イラン・イスラム共和国(ナグシェ・ロスタム)
ナグシェ・ロスタム
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ペルセポリス古代遺跡から北へ約6k程。
垂直に立ち上がる岩山がある。
この岩山にアケメネス朝ペルシアの王たちが眠る墳墓が残る遺跡、ナグシェ・ロスタムがある。
ナグシェ・ロスタム
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岩山に向かって歩くと、岩山の壁面が人工的に削られた跡が見えてきた。
王墓だ。
遠目に見てもかなりの大きさだ。
ナグシェ・ロスタムとは、ナグシェはレリーフ、ロスタムはペルシアの叙事詩に登場する英雄の事で、ロスタムのレリーフという意味になるが、なぜこの王墓群の名になったかは不明。
ナグシェ・ロスタム
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岩山をくり抜いて造られているのが、ペルセポリスを都としていた王族たちの墳墓。
左から、アルタクセルクセス1世、クセルクセス1世、ダレイオス1世の墓。
ナグシェ・ロスタム
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クセルクセス1世の墳墓。
下に小さく映っているのが筆者。
比べるとその大きさが実感できる。
ナグシェ・ロスタム
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ナグシェ・ロスタムの墳墓群の前に残る、この四角い建物は拝火教:ゾロアスター教の神殿アテシュガーと言われている。
アケメネス朝の初期の建造物と言われているがはっきりは判っていない。
ナグシェ・ロスタム
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左から、アルタクセルクセス1世、クセルクセス1世、少し見えにくいのがダレイオス1世、右端の角度的にこちらを向いているのがダレイオス2世。
ペルセポリスの初代の王がダレイオス1世、息子がクセルクセス1世、孫がアルタクセルクセス1世、6代目がダレイオス2世、となる。
ナグシェ・ラジャブ
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ナグシェ・ロスタムを離れ、南へ3k程、ナグシェ・ラジャブへ向かいます。
丁度ナグシェ・ロスタムとペルセポリスの中間辺りにナグシェ・ラジャブの遺跡はある。
途中、周辺の岩山の風景。
ナグシェ・ラジャブ
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ナグシェ・ラジャブの入り口を歩いていると羊の大群が追い抜いて行った。
この辺りには羊を放牧している人たちがいる様だ。
ナグシェ・ラジャブは駐車場も無く、一般道にバスは路駐する。
ナグシェ・ラジャブ
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ナグシェ・ラジャブへの途中、岩山の岩肌にいくつもの横穴が開いているのが見えてきた。
だがナグシェ・ラジャブの遺跡はこれでは無い。
その近くに、先程の放牧していた羊たちがいた。
ナグシェ・ラジャブ
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岩山に近づいてみた。
岩肌にくり抜いた穴が沢山あった。
墓穴の様だ。
ナグシェ・ラジャブの遺跡はこの先にある、岩に残るレリーフ浮き彫りの事。
ナグシェ・ラジャブ
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岩山にササン朝ペルシア時代のレリーフが残っている遺跡への途中、イランの兄弟に出会いました。
ササン朝ペルシアはアルデシール1世が興した王朝で、ゾロアスター教とのつながりが強い王朝。
ナグシェ・ラジャブ