イタリア共和国(ミラノ)
ミラノ中央駅へ
1/45
ミラノへは列車で到着。
イタリアの北部に位置するミラノはイタリアでも首都ローマに次ぐ大都市。
都市圏ではイタリア最大の都市圏を構成している。
ミラノ中央駅
2/45
列車はミラノ中央駅へ到着。
ミラノ中央駅はイタリア国鉄の主要駅で、イタリアのローマ中央駅、テルミニ駅に次いで乗降客数が多い駅。
ミラノ中央駅
3/45
プラットホームには出発を待つ国際列車が停車していた。
ミラノへはヨーロッパ各国、ドイツ、スイス、フランス、オランダやスペインなど主要な駅から長距離列車がやって来る。
かつてはオリエント急行の一つ、シンプロン・オリエント急行も到着した。
ミラノ中央駅
4/45
ミラノ中央駅のプラットホームにて。
イタリア国鉄は、現在は民営化されレーテ・フェッロヴィアーリア・イタリアーナ(RFI)と言う鉄道会社になっている。
ミラノ中央駅
5/45
ミラノ中央駅は空港と同じ扱いをするため、IATA空港コードが割り当てられている。
これは列車を航空路線と同じ扱いとするため。
筆者もドイツに行った際、デュッセルドルフ→フランクフルト→伊丹の航空券で、デュッセルドルフからフランクフルトまではルフトハンザの列車に乗った事があった。
ミラノ中央駅
6/45
ホームに立つだけで旅情をかき立てられる。
ミラノの鉄道駅はミラノ中央駅以外にも国鉄駅ではミラノ・ロゴレード駅が街の南方にあり、近郊列車では私鉄のミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅が大きい。
ミラノ中央駅
7/45
ミラノ中央駅のエントランスホールの風景。
列車に乗る人、下りてきた人、見送る人、出迎える人、とても賑やかなミラノ中央駅。
ミラノ中央駅の夜景
8/45
バスの車窓から、ミラノ中央駅の駅舎の夜景風景。
最初の中央駅は1864年開業し、現在の駅舎は1931年に完成した。
クラシックだがとても荘厳な雰囲気を持つ。
ドゥオーモ広場
9/45
ミラノの街の中心地、ドゥオーモ広場。
観光の拠点ともなる。
ドゥオーモ広場の東に建つのがミラノ大聖堂、ドゥオーモ。
ミラノのシンボル的な建造物。
ドゥオーモ広場
10/45
ドゥオーモ広場に建つミラノ大聖堂、ドゥオーモ。
その正面、ファサード風景。
イタリアが誇る、ゴシック建築としては世界最大のドゥオーモ。
圧倒的な存在感だ。
ドゥオーモ広場
11/45
ドゥオーモの正面、ファサード前、西側に広がるドゥオーモ広場。
別名大聖堂広場とも呼ばれるとても広い広場。
左端の建物はヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリア。
ドゥオーモ広場
12/45
ドゥオーモ広場北側に建つ凱旋門の様な建物はヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリアの入り口。
これはミラノスカラ広場まで伸びているアーケード街の事。
左手前の像はヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世の騎馬像。
現イタリアの前身、イタリア王国の初代の国王。
礼拝堂
13/45
大聖堂の中へ入ってみました。
広大で荘厳な礼拝堂の風景。
礼拝堂の広さはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の礼拝堂に次ぐ広さを持つ。
礼拝堂
14/45
祭壇前に置かれたローソク。
カトリックでは灯は信者の方たちが幸福、喜びを共有する、その象徴とされる。
礼拝堂
15/45
燭台の置かれた祭壇と美しいステンドグラス。
カトリックで祭壇に燭台が置かれ、ローソクが灯される様になったのは12世紀中世ヨーロッパが発祥との事。
礼拝堂
16/45
ステンドグラスの風景。
ミラノのドゥオーモは14世紀中頃に着工したが19世紀にミラノを征服したナポレオンにより完成した。
実に500年もの歳月がかかっている。
礼拝堂
17/45
このステンドグラスは、冠を戴く4人の聖人のステンドグラスで、石工の奇跡と改宗した4人の彫刻家の牢獄内での洗礼の場面だとの事。
16世紀の作品。
礼拝堂
18/45
ミラノのドゥオーモの美しいステンドグラスの風景。
そもそもドゥオーモとはイタリアで、一つの街のシンボルとなっている大教会を指す言葉で、フィレンツェのドゥオーモやピサのドゥオーモなどが代表的な例。
礼拝堂
19/45
聖堂ではミサが行われていました。
ミラノのドゥオーモは聖母マリアに捧げられた教会。
熱心にお祈りをするミラノの人々。
ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリア
20/45
ミラノのドゥオーモの観光は終わり、ドゥオーモ広場から北側へ向かいます。
正面左の凱旋門の様な門から奥へアーケードが伸びているのがヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリアと呼ばれるアーケード街。
ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリア
21/45
イタリア王国の初代国王、ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世の名を冠したアーケード街。
屋根がアーチ型の美しいガラス天井でできており、通りにはオープンカフェ、レストランを始め、様々なショップが並ぶ。
