない。
こうもりの宮殿
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こうもりの宮殿の裏側。
発掘当時に沢山のコウモリが中にいたため、こうもりの宮殿と呼ばれている。
マヤは天文学が発達し、マヤ暦と呼ばれる極めて正確な暦を持っていた。
神官が暦や星の動きから占いを行い、かつて話題になった2012年に世界が終わる話もここから来ている。
4号神殿の頭部
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こうもりの宮殿辺りから、先ほど行った巨大な4号神殿の頭部が見える。
残念ながらジャングルにさえぎられ、神殿の全体は見えない。
こうして見ると、神殿の小部屋の上には巨大な屋根が乗っかっている。
そのため神殿の壁は、この屋根のとてつもない重さを支えるため10mを越える厚みがある。
3号神殿
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こうもりの宮殿辺りから見た3号神殿。
3号神殿の裏手には、丁度こうもりの宮殿がある。
大都市として栄えたティカルだが、10世紀頃に突然放棄された。
失われた世界
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こうもりの宮殿から南へ行くと、失われた世界と呼ばれる広場に出る。
ここはティカルの古い初めの頃の中心地。
これは、失われた世界の広場北西に建つピラミッド型の神殿。
正四角錐の各斜面には階段がある。
失われた世界
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失われた世界の中央に建つピラミッド型大神殿。
建築様式はティオティワカンの影響を受けているとの事だが、確かに太陽のピラミッドや月のピラミッドに雰囲気は似ている。
階段は緩やかで上まで登れ、そこからの風景がとても良い。
失われた世界からの風景
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失われた世界の広場中央のピラミッドの上からの風景。
まずは北西方向。
失われた世界の北西に建つ神殿が左側に、右奥には4号神殿の頭部が見える。
失われた世界からの風景
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次は真北の方向。
真っ直ぐにそびえる様に立つ3号神殿の頂上部、横からの風景。
ティカル滅亡の原因は現在でも定かでは無い。
他のマヤ都市もほぼ同時期に滅亡している。
失われた世界からの風景
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北東にあるグラン・プラサの方向を。
左手に2号神殿、右手に1号神殿の風景。
ハナグマ
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ティカルの遺跡は全てジャングルの中にある。
自然遺産にも指定されている様に野生の動物も数多くいる。
遺跡探索中、森から歩道に出てきたハナグマ。
現地ではピソテと呼ばれている。
ハナグマ
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可愛いい、小さな子供ハナグマもたくさんいた。
ハナグマはアライグマの仲間で、名の通り細長い顔つきが特徴。
落ち葉の下にいる昆虫などを探して食べていた。
7つの神殿の広場
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失われた世界の東側に来た。
ここにはいくつかの建物が建つ、7つの神殿の広場と呼ばれる広場がある。
これはその境にあった建物。
7つの神殿の広場
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7つの神殿の広場に残る神殿。
ティカルが都市として大都市になるに連れて人口も爆発的に増えた。
そのため食糧が不足してくる。
農地を増やすため熱帯の森林を伐採し、焼き畑にして行った。
7つの神殿の広場
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7つの神殿の広場には、名の通り7つの神殿が並んでいたとの事だが、それがどれなのかは良く判らない。
他にも貴族の建物や球戯場も建つ広場だった。
これは別の神殿の跡。
7つの神殿の広場
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7つの神殿の広場に残る建物はどれもあまり修復がされていなかった。
ティカルは水不足を補う溜め池を作ったが、その際に欠かせなかったのが、水漏れ防止用に使用した防水性を持つ漆喰。
7つの神殿の広場
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宮殿と見られている建物。
ここは現在は少し修復が進んでいる様で、最新の写真では手前の木は伐採されている。
防水性を持つ漆喰だが、溜め池以外に神殿の外壁にも大量の漆喰が消費された。
7つの神殿の広場
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5号神殿へ向かう所にあった遺跡。
朽ちていて、なんだか良く判らない建物。
漆喰は石灰岩を高温で焼いた物を原料としている。
そのため燃料として広大な熱帯雨林が消滅していった。
5号神殿
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7つの神殿の広場から東へ向かう。
そこに修復中の5号神殿があった。
この神殿はティカルで2番目に高い神殿。
今は修復も終わり、横に階段が付けられ、上まで登れるらしい。
1号神殿
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5号神殿から北へ。
ここはティカル観光の中心となるグラン・プラザが広がる。
そしてグラン・プラザ東にはティカルで最も有名な1号神殿がそびえる。
1号神殿はティカルの神殿の高さでは4番目だが、きれいに修復され鋭角な形状やスラリとした印象を与える事から、最も美しい神殿と評されている。
ノース・アクロポリス
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ここはノース・アクロポリス。
ノース・アクロポリスとはグラン・プラサ北側にある100をもある神殿が、古い時代から何代にも渡って上へ上へと増築され、現在何層にも重なって残っている遺構群の事。
1号神殿も古い時代の神殿の上に新しい時代の神殿がある様に、ティカルでは古い遺跡の上に新しい遺跡がある。
2号神殿
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グラン・プラザ西側には1号神殿と向き合う様に2号神殿が建つ。
ピラミッド部分の段数が3層で1層がとても分厚く作られていて重厚な雰囲気のある神殿。
修復はしっかりされていて、急な階段ながら上まで登れるので、グラン・プラザ全体を見渡す事ができる。
グラン・プラザ
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2号神殿の上部へ登ってみた。
ここからはグラン・プラザを中心に左にノース・アクロポリス、中央に1号神殿が見下ろせる。
中央広場とも呼ばれるグラン・プラザは、前期ティカルの中心地だった失われた世界から政治や宗教施設を移し、後期ティカルの中心地として発展した。
観光の中心地でもある。
1号神殿
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ピラミッド上部の神殿に大きなジャガーの彫刻があったので、別名「ジャガーの神殿」と呼ばれている1号神殿。神殿内部にはさらに古い時代の神殿が発見され、そこから古代の王の墓が見つかった。神殿上部まで続く石段は踏み面の奥行きが狭い上に一段の高さが高く、とても急な造りになっている。本来これは人が登り降りするための物では無いらしい。以前、観光客が足を踏み外し転落する事故があり、1号神殿には登れなかった。
ノース・アクロポリス
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2号神殿上部から望むノース・アクロポリス。
上から見ると、様々な神殿の建物が手前から奥へと段々に積み重なっている様子がわかる。
セントラル・アクロポリス
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グランプラザ南側にあるセントラル・アクロポリス。
支配者層の住居や宮殿跡だと見られている。
森林伐採による急激な環境破壊によって土地はやせ、疫病の流行、食糧不足、それら要因での他の都市との抗争、世情不安による支配者失墜と続き、都市は衰退し、人々は去っていった。
2号神殿にて
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かわいい添乗員さんとのツーショット。
2号神殿頂上にて。
スティームバス
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これは儀式の時に体を清めたスティームバスの跡との事。
民が去ったティカルの都は植物が生い茂る熱帯のジャングルへ呑み込まれていった。
そして17世紀末に発見されるまでの数百年間、歴史から消える事になる。