ラトビア共和国(リガ新市街)
サラカ川とリガ湾
1/40
エストニアを離れ、南へ。
ここはラトビア共和国。
エストニアとラトビアの国境近く、サラックグリーヴァの町。
写真はサラカ川の河口付近の風景で、その先はリガ湾。
リガ湾
2/40
ラトビアの首都、リガへ向かいます。
西側にはバルト海のリガ湾の浜辺が続く。
救世主生誕大聖堂
3/40
リガの市内へ入って来ました。
ここはロシア正教会、救世主生誕大聖堂。
周囲はエスプラナーデ公園が広がる、緑の中の教会。
自由の記念碑
4/40
救世主生誕大聖堂前を南西へ。
自由通りに建つ自由の記念碑。
ラトビア独立戦争での戦没兵士への鎮魂のモニュメント。
ラトビア国立歌劇場
5/40
自由の記念碑から南西へ。
ここはラトビア国立歌劇場。
バレエやオペラの上映や交響楽の演奏などが行われる。
ニンフの噴水
6/40
ラトビア国立歌劇場の北西に公園があり、中央にニンフの噴水が置かれている。
ニンフとはギリシア神話に登場する女神の事で、泉の精霊でもある。
公園からニンフの噴水と国立歌劇場の風景。
ニンフの噴水と花壇
7/40
国立歌劇場前公園の花壇では美しい花々が咲いていた。
花壇とニンフの噴水の風景。
運河
8/40
自由の記念碑の南西側、国立歌劇場の北側には、リガ市内を流れるダウガバ川から水を引き入れている運河がある。
運河の両岸は芝生が植えられ、市民の憩いの場となっている。
運河と石橋
9/40
国立歌劇場前公園辺りから運河に架かる石橋の風景。
運河ではたくさんの水鳥たちが遊ぶ。
運河めぐり
10/40
運河では小型ボートで運河めぐりの遊覧クルーズが楽しめる。
ダウガバ川
11/40
ダウガバ川の風景。
ダウガバ川はロシアからベラルーシ、ラトビアを経てバルト海リガ湾に流れ出る。
ダウガバ川には河川港があり、旅客用ではスウェーデンの首都ストックホルムやフィンランドの首都ヘルシンキと結ぶ国際フェリー、シリアラインが就航している。
ヴァンシュ橋
12/40
ダウガバ川に架かるヴァンシュ橋。
吊り橋の一つ、斜張橋、長さは600mほど。
ダウガバ川の河川港の内、貨物用はリガから離れ、ダウガバ川河口、バルト海寄りにある。
ストーン・ブリッジ
13/40
斜張橋ヴァンシュ橋よりダウガバ川の上流に架かる、ストーン・ブリッジと呼ばれている橋。
以前はオクトーバー・ブリッジと呼ばれていた。
路面電車トラムが走る。
鉄橋
14/40
ストーン・ブリッジより、更に上流に架かる橋はラトビア国鉄の鉄橋。
アーチ型のきれいな鉄橋だ。
市内夜景
15/40
日が暮れました。
市内ではあちらこちらでライトアップされて、夜景が美しいとの事で出かけて来ました。
まずは前述の自由の記念碑。
自由の記念碑広場に建つ。
自由の記念碑
16/40
自由の記念碑のトップに置かれている自由の女神の銅像。
天に掲げた両手には金色に輝く3つの星が乗る。
記念碑の下部には彫刻やレリーフが置かれている。
旧市街夜景
17/40
ビア・レストランカフェのテラス席の風景。
日が暮れてから待っていた様に街中に繰り出す市民たち。
多くの建物は乳白色や山吹色の石材を使っていて、ライトアップされ、美しい街並みを見せてくれる。
ラトビア国立歌劇場
18/40
前述したラトビア国立歌劇場の夜景。
入り口はギリシャ神殿風の立柱の建物。
白い歌劇場全体がライトアップされ、夜空に浮かび上がっている様だ。
ユーゲント・シュティール建築群
19/40
ここは旧市街の北にあるリガ城より更に北東へ1kほどにあるアルベルタ通り。
ユーゲント・シュティール建築群。
デコレーションされた建築物が並ぶ。
猫のいる風景
20/40
ユーゲント・シュティール建築群のあるアルベルタ通りには猫がたくさんいた。
飼い猫たちなのか、人に慣れていてすり寄って来る。
地元の人はもちろん、観光客も可愛がっている様だ。
ユーゲント・シュティール建築群
21/40
ユーゲント・シュティール、ドイツ語でユーゲントは若さ、シュティールは様式を意味し、フランスでの新しい芸術、アール・ヌーヴォーと同意語と解釈されている。
アルベルタ通りに残る建築群は、芸術的な建築物が並ぶ。
ユーゲント・シュティール建築群
22/40
