韓国プサンへは下関からの関釜フェリーで。
玄関口となる下関港国際ターミナルの風景。
ここからは韓国以外に中国へのフェリーが出ている。

フェリーでの旅は安い運賃が魅力。
下関までの新幹線代が高い。
もっとも最近は航空運賃が安くなり、趣味で乗る人以外は少なくなったとの事。
日本の新幹線と関釜フェリー、そして韓国の特急列車をセットになってソウルまで行ける「日韓共同きっぷ」があり、時間は多少かかるが、旅情を楽しめる旅ができる。

フェリー出航風景。
蛍の光が流れ、スタッフが手を振る。

フェリー船内の風景。
ここはゴロ寝タイプの２等客室で自由席。
筆者も一度２等を使ったが、韓国のオバチャン達にスペースをがめられ、端っこで小さくなっていた思い出があり、今回は奮発して個室を取りました。

フェリーは夜行便。
夜出て朝着くのだが、朝早く着き過ぎるので入国管理事務所が開いていない。
そこでしばらく沖合いで時間つぶしをしている。
船のデッキからの早朝の釜山風景。

釜山側の国際ターミナル。
地下鉄の駅もすぐ近くにあり、市の中心に出るにも不便はない。
帰りは博多港まで水中翼船があり、３時間を切る速さで到着しました。
これを使えば、場合によっては飛行機よりも便利かも。
早朝フェリーの甲板からターミナルビルを望む。

日本への出国ゲート風景。

帰りに利用した水中翼船「ビートル号」。
釜山の港から博多港まで３時間で着く。
ジェット噴射で波の上に浮いているためほとんど揺れず、乗り心地は抜群でした。
船酔いの心配な方にはお勧めです。

釜山の観光で、まずは港の散策。
小さな漁船がひしめき合う波止場の風景。
この先には露天市場で有名なチャガルチ市場がある。

大規模な海鮮市場、チャガルチ市場。
港町釜山の新鮮で豊富な魚介類が数多く並ぶ。
露店ならではの、にぎやかで活気に満ちあふれている風景。

港に面して露天市場が立ち並ぶ通り。
タチウオが一匹長いまま売られていた。

飲食店も数多く並ぶ。
お刺身料理のフェが名物。

釜山市内の小高い山にある公園。
釜山港ターミナルからも遠くなく、はじめて釜山を訪れる人はまず行くと言うほど、手軽な所。
中央の白いタワーは１２０ｍの高さの釜山タワー。
釜山市のシンボルとなっている。
龍頭の名は、海から出てきた龍の形から名付けられた。

エレベーターで行く釜山タワー展望台からは釜山港など市内が一望でき、遠く対馬も見る事ができると言う。

龍頭山公園に付属施設の水族館。
それ程の規模ではなかったが、家族連れで結構賑わっていた。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に秀吉軍がここに城を築いた。
今は石垣が残るだけだが、その跡地は公園となり、都心の真ん中にあって、市民のいこいの場となっている。
写真は入り口の一つ、西門の金壘關。

街を一望できる金井山の麓にある梵魚寺。
７世紀頃に創建された古寺。
バスが走る車道からの参道入り口風景。

参道を登ると曹渓門がある。
太い石でできた４本の柱が特徴で一柱門とも呼ばれる。
ここを過ぎると天王門がある。
しかし、天王門は最近放火により全焼したとの事。
もったいない。

梵魚寺の本堂、大雄殿。
梵魚寺のほとんどの建物が秀吉の朝鮮出兵時に焼失し、再建されたもの。
わずかに残る創建当時の建造物は写真正面の三層石塔。
貴重な石塔です。

ずいぶんと登って来たこの辺りは、山寺の風情がたっぷりの景色。

本堂の大雄殿からさらに進むと、山深くなり、深い森に囲まれた山道が続く。
水の流れや滝の音が聞こえる美しい渓谷美が楽しめる。

山道に転がる巨石群。
その中には道しるべの様な岩が。
金剛菴と読むのか、そこへの入り口らしい。
なぜか悪名の前大統領全斗煥の名が刻まれている。

ここが道しるべに有った金剛菴なのか、ハングル文字ばかりで判らない。
どこだろうが景色がきれいな事には変わりが無く、登って来た甲斐が有ったと言うものだ。
この先さらに登ると金井山へと続くのだが、筆者はここで挫折して、金剛公園からのロープウェイを使いました。

釜山の街を一望できるスポットの金井山があり、金剛公園から山頂まではロープウェイが通じている。

金井山の山頂から、あるいはロープウェイの窓からの釜山の街の風景は素晴らしい景色。
ここにはハイキングコースがあり、前述の梵魚寺まで登山道がある。

にぎやかな通りを散策しました。
夕暮れの中、看板のネオンやショップの明かりが美しい。

盛り場の散策は活気にあふれるこの時間帯がいい。

ソウルへの特急が発着する釜山駅。
２００４年に近代的なガラス張りの建物にリニューアルとなったそうです。
これは訪問当時の釜山駅。

釜山駅プラットホームの風景。

出発を待つソウル行きの特急列車。

釜山港国際ターミナルでの入出国スタンプ。