ラオス人民民主共和国(メコン河)
トゥクトゥクからの風景
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これからメコン河クルーズに出発します。
ここはルアン・パバーンの町。
船着き場まで、グループでオート・タクシーのトゥクトゥクに記念で乗りました。
丁度、ワット・マイの前を通過。
トゥクトゥクからの風景
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トゥクトゥクからのルアン・パバーンの風景。
王宮博物館の裏手を通過。
トゥクトゥクからの風景
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クルーズ船乗り場近くの風景。
路肩ではミカンの露店市が開かれており、シートの上に山積みのミカンが置かれている。
クルーズ船乗り場
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クルーズ船乗り場に到着。
メコン川沿いの通り、ケム・コーン通りとキットサラート通りが交差する当たり、クルーズ客相手の出店が並んでいた。
クルーズ船乗り場
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筆者たちが乗ったトゥクトゥク。
今回は三輪では無く、軽トラに屋根を付けた様な四輪トゥクトゥクだった。
クルーズ船乗り場
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通りからメコン河の岸辺まで下りていきます。
結構な高さがある。
クルーズ船乗り場はここだけではなく、メコン河の岸辺の広い範囲で乗り場が作られていた。
クルーズ船乗り場
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たくさんの船が係留されているクルーズ船乗り場の風景。
船乗り場にはクルーズ船以外にも渡し舟らしき、生活に利用している舟も多く見かけた。
クルーズ船乗り場
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クルーズ船には比較的大きな船や、20人くらい乗れる細長い船など様々。
筆者たちは左右に一人ずつの細長い船でクルーズしました。
メコン河クルーズ
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出航です。
クルーズ船からの風景。
メコン河の岸辺へ下りる階段があちこちに設置されている。
メコン河クルーズ
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すれ違った別のグループの船。
欧米の人たちも、世界遺産の町ルアン・パバーンの観光という事でよく見かけた。
メコン河クルーズ
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オレンジ色の袈裟をまとったお坊さんたち。
メコン河クルーズでは寺院や仏像が安置されている洞窟などに寄るので、お坊さんたちも行ったのだろう。
ワット・シェントーン
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メコン河クルーズ、最初の寄港地は仏教寺院ワット・シェントーン。
船着き場の風景。
ワット・シェントーン
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仏教寺院ワット・シェントーンの本堂。
16世紀中頃、現在のルアン・パバーンを都とするラーンサーン王朝の王、セーターティラートにより建立された、とても魅力的なルアン・パバーン観光では外せない人気スポット。
ワット・シェントーン
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ワット・シェントーンはメコン河にナムカーン川が流れ込む、中洲の様な地形の末端に建てられている。
ルアン・パバーンの町からは陸路でも訪れる事ができるが、ワット・シェントーンの北側正面のメコン河岸辺に船着き場が作られている事から、船での参拝も一般的の様だ。
ワット・シェントーン
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ワット・シェントーンの本堂外壁面のマイトーン(生命の樹)と呼ばれる見事なモザイク画が残されている。
この樹はかつてここに立っていた大樹がモデルとなっている。
ワット・シェントーン
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本堂の入り口。
黒地に金の配色で、小さな仏様が細かく何十体も画かれている。
ワット・シェントーンは歴代の王家、子孫たちの霊を祀る菩提寺として建立された。
ワット・シェントーン
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ワット・シェントーンには本堂以外にもいくつかの堂が建つ。
ここは御車堂で、この金色の物は霊柩車。
ラーンサーン王朝の後のルアン・パバーン王朝シーサワンウォン王の葬儀で使われた、龍を何体かあしらった船の様に作られている。
この龍は川の精霊ナーガとも呼ばれる。
ワット・シェントーン
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シェントーンとはセーターティラート王の時代、都に置いたこの地の名前。
ビエンチャンに遷都した際、旧都となったこの地を、王国の守護本尊パバーン仏のある都、ルアン・パバーンの名に改名した。
ワット・シェントーン
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本堂の隣に建つ小さなお堂、立像堂。
名の通り、ブッダの立像が安置されている。
ワット・シェントーン
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僧侶たちも訪れていた、ラオスで最も美しい寺院と言われているワット・シェントーン。
