カザフスタン共和国
アルマトイ空港
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カザフスタンの旅はアルマトイから。
夜に到着のフライトでやって来ました。
空港としてはなかなかモダンなアルマトイ空港の夜景。
アルマトイ市内
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アルマトイ市内の公園や道のロータリーなどに騎馬像が多く建っていた。
アルマトイは1998年までは首都で、現首都のアスタナに遷都した今でも国内最大の都市。
国立中央博物館
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花壇が美しい国立中央博物館の正面広場。
この博物館には紀元前に活躍した遊牧騎馬民族スキタイの歴史が展示されている。
中でも黄金のマントをまとった、スキタイの黄金人間のレプリカが有名。
カザフ民族楽器博物館
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緑の屋根と柿色の壁が美しい木造建築風のカザフ民族楽器博物館の入り口風景。
なじみの薄い、様々な楽器が展示されており、2曲ほど生演奏を聞かせてくれた。
アルマトイ市内
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市内の道路のロータリー風景。
美しい花々が植えられている花壇が見事だった。
共和国広場
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ここは共和国広場。
シンボルの独立記念塔がそびえる。
共和国広場
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独立記念塔のてっぺんにはスキタイの黄金人間の像がある。
共和国広場
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この広場には新婚カップルが記念に訪れる。
この日も人目もはばからず、熱烈な新婚さんが来ていた。
共和国広場
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ナザルバエフ大統領の手形。
カザフは中央アジア諸国の一つで、ロシアの独立国家共同体の一国。
終身大統領となったナザルバエフ大統領の独裁体制下にある。
共和国広場
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広場には涼しげな噴水が上がっており、市民の憩いの場になっている。
共和国広場
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道路をはさみ、対面にある旧政府庁舎の建物。
アスタナに遷都した今は市役所になっている。
共和国広場
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共和国広場からの風景。
テレビ塔とその奥には天山山脈の一部、アラタウ山脈が見える。
トラム
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市内を走る路面電車、トラムの風景。
国立美術館
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ここは国立カステエフ記念美術館の入り口広場。
これから見学します。
国立美術館
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広々としたエントランスホール。
天井が高く、開放的な空間だ。
国立美術館
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展示室の風景。
広々とした館内は3階建てで、各フロアーともに個性的な作品が展示されている。
国立美術館
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草原を駆けるカザフの騎馬民族。
国立美術館
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銅像。
他にも絨毯、刺繍、絵画など、沢山の美術品が展示されていた。
国立美術館
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カザフの草原を旅する、叙事詩を歌う吟遊詩人アクン。
手にするのは民族楽器ドンブラ。
国立美術館
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建物の周囲には野外展示物として彫刻や銅像が展示されている。
アルマトイ地下鉄
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地下鉄が走っていたので乗ってみた。
2011年の12月に一路線が開通した。
アルマトイ地下鉄
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後述するパンフィロフ公園に近いジベック・ジョル駅。
アルマトイ駅があるライインベク駅まで1駅だけの地下鉄の旅。
バザール
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大きな中央バザールを散策した後、西隣にあったバザールのアーケード風景。
中央バザールではナッツやドライフルーツなど日本へのお土産にぴったりの品々を売っている。
ロシア正教教会
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中央アジアの国、カザフではイスラム教が7割を占めるが、ロシアとの結び付きが強いこの国には、ロシア正教の教会も数多く建てられている。
アルマトイ駅
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鉄道の玄関口、アルマトイ駅の駅舎風景。
アルマトイ駅
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アルマトイ駅前広場。
広々とした駅前で、騎馬像の立像が建つ。
アルマトイ駅
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駅舎に入りました。
中央のコンコース風景。
アルマトイ駅
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切符売場の風景。
窓口上の壁画が印象的。
アルマトイ駅
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各列車の出発到着電光表示板。
アルマトイ駅
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プラットホームに出てみました。
ディーゼル機関車の風景。
アルマトイ駅
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プラットホームをつなぐ跨線橋からの風景。
沢山の客車が停まっていた。
アルマトイ駅
