イタリア共和国(アオスタ渓谷)
車窓風景
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スイス、マルティニからグラン・サン・ベルナール道路を通りイタリアへ入国。
スイス・イタリア国境辺りの雪山の風景。
車窓風景
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アルプスの山々は数々の川の水源となっていて、ヨーロッパ諸国に流れ出している。
大河ドナウやライン、フランスのローヌ、イタリアのポー川など。
これからミラノへ向かいます。
車窓風景
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雪山の裾野、谷あいに小さな集落が集まる、牧歌的な風景。
アルプス越えは歴史に登場するカルタゴ軍、ハンニバルのアルプス越えなど、大変な事だったが、現在のわれわれは高速道路や鉄道を使い、車窓を楽しみながら、快適で楽々のアルプス越えをする事ができる。
車窓風景
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アルプスの山々のふもとの村の風景。
ここはサイント=オイエン村。
スイス・イタリア国境のグラン・サン=ベルナール湖から南東へ5kほど、グラン・サン・ベルナール道路に面している。
フェニス城
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イタリア北西の町、アオスタを過ぎると東西に伸びるアルプスの山に囲まれたアオスタ渓谷に出る。
アオスタ渓谷沿いにはいくつかの古城が残る。
この古城はフェニス城。
アオスタの街から東へ15kほどにある。
12世紀に登場したアオスタ渓谷の高貴な家族、シャラント家が13世紀に建てた邸宅。
クライ城
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小高い岩山の上に残る古城はクライ城。
フェニス城から東へ6kほど、サンドニ町にある。
14世紀にサヴォイア公国の城となったが、16世紀中頃に城は放棄され荒れ果てていた。
バルマズ幽霊村
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アオスタ渓谷を流れるドーラ・バルテア川の岸辺に残る廃墟の村、バルマズ幽霊村。
クライ城からは東へ2kほど、高速道路からも目にする事ができる。
今に残る最も古い建物は16世紀の物。
ガンバ男爵城
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築100年と、古城の中ではそれ程古くは無いガンバ男爵城。
クライ城から東へ3kほどにある。
現在は美術館として一般公開されている。
ガンバ男爵城一帯は公園となっていて、2008年、公園でボブ・ディランがコンサートを開いた。
シャティヨン
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アオスタ渓谷に東西に連なる村々の内、東に位置するシャティヨンの村の風景。
東へ走って来た高速道路はシャティヨンの村を過ぎると南に向きを変える。
シャティヨン
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シャティヨン村のサンピエトロ教区教会。
アオスタ渓谷は古代ローマ帝国の支配下にあった。
そのため、古城以外にもローマ時代の遺跡がいくつか残る。
ウッセル城
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シャティヨン村の南に残るウッセル城。
ガンバ男爵城から東へ2kほどにある小高い岩山の上に建つ。
14世紀中頃、貴族のシャラント家が建築した。
ウッセル城
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ウッセル城はシャラント家が滅亡した後、刑務所や兵舎として使用されていた。
現在はアオスタ渓谷の文化・芸術の博物館となっている。
バルド要塞
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この岩山に建つ堅固な建物はフォート・バルド、バルド要塞。
シャティヨンの村から南へ20kほどにあるバール村に残る。
サヴォイア家によって19世紀に建てられた要塞。
永らく放置されていたが修復され、現在では文化的複合施設として利用されている。
モンテイ
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ここはモンテイの村。
バール村から南東へ2kほどにある。
塔のある教会はモンテイ教会。
プラモットン・タワー
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モンテイ村から南東へ2k、ドーラ・バルテア川沿いの岩山に残るプラモットン・タワー。
六角形の形の塔で、見張り塔の役目をしていた。
古く、12世紀には最初の塔が建てられた。
チェスノラ城
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プラモットン・タワーの見張り塔から4kほど南に行くと東に朽ちた城跡があった。
チェスノラの村の北の岩山に残るチェスノラ城だ。
最初に築城されたのは11世紀ごろ。
19世紀ごろに放置され、現在も廃墟のまま。
滝
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ドーラ・バルテア川の西に山々がそびえ、ドーラ・バルテア川に流れ込む渓谷がいくつもの滝をつくっている。
プラモットン・タワーの見張り塔から南へ6kほど、これはタヴァニャスコ村の滝。
パボノ城
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ここはパヴォーネ・カナヴェーゼの町。
渓谷沿いの山道から抜け、ようやく開けた風景になった。
この建物はパボノ城、9世紀ごろの古城。
現在は修復され、カステロ・ディ・パボノ・ホテルとして古城ホテルとなっている。
マシーノ城
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カラヴィーノの町の北側を東へと走る。
南の丘の上に建物が見えた。
11世紀、ヴァルペルガの館として建てられたマシーノ城だ。
16世紀に再建され、19世紀イタリアの政治家、ヴァルペルガ・ディ・マシーノまで歴代の邸宅となっていた。
セント・マーチン教区教会