屋根が湾曲したルアン・パバーン様式の優雅なデザイン。
船着き場
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ワット・シェントーンの船着き場付近で、仏陀へ供える花束を売るばあ様。
きれいな花をバナナの葉を丸め、キャンドルの様に束ねていた。
形は仏塔をイメージしているらしい。
船着き場
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船着き場付近でアクセサリーなどを売っていた。
笑顔がすてきなお土産売りの娘たち。
船着き場
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再び船着き場です。
ワット・シェントーンはユネスコ世界文化遺産、ルアン・パバーンの町、の一部として登録されている。
船着き場
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大勢のお坊さんたちだ。
ワット・シェントーンへお祈りに来たのだろう。
船着き場
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船着き場にてメコン河を背景に筆者近影。
メコン河クルーズ
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クルーズ再開です。
今回のメコン河クルーズで筆者たちが乗ったクルーズ船の船内の風景。
細長いので結構スピードは出ました。
メコン河クルーズ
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クルーズ再開。
メコン河岸辺に建つ村人の家。
これから次の寄港地、サンハイ村までメコン河をさかのぼります。
メコン河クルーズ
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メコン河岸辺の砂地には、この様な自作の小屋の様な家がいくつもあった。
電気もガスも来ていなさそうだが、ニワトリを飼い、周囲の砂地に野菜を植えて暮らしている。
メコン河クルーズ
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上流に行くに従って河の中に岩場が多く出てきた。
この塔の様な物は河川を行き交う船の目印となる様に建てられた、光はしないが灯台の様なものだそうだ。
メコン河クルーズ
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メコン河の岸辺で遊ぶ子どもたち。
とてもおおらかに明るい子どもたちだ。
メコン河クルーズ
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根がむき出しになった木。
岸辺に生えていたが、洪水で土砂が流され、むき出しになったのだろう。
メコン河クルーズ
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岸辺で洗濯する村人。
護岸工事もされていないメコン河の岸辺に家を建てて暮らすのは、洪水の時など全て失うので大変な事だろう。
メコン河クルーズ
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この緑の屋根の建物は刑務所らしい。
ガイドさんによると今は刑務所としては使われていない、との事。
メコン河クルーズ
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大河の流れる様を、滔滔と流れる、などと表現されるが、まさにこの風景は大河メコンの滔滔たる流れだ。
サンハイ村
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次の寄港地、サンハイ村が近づいて来た様だ。
メコン河の左岸、上流に向かっては右手の道に沿って高床式の建物が現れた。
この辺りは平地が少なく、河に向かって急斜面が続く。
サンハイ村
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サンハイ村に到着。
船着き場付近から村の入り口まで続く階段と高床式建物の風景。
サンハイ村はルアン・パバーンから北東へ20kほどに位置し、ワット・シェントーンからメコン河をさかのぼる事、約1時間で着く。
サンハイ村
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サンハイ村の船着き場の風景。
女の子たちがお土産品を売りに下りて来ていた。
サンハイ村
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サンハイ村に入っていきます。
この村は取り立てて見るものは無い、小さな村ですが、クルーズ船はまず立ち寄るらしい。
それはこの村で作られるお酒が有名だから。
サンハイ村
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村の中に入って来ると、蒸留酒の甘い香りが辺りを漂っている。
この粗末な小屋がお酒の蒸留所。
資本が入っている大規模で本格的な、例えばサントリー山崎蒸溜所などと比べるまでも無いのだが。
サンハイ村
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お酒の名はラオス焼酎のラオラーオ。
もち米や赤米、芋などを発酵させて作る。
蒸留装置はなんとドラム缶。
右手の瓶に詰めて熟成させる。
ラオスで有名なラオラーオにしては生産量がとても少ない様に思えるのだが、この村の他の場所にも蒸留所はあるのだろうか。
サンハイ村
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蒸留所ではラオラーオの瓶詰が売られていた。
お酒の色も様々。
竹を編んだ可愛い包に入って売られていた。
筆者も小さな瓶を一つ土産に買いました。
サンハイ村
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ラオラーオ販売所のお姉さん。