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長距離夜行列車が入って来ました。
かなりの長編成の列車です。
国際列車ではモスクワや中国ウルムチからの列車がある。
アルマトイ駅
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跨線橋から見た降車客の人々。
とても混雑しています。
この後、興味本位で清掃前の寝台車両へ乗り込み、中の様子を覗いて来ました。
直ぐに駅員に追い出されましたが。
コクトベ山
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ここはコクトベ・ロープウェイの乗り場。
アルマトイの街を一望できるコクトベ山へ登ります。
コクトベ山
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ロープウェイのゴンドラ。
山頂までは5分位。
コクトベ山
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下から見上げたロープウェイの山頂駅の風景。
コクトベ山
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山頂駅の風景。
山麓駅もそうだったが、きれいな花の絵で飾られている。
コクトベ山
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コクトベ山頂の見取り図。
カフェや焼きたてカバブーのお店、お土産屋など色々なお店もある。
コクトベ山
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山頂から見たアルマトイの街の風景。
逆光だった事と、もやっていた事で遠くはよく見えなかった。
コクトベ山
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アルマトイの街の風景。
公園などの緑が多い。
コクトベ山
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山頂広場の風景。
大きな金色のリンゴの噴水がある。
アルマトイはリンゴの里の意味で、街の周辺にリンゴの木が沢山生えていた事から。
コクトベ山
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山頂からは夏にも関わらず雪を頂く、天山山脈系のアラタウの峰々を望む事ができる。
コクトベ山
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アラタウの峰々の間には分厚い氷河がある。
コクトベ山
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山頂から見た、ゴンドラが行き交うロープウェイの風景。
パンフィロフ公園
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ここはパンフィロフ公園の北側入り口。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツとの戦いである大祖国戦争の際、モスクワ防衛戦に参加して戦死した祖国の英雄、パンフィロフ将軍と彼が率いた28人の兵士を記念して造られた公園。
パンフィロフ公園
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公園は市民の人達の憩いの広場となっている。
観光用の馬車もお客さんを待っていた。
パンフィロフ公園
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中央奥にはパンフィロフ将軍率いる28人の戦士の戦勝記念碑、手前には永遠の火が静かに燃え続けている無名戦士の墓がある。
パンフィロフ公園
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戦勝記念碑前から無名戦士の墓など、西側の風景。
パンフィロフ公園
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憩いの場の公園にはヤングママさん達が赤ちゃんを連れて遊びに来ていました。
ゼンコフ正教教会
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パンフィロフ公園の中央に建つロシア正教会のゼンコフ正教教会と花壇の風景。
ゼンコフ正教教会
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ベージュの壁に真っ白な柱と窓枠。
ゼンコフ正教教会は木造の教会。
ゼンコフ正教教会
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ロシア帝国時代の末期、1904年に建てられた。
旧ソ連時代は博物館となっていた。
ゼンコフ正教教会
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イコンが並ぶ荘厳な教会聖堂内の風景。
この日は神父さんによる赤ちゃんの洗礼の儀式が行われていた。
民俗音楽ショー
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ナイトショーは夕食を頂きながら民俗音楽の演奏を楽しみました。
民俗音楽ショー
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民俗音楽の演奏。
女性が奏でている楽器はコブズと言う弦楽器。
アルマトイ夜景
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夕食後、街に出てみました。
美しいアルマトイ夜景。
コクトベ山
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再びコクトベ・ロープウェイ。
散歩のついでにアルマトイの夜景が美しいと評判のコクトベ山へ登ります。
古めかしいゴンドラ。
コクトベ山
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コクトベ山頂からのアルマトイの夜景。
なかなかきれいな夜景だ。
コクトベ山
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夜と言うのに沢山の市民が来ていて、山頂はおお賑わい。
山頂では騒音問題が無いので、大音響で音楽が流れていた。
コクトベ山
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大勢の人のおかげで、帰りのロープウェイには一時間も並びました。
郊外
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アルマトイを離れ、郊外へ。
車窓からは天山山脈系の山々の雪山風景が楽しめる。
郊外
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草をはむ馬。
カザフスタンは世界で9番目に大きい国土を持つ。
日本の約7倍もある。
蜃気楼
