イラン・イスラム共和国(シーラーズ)
シーラーズ
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ここはシーラーズの街。
街に残るカリム・ハーン城塞の城壁跡。
カリム・ハーンは18世紀中頃、シーラーズを都としたイスラム王朝ザンド朝の初代君主。
シーラーズ
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街中を散策していると、鳥籠に小鳥を入れた少年が人を集めていた。
小鳥を売っているのかと思えば、小鳥におみくじを引かせる、おみくじ屋だ。
おみくじの書かれた紙をくちばしで器用に抜き取っている。
シーラーズ
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夜になりました。
シーラーズの街の通りの風景。
シーラーズは古代遺跡ペルセポリスやナクシェ・ロスタムの観光の拠点となる街。
シーラーズ
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街の通りにあった、細かな細工が美しい、寄木細工の工芸品の店。
寄木細工工芸は10世紀ごろシーラーズで誕生したとされる。
特に象眼寄木細工の工芸技術はシーラーズでのみ発展して行った。
シャー・チェラーグ廟
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ここはシャー・チェラーグ廟、ライトアップされた夜景。
霊廟であり、イスラムの礼拝堂、モスクでもあるシーア派の巡礼地。
シャー・チェラーグ廟
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シャー・チェラーグ廟の前に作られていた噴水の池とモニュメント。
シーラーズはテヘランから南へ700k程、国内線の飛行機でやって来ました。
シャー・チェラーグ廟
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シャー・チェラーグ廟のモスクのドーム。
シャー・チェラーグ廟にはイマーム・ムーサー・カーズィムの子で、兄のセイイェド・ミール・アフマドと、弟アリー・エブネ・ハムゼの兄弟が葬られている。
シャー・チェラーグ廟
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霊廟の入り口イーワーン。
モスクのドームやイーワーンがライトアップされていて、とても美しい夜景だった。
イマームとはイスラム教の最高指導者の事で、ムーサー・カーズィムはシーア派のイマームの第7代目に当たる。
シャー・チェラーグ廟
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こちらはモスクのミナレット。
ミナレットとはイスラム教徒に、これから礼拝が始まる事を呼びかけるアザーンを流すための塔の事。
キリストの教会で、ミサへの呼びかけに使われる鐘と同じ役目。
シャー・チェラーグ廟
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イーワーンをくぐって敷地内へ入ってきました。
振り返っての風景。
ムーサー・カーズィムの子で、ムハンマドとアフマドの兄弟に、マシュハドにて聖人となっているイマーム・アリー・リダーがいる。
イマーム・アリー・リダーはシーア派イマームの第8代目で、イマーム・アリー・リダー廟に眠っている。(マシュハドをご覧下さい)
シャー・チェラーグ廟
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シャー・チェラーグ廟の中へ入ってみました。
中は言葉が出ない位の別世界。
金色の壁に全面ガラスや鏡でモザイクを施していて、光が反射してキラキラ!!
一つ間違えば悪趣味になりそうだが、イスラム建築と妙にマッチしている。
シャー・チェラーグ廟
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この霊廟の主の棺。
棺までキンキラだ。
シャーとはイスラムの王様、チェラーグとは眩い光、の事で、シャー・チェラーグは光の王との意味。
伝説でこの地に光る墓が見つかり、中からムーサーの子アフマドと書かれたリングをはめた亡骸があった事から。
コーラン門
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ライトアップされたこの門は、シーラーズの街の北東に建つコーラン門。
10世紀頃に建てられた歴史のある門。
何度か修復されている。
コーラン門
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コーラン門の横の岩山にもライトアップがされており、幻想的な夜景をつくり出している。
コーラン門は、かつて門上部の小部屋にイスラム教の聖典であるコーランが保存されていた事から名付けられた。
エラム庭園
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ここはエラム庭園と庭園内に建つエラム宮殿。
19世紀頃ガージャール朝時代の王族の邸宅。
エラム庭園はペルシャ式庭園で、砂漠のペルシャの地で、いかにして水を確保し美しく見せてきたか、古代からの技術力に驚かされる。
エラム庭園
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壁に残るフレスコ画と噴水のある池が美しいエラム庭園は、ペルシャ式庭園の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
イラン各地に文化遺産として登録されたペルシャ式庭園は9つあり、エラム庭園以外にはイスファハンのコーナーで紹介しているチェヘル・ソトゥーン庭園などがある。
サアディーの霊廟