イタリア共和国(ナポリ)
ナポリ
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ここは南イタリアの代表的な観光都市、ナポリ。
車窓からの街並み風景。
首都ローマから直線距離で南東200kほどにある。
カーマイン・マッジョーレ大聖堂
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カルミネ広場に建つカーマイン・マッジョーレ大聖堂の鐘楼。
13世紀に建てられたカトリックローマン教会の大聖堂。
正式名はサンタ・マリア・サンティッシマ・デル・カーマイン・マッジョーレ大聖堂、カーメル山の聖母大聖堂と呼ぶ。
ヌオーヴォ城
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サンタ・ルチア港の近くに建つ古城はヌオーヴォ城。
13世紀、フランス王家の一族アンジョ家出身のナポリ王、カルロ1世によりフランスの城をモデルに築城された。
入り口の門と円筒型の塔の風景。
城壁はとても高く、重厚な古城。
ヌオーヴォ城
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ヌオーヴォ城の側面からの風景。
特徴的な円筒型の塔は5本建っている。
塔は攻めて来る敵を上から攻撃するのに効果的だった。
ヌオーヴォとは新しいの意味。
ナポリには既に後述する卵城などがあったが、敵の侵入を防ぐために新たに築城した事から。
サンタ・ルチア港
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ヌオーヴォ城から北側、サンタ・ルチア港に面してムニチピオ広場がある。
噴水が上がる広場の風景。
サン・ジャコモ宮殿
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さらにムニチピオ広場を西へ行く。
突き当りに建つのはサン・ジャコモ宮殿
19世紀中頃、フランス王国ブルボン朝の大臣の邸宅として建てられた。
現在は市庁舎として使用されている。
広場中央の噴水はネプチューンの噴水。
アーケード
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サン・ジャコモ宮殿前を南へ。
ここはサン・カルロ通り北西にあるウンベルトⅠ世のガッレリアと言う名のショッピング・アーケード。
アーケード
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このアーケードは19世紀後半に建築され、鉄筋の梁に湾曲したガラスで屋根が作られている。
重厚だが、とてもオシャレなアーケードで、カフェ・レストランや色々なショップが入っている。
トリエステエトレント広場
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アーケードからサン・カルロ通りを南西へ少し進む。
ここはトリエステエトレント広場。
中央にカルチョーフィの噴水が置かれている。
噴水の奥の建物はサン・カルロ劇場。
18世紀中頃に建てられた、現役の劇場としてはヨーロッパでも最古の部類に入る。
バレエやオペラの公演がされている。
プレビシート広場
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サン・カルロ劇場からさらに南西へ。
ここはとても広々とした広場、プレビシート広場。
広場の西に建つのはサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂。
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を見本に建てられた。
卵城
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プレビシート広場から南へ。
サンタ・ルチア港に突き出す突堤の様に小島があり、そこに建つ古城、卵城。
海からの攻撃に備える要塞としての機能を持つ。
車窓風景
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サンタ・ルチア港を一望できる小高い丘、ポジリポの丘へ向かいます。
丘への途中、坂道から見下ろした市内と海岸線の風景。
サンタ・ルチア港
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ポジリポの丘からのサンタ・ルチア港の風景。
サンタ・ルチアとは聖人ルチアの意味で、西暦4世紀に迫害を受けて殉教した実在の聖人。
ナポリでは船乗りたちの守護聖人となっている。
ナポリ民謡のサンタ・ルチアの歌が有名。
卵城
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ポジリポの丘からの卵城の風景。
こうして見ると小島の上に城が築かれている事が判る。
カステル・デッローヴォと呼ばれる要塞は、最初は紀元前1世紀、古代ローマ帝国の軍人ルクルスが別荘として建てたもの。
12世紀、シチリア王国ノルマン朝時代に要塞として拡大された。
サンタ・ルチア港
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たくさんのヨット、ボートが停泊するサンタ・ルチア港の風景。
ポジリポの丘からのサンタ・ルチア港の風景、特に夜景の美しさは人気があり、世界3大夜景の一つと言われるほど。
ヌオーヴォ城や卵城などナポリに残る多くの建造物はナポリ歴史地区としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
サンタ・ルチア港
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国際フェリーやクルーズ船が寄港するサンタ・ルチア港。
シチリア島や青の洞窟で有名なカプリ島への船もでる。
筆者はポジリポの丘にあるランチを頂いたレストランのテラスからサンタ・ルチア港の風景を堪能した。