ファッションの先端を行く国際都市としても有名なミラノのオシャレが楽しめる所。
スカラ広場
22/45
ショッピング・アーケードを北へ抜けるとスカラ広場に出る。
オペラ上演で有名なスカラ座が建ち、広場の中央にダ・ヴィンチの像が立つ。
スカラ広場北側からショッピング・アーケード方向の風景。
市内風景
23/45
この通りはアレッサンドロ・マンツォーニ通り。
スカラ広場の北側を北東へ延びる。
市内を走る路面電車、トラム。
石畳の街角にはこれがよく似合う。
街角の風景
24/45
スカラ広場から北へ向かいます。
700mほど行った所、ブレラ通りとフィオーリ通りが交差する辺りの街角風景。
オープンテラスにテーブルを並べる店はバー・ブレラ。
街角の風景
25/45
バー・ブレラの前辺りから、来た道のブレラ通りを振り返っての風景。
この辺りの建物はとても古そうで、ファッションの街ミラノのイメージとは異なる。
街角の風景
26/45
四つ角から東へフィオーリ・オスクリ通りを歩く。
通りの南側に建つのはロンバード・インスティテュート・科学文学大学の図書館の建物。
サン・マルコ教区教会
27/45
更に東へ行くとボルゴヌオーボ通りに出て、さらに東へ行くとファテベネフラテッリ通りに出る。
交差路から北西方向に尖塔が見えた。
サン・マルコ教区教会の尖塔だ。
サン・マルコ教区教会
28/45
ファテベネフラテッリ通りとサン・マルコ教区教会に沿って西へ行く。
右手に小ぶりな広場、サン・マルコ広場があり、広場の東にサン・マルコ教区教会の入り口ファサードが建つ。
最初の教会は14世紀中頃、聖マルコに捧げるために建てられた。
サン・マルコ教区教会
29/45
教会の入り口ファサードの上にはフレスコ画が残る。
フレスコ画には幼きイエスと聖母マリアが、その両脇に聖人アウグスティヌスとマークが描かれている。
フレスコ画の上には三人の聖人の彫像が立つ。
スフォルツェスコ城
30/45
サン・マルコ教区教会から西へ600mほど行くと、城壁が見えてきた。
ミラノを代表する観光地、スフォルツェスコ城だ。
スフォルツェスコ城
31/45
城壁に沿って西へ。
スフォルツェスコ城の正面入り口に建つ塔、アントニオ・フィラレーテの塔。
スフォルツェスコ城
32/45
正面から見たアントニオ・フィラレーテの塔。
アントニオ・フィラレーテはフィレンツェ生まれの15世紀の建築家で、この塔は彼が設計した。
スフォルツェスコ城
33/45
正面入り口から城壁に沿って西へ。
スフォルツェスコ城の南の角から北西方向の風景。
スフォルツェスコ城は14世紀、ミラノ公国の初代君主、ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの父親、ガレアッツォⅡ世によって築かれた。
スフォルツェスコ城
34/45
スフォルツェスコ城の南の角から見たアントニオ・フィラレーテの塔の風景。
スフォルツェスコ城は初代ミラノ公を初め、子孫たちの居城となった。
15世紀中頃、当時のミラノ公国の君主だった軍人フランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティ家の居城だったこの城を手に入れ、城塞とするために増改築した。
カステッロ広場
35/45
アントニオ・フィラレーテの塔の前に広がる広場、カステッロ広場。
中央にあった噴水の風景。
カステッロ広場
36/45
カステッロ広場の噴水とアントニオ・フィラレーテの塔の風景。
ミラノ公国はスフォルツァ公の時代に繁栄を極めたが、16世紀初頭フランスに占領された。
ラルゴ・カイローリ広場
37/45
カステッロ広場から南東へ。
ロータリーになっている広場があった。
ラルゴ・カイローリ広場で、イタリアの英雄ジュゼッペ・ガリバルディの記念碑、騎馬像が立つ。
ホテルへ
38/45
ミラノの観光を終え、ホテルへ。
筆者の宿泊していたホテルがある地区はミラノから少し離れており、列車で帰ります。
乗った列車の車内の風景。
二階建て電車でした。
ブルッツァーノ駅
39/45
筆者の宿泊地の最寄駅、ブルッツァーノ駅に到着。
乗って来た列車の風景。
もう日はとっぷりと暮れていた。
ブルッツァーノ駅
40/45
ブルッツァーノ駅の駅舎の夜景。
ブルッツァーノ駅自体はとても小さな駅だった。
ブルッツァーノ駅
41/45
線路の踏切からのブルッツァーノ駅の風景。
ブルッツァーノ駅はミラノの中心、ドゥオーモ広場からは北へ10kほどにある。
ブルッツァーノ駅
42/45
ホテルからブルッツァーノ駅へ向かいます。
駅近くの線路の沿線の風景。
ブルッツァーノ駅
43/45
通過する電車の風景。
ブルッツァーノ駅はミラノ北部鉄道という私鉄の近郊電車の駅で、ミラノからはポルタ・ガリバルディ駅で乗る。
ポルタ・ガリバルディ駅は国鉄のミラノ中央駅とは1kほど離れている。
ブルッツァーノ駅
44/45
ブルッツァーノ駅に停車中の電車。
屋根も無い小さな駅は筆者が訪れた当時の駅で、今は廃止になっている。
現在、500mほど北、ミラノ・ノルド公園に隣接する形で、ミラノ・ブルッツァーノ・ノルド公園駅ができている。
ブルッツァーノ駅
45/45
ブルッツァーノ駅、電車が停車中のプラットホームの風景。
プラットホームの駅名標ではミラノ・ノルド・ブルッツァーノとなっている。
ここからは北イタリアの観光名所、コモ湖へ行ける。
これから電車に乗り込み、コモ湖へ向かいます。