この建物はユーゲント・シュティール博物館。
アルベルタ通りの角に建つ特徴的な塔を持つ建物は、20世紀初頭に住宅、アパートとして建てられた。
猫のいる風景
23/40
猫のいる風景。
逆光の中、石畳の路地にたたずむ猫のシルエット。
リガ中央駅
24/40
所変わって、ここはラトビア国鉄のリガ中央駅。
旧市街の南に位置する。
写真はリガ中央駅の駅舎の風景。
リガ中央駅
25/40
ラトビアの鉄道の歴史は19世紀中頃、ロシアの鉄道としてサンクトペテルブルクからポーランドのワルシャワまでの路線を敷設する際に、もっとも短い距離であるラトビアを通るルートが選定された事が始まり。
リガ中央駅
26/40
現在、バルト三国間での直通列車は運行されていない。
エストニア、タリンへはエストニア側ヴァルガ駅で乗り換える事で移動できる。
リトアニアのビリニュスへもかつては直通列車が運行されていたが、現在は廃止となっており、ラトビア側ダウガフピルス駅でリトアニア方面への列車に乗り換える。
リガ中央駅
27/40
プラットホームに停車中の列車。
先頭にRVRの文字があった。
これはリガ車両製作工場の略称で、旧ソ連諸国で最大の車両製作メーカーだった。
リガ中央駅
28/40
国際列車ではロシアのモスクワとサンクトペテルブルク、ベラルーシのミンスクとの間で夜行寝台特急のラトビア・エクスプレスが運行されている。
鉄道では旧ソ連諸国共通の線路幅を今でも採用しているため、旧ソ連諸国への運行には台車の交換が必要なく、スムーズに国境を往来できるが、ヨーロッパ諸国へ乗り入れるには制限があり、実現していない。
リガ中央駅
29/40
ラトビア国鉄は貨物列車もたくさん運行されている。
ダウガバ川の河川港まで路線は延びていて、貨物船への積み込み、あるいは貨物船からの陸揚げがされる。
荷は石炭や肥料、石油関連など。
旧ソ連諸国の中央アジア諸国まで運ばれる。
リガ中央市場
30/40
ここはリガ中央市場。
中央駅の直ぐ南西、ダウガバ川の川岸にある、ドーム状の建物、5棟と広場の露店からなる、ヨーロッバ最大級と言われる巨大市場。
まずは広場で開かれていた露店の花屋さんの風景。
リガ中央市場
31/40
花屋の市場。
カラフルなので、見ているだけでも楽しい。
多くは切り花を扱っている様だ。
リガ中央市場
32/40
市場のドーム型の建物、かつて第一次大戦時にドイツの軍用飛行船の格納庫として建築された。
そのために、中はとても広く、一日に数万人の買い物客が訪れる。
リガ中央市場
33/40
少し、ラトビアとリガに付いて。
バルト三国の一つ、ラトビア共和国。
バルト三国の真ん中の国で三国の中で最も発展している国。
リガ中央市場
34/40
ラトビアの首都リガはダウガバ川の河川港として繁栄してきた港町。
天然の良港を持つリガは、特に13世紀ハンザ同盟に加盟後、経済的に発展して行く。
リガ中央市場
35/40
次は果物の市場、スイカを専門で売っていた。
リガはヨーロッパ諸国やロシアとバルト海交易の拠点となり、港湾都市として繁栄を掴んで行く。
現在リガはラトビアではもちろん、バルト三国における最大の都市となっている。
リガ中央市場
36/40
ダウガバ川東側のリガ旧市街は中世の面影を色濃く残し、特にハンザ同盟時代の中世ドイツの街並みが残されており、ラトビア語で旧市街の意味であるヴェツリガと呼ばれている。
中世ドイツの街並みは12世紀頃から入植してきたドイツ人の商人たちによって築かれた。
リガ中央市場
37/40
リガで中世の街並みが今に残ったのは大戦の戦火を免れた事と、ソ連に併合されてからもソ連による都市開発があまり行われなかった事による。
そのため、大戦で破壊されたドイツの各都市よりドイツらしい街並みと称される。
リガ中央市場
38/40
リガの街の歴史は古く、2世紀ごろから北欧のバイキングたちがローマ帝国との交易を行う中継地点としてリガの河川港を利用していた。
現在の美しいリガの街はバルト海の真珠と讃えられている。
リガ中央市場
39/40
ドーム内にあったお肉屋さん。
リガ中央市場には、野菜・果物・肉・ソーセージ・魚介類・パン・チーズ・お菓子類・調味料・香辛料などの食品から、衣類・カゴ・鍋・生活雑貨まで何でも置いている。
リガ中央市場