ここでは試飲もさせてもらえる。
飲ませてもらったのは蒸留したての熱いラオラーオで、それでなくともアルコール度数が50度もあるきつい酒なので、食道が熱くなり、胃がもえました。
この後の観光を考えて飲み過ぎには注意。
サンハイ村
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村の通りを散策。
観光客も多く来るようで、色々なお土産屋が軒を連ねていた。
女性の民族衣装シンに使われる布地やアクセサリーなどが並べられている。
サンハイ村
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村の通りを散策。
ラオラーオの瓶詰があると思って見てみると、ヘビを漬けている。
種類は判らないが、マムシやハブの類だろう。
サンハイ村
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こちらはなんとサソリを漬けている。
それも結構大きい。
薬草と共に漬けているのだが、この辺りにサソリは生息するのだろうか。
サンハイ村
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ハンドメイドの楽器を実演販売しているお父さん。
弦を弓で弾く擦弦楽器で、弦は2本の中国の二胡と言う楽器に似ている。
サンハイ村
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手に手にアクセサリーやキーホルダーなどの小物のお土産を持って観光客に寄って来るサンハイ村の女の子たち。
売りに来るのは決まって女の子だ。
とても小さい子は別として男の子はあまり見かけなかった。
サンハイ村
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お土産を勧めに来た女の子。
東南アジアの他に国、カンボジアやバングラデシュなどでも、家計の助けにと小さい女の子が観光客を見つけては売りに来る。
サンハイ村
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サンハイ村の女の子。
まだ小さい弟を抱えて民芸品を売っていた。
ラオスなど、まだ決して豊かではない国では、特に地方の寒村では、子供たちも大きな働き手だ。
サンハイ村
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サンハイ村の散策はおしまい。
船着き場へと戻ります。
サンハイ村の入り口付近からの風景。
サンハイ村
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船着き場の岸辺でお土産を売る女の子。
次の寄港地はパークウー洞窟。
メコン河クルーズ
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船からのメコン河風景。
ラオス北部、この辺りになると山が深くなり、山々がいく重にも重なった、美しい山水画の様な風景を見せてくれる。
メコン河クルーズ
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サンハイ村船着き場から直線距離で6kほどメコン河をさかのぼる。
この辺りは中国国境から流れるナムオウ川がメコン河に合流する地点。
小さな集落が見えている。
パークウー洞窟
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最後の寄港地パークウー洞窟に到着。
クルーズ船からの風景。
たくさんの観光船が停泊している。
パークウー洞窟
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パークウー洞窟のある巨大な岩山。
メコン河にむき出しでそそり立つ断崖絶壁。
その下部に洞窟はある。
パークウー洞窟はメコン河の右岸、上流進行方向の左手にある。
パークウー洞窟
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望遠で見てみると、えぐられた様にポッカリと空く洞窟が見える。
パークウー洞窟とはこの岩山の洞窟全体を指し、写真の洞窟をタム・ティン洞窟、その上部にある洞窟をタム・プン洞窟と呼ぶ。
パークウー洞窟
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上陸です。
まずはタム・ティン洞窟へ。
船着き場から階段を上っていきます。
タム・ティン洞窟
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洞窟内の風景。
ただの洞窟かと思えば、たくさんの仏像が安置されていた。
修行僧たちもお参りに来ていた。
タム・ティン洞窟
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すごい数の仏像。
これらの仏様は、交通が船での旅が主流だった頃、ここを通る旅人が安全の祈願のために、この洞窟に奉納していったもの。
持ち寄った仏像が大小4千体以上も安置されている。
タム・ティン洞窟
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伝説ではセーターティラート王の仏教王国ラーンサーン王朝時代に洞窟は発見され、以降水神の住む聖域として崇められてきた。
現在でも仏の奉納者は後を絶たず増えてきている。
半面、古い仏像は朽ちて来ている。
タム・ティン洞窟
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タム・ティン、タム・プンを含めたパークウー洞窟は全て鍾乳洞だ。
タム・ティンも、人は入れないが、さらに奥にまで洞窟は続いている。
タム・ティン洞窟
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さらに奥の、高くなっている洞窟の部分にまで仏像は安置されている。
写真中央の粘土板の小さな窪みの様な影は全て小さな仏様。
タム・ティン洞窟