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地平線のかなた、草原の向こうには蜃気楼が立つ。
郊外の村
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途中、村に到着。
新鮮な野菜や果物を売っていた。
郊外の村
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物価は安く、ジャガイモは1kで40円程度。
ハミウリが美味しかった。
郊外の村
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スイカの露店。
後でみんなで食べようと、大きなスイカを買い込む現地ガイドさん。
甘くて瑞々しいスイカでした。
郊外の村
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カザフのジイ様たち。
カザフでは数多くの民族が交じり合って暮らしている。
郊外の村
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お年寄りも多いが、小さな子供達も多かった。
墓地
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これはイスラムの墓地。
土葬です。
チャリン・キャニオン
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アルマトイの東200k、車で3時間半、チャリン国立公園がある。
公園内のチャリン・キャニオンへ向かう。
チャリン・キャニオン
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ここには隆起した大地をチャリン川が浸食した広大な渓谷、チャリン・キャニオンがあり、雄大な渓谷の景観を楽しむキャニオン・トレイルができる。
チャリン・キャニオン
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渓谷は数キロ、深さは300m程で、アメリカの有名な渓谷グランド・キャニオンと比べれば小規模。
だが、谷底を見ながら足がすくむ様な断崖絶壁を2時間程度歩くキャニオン・トレイルは十分に魅力的だった。
チャリン・キャニオン
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数千万年の地層がむき出しになっている。
まさに悠久の時が造った大自然の驚異と言える。
チャリン・キャニオン
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チャリン・キャニオンのずっと先、チャリン川の川辺のキャンプ場。
バスでは無理で、4WDの車が必要です。
チャリン・キャニオン
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キャニオン・トレイルの入り口にて、筆者近影。
鉄道
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バスの車窓から。
カザフの鉄道風景。
タムガリ遺跡
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アルマトイから西へ、キルギスとの国境への道の途中、北へのわき道を行くとタムガリ遺跡がある。
アルマトイから200k、車で3時間半かかる。
案内板がある遺跡の入り口風景。
この遺跡には不思議な岩絵が点在する。
タムガリ遺跡
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この辺りはカザフ南東部のチュリ山岳地帯。
その中のタムガリ山やタムガリ峡谷には、岩絵彫刻が残る遺跡群がある。
遺跡一帯には青銅器時代の紀元前14世紀頃から描かれ続けた、5千にも上る岩絵群が今に残る。
タムガリ遺跡
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1957年に発見され、遺跡発掘が始まる。
岩絵群は広く、48ものブロックに分けられている。
タムガリ遺跡
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タムガリ遺跡はタムガリの考古的景観にある岩絵群としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
タムガリ遺跡
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岩絵がある山から少し離れた場所に、後述する古代墳墓や住居跡がある事から、岩絵を残した場所は宗教的に神聖な場所、祭壇や祭祀場だったと考えれられている。
タムガリ遺跡
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岩絵には数多くの芸術性や多様性を持った特徴的な物がある。
人々の暮らしの様子や神であった太陽、神の化身であった牛や馬、山羊、鹿、猪などの動物の絵が描かれている。
タムガリ遺跡
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大草原の国カザフでは、古来より遊牧の民など様々な民族が行き交っていた。
イラン系遊牧民族サカ族、ロシア系遊牧民族フン族など。
それら遊牧民族が多様化し、文化の違いを生み、独自の岩絵を残したと考えられている。
タムガリ遺跡
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年代も紀元前14世紀頃から紀元後20世紀までと、幅広い時代にまたがっている事も、それぞれ特徴の違った岩絵が生まれた理由。
タムガリ遺跡
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古い時代の岩絵は石で削られて作られ、鹿や猪が描かれた頃は豊かな森林があった。
青銅器時代には牛の絵が描かれ、紀元前10世紀頃の鉄器時代には騎馬民族が台頭して馬の絵が多くなる。
タムガリ遺跡
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岩絵を背景に筆者近影。
タムガリ遺跡
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岩絵群が残る岩山。
とてもここに世界遺産に登録されている岩絵があるとは思えない。
古墳
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岩絵群が残る岩山から少し離れた所に残る古代墳墓。
誰の墓なのかは判っていない。
青銅器時代の身分の高い人と考えられている。
古墳
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墓は竪穴式で、発掘調査では立った姿で埋葬されていたと言う。
発掘調査を終えた骨は元の場所に戻され、今でも草原に眠っている。
古墳
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今では周囲には何もなく、果てまで草原が続くだけ。
しかし紀元前には豊かな緑があり、集落もあったのだろう。
国境