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階段を上ってさらに上の方まで来ました。
ここにも仏像が安置されており、奥には仏塔まで建っている。
タム・ティン洞窟
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堂内には照明設備は無く、入り口ならまだしも、奥まで行くと暗くて見えない。
ここでは懐中電灯とカメラのフラッシュは必須でした。
タム・ティン洞窟
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上階部へと上る階段。
ラオスの正月のお祭りの時には、政府関係者や知識人たちがやって来て、これら仏様への水掛け儀式が執り行われるのだそうだ。
タム・プン洞窟
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さてタム・ティン洞窟から上部にあるタム・プン洞窟へ向かいます。
数百段の狭くて急な階段でヘトヘトになりました。
タム・プン洞窟
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タム・プン洞窟への途中、メコン河の流れを眺める事ができる。
タム・プン洞窟
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タム・プン洞窟への階段の途中、お土産を売っていた女の子。
タム・プン洞窟
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この子たちも、階段の手すりに品物を広げ、お土産を売っている。
腕輪やミサンガ、アクセサリーなど。
タム・プン洞窟
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随分と上って来た。
階段からはメコンの流れと重なり合った山々の風景が楽しめる。
タム・プン洞窟
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ようやく到着。
岩山にめり込むように作られたタム・プン洞窟の入り口風景。
タム・プン洞窟
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洞窟入り口の向かって右手には小さな別の洞窟があり、その手前に黄金色の仏像が置かれていた。
タム・プン洞窟
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タム・プン洞窟の洞内の風景。
奥行きはさほど無いが、広々とした空間が広がる。
ここも照明設備が無く、入り口を入れば真っ暗闇。
入り口で懐中電灯のレンタルもやっていた。
タム・プン洞窟
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洞窟の突き当りには小さな祭壇の様な物が置かれ、壇には仏像が安置されている。
周囲の鍾乳洞の形や暗闇という事もあり、異様な雰囲気のある洞窟。
タム・プン洞窟
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タム・ティンもタム・プンも仏様を祀ってはいるが、寺院ではない。
この洞窟は、戦時中には防空壕として使われていたと言う。
タム・プン洞窟
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タム・プン洞窟近くで見かけた修行僧たち。
ラオスでは男は人生で一度は出家をして、僧侶になるのが習わしだそうだ。
出家し俗世を離れた僧の事をサンガと呼び、また出家した僧たちが入る集団で修業を行う組織もサンガと呼ばれる。
パークウー洞窟
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タム・プン洞窟を後に、船着き場へと戻ります。
戒律が厳しく、禁欲生活を送る僧侶たち、出家を終えて禁欲を解かれた青年たちは、この子たちは違うだろうが、まず女性のいるお店へと向かうのだそうだ。
パークウー洞窟
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船着き場へ戻ってきました。
船着き場辺りから見たメコン河風景。
これから帰路につきます。
メコン河クルーズ
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クルーズ船からのメコン河風景。
両岸の移り行く風景はすばらしかった。
冬なので風がけっこう冷たかったが、それをあまり感じさせないくらいの風景美。
メコン河クルーズ
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メコン河は源流域をチベット高原に発し、中国は雲南省を通り、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムと流れ、南シナ海で海に出る。
6か国を流れる国際河川で世界有数の大河。
メコン河クルーズ
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ナムオウ川など、多くの支流が流れ込むメコン河。
大型の船舶も航行できるが、雨季には水量が増して速く、乾季には水量が減り、浅瀬や岩場が増えるため、国際河川の割には各国の船舶の航行は不向きな河。
船着き場
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ルアン・パバーンの町まで戻ってきました。
中々、変化に富んだメコン河クルーズでした。
船着き場周辺
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船着き場からルアン・パバーンの通りへ出ました。
船着き場周辺の風景。
観光客もたくさんいて、そこそこ賑やかな通りの風景。
船着き場周辺
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船着き場周辺の風景。
クルーズ客相手の出店が並んでいた。
船着き場周辺