リトアニア共和国(トラカイ)
トラカイ
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カウナスから南東へ70kほどにトラカイの街がある。
トラカイ周辺は湖水地帯となっていて、大小200もの湖が点在する。
ここはその一つガルヴェ湖。
トラカイ城
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このガルヴェ湖に浮かぶ小島に建つのはトラカイ城。
赤いレンガ色と湖の青の対照が美しい。
トラカイ城
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トラカイ湖水地帯の湖の中で最も大きいガルヴェ湖。
広いためヨットを楽しむ人たちがたくさんいた。
湖畔での停泊中のヨットとトラカイ城の風景。
トラカイ城
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ガルヴェ湖の湖畔から見たトラカイ城の風景。
トラカイ城の建つ島をキャッスル・アイランドと呼ぶ。
ガルヴェ湖には大小21の島があり、その一つBažnytėlė島には小さな正教会の遺跡が残る。
トラカイ城
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ガルヴェ湖の湖畔から見たトラカイ城の風景。
中央右の建物はトラカイ城への入り口門の楼閣。
トラカイ城
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ガルヴェ湖の風景。
トラカイ周辺に人が暮らし始めたのは11世紀ごろとされる。
その後、13世紀に狩猟をしていた中世リトアニア公国の大公が湖に囲まれたこの地を見つける。
トラカイ城
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右はトラカイ城への入り口門の楼閣。
大公は南東にある、現在セニエイ・トラカイ村がある地に城を建てた。
今でも一部が古トラカイ城として残っている。
トラカイ城
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その後大公は、周囲をルカ湖やギルジス湖などに囲まれ、水上に半島の様な現在のトラカイの街に2つの城を建てる。
2つの城の一つはトラカイの半島の北側、ルカ湖とガルヴェ湖に挟まれた突端に、もう一つはトラカイの街の北側、ガルヴェ湖に浮かぶ島に建てた。
トラカイ城
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城へ続く橋のたもとから見たトラカイ城。
前者をトラカイ半島城、後者をトラカイ島城と呼び、後者の観光名所であるトラカイ島城を一般的にトラカイ城と呼んでいる。
トラカイ城
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トラカイ城内部への橋は木製の橋だった。
これからトラカイ城へ向かいます。
トラカイ城
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トラカイ城の中庭の風景。
木製の歩道の先、階段の上は宮殿の館。
トラカイ城
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トラカイ城の中庭の風景。
宮殿の館への階段も木の階段だ。
トラカイ城
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宮殿の館への木の階段にて筆者近影。
トラカイ半島城も一部の城壁や防塁、塔などが現在でも残っている。
トラカイ城
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階段の上からの風景。
トラカイ城の中庭では仮設のステージを建ててコンサートなどの催しが行われるとの事。
周囲のレンガ色とも相まって雰囲気のある催しだろう。
トラカイ城
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ここは宮殿。
破壊を免れた一部の建造物が残る。
中庭を中心に木製の回廊が続く。
最上部には教会の様なドームの部屋があり、来客をもてなした。
トラカイ城
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宮殿内から入り口城門の風景。
宮殿の建物と城門の間には空堀があり、賊が入ってこれない様に跳ね橋が取り付けられていた。
トラカイ城
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宮殿内から跳ね橋を渡り、空堀の上の橋から、入って来た中庭方向の風景。
トラカイ城
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橋の上から空堀の風景。
トラカイはリトアニア公国の政治・行政上の中心地として、首都がビリニュスに移る前のわずかな期間、首都機能を果たした。
トラカイ城
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再び中庭へ。
入り口門の楼閣前のお土産屋の風景。
トラカイ城は大公ジーギマンタス2世を最後に、大公の死後、荒廃して行く。
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トラカイ城に遊びに来ていたリトアニアの女の子。
その後もトラカイ城は戦火に遭い、廃墟となるが第二次大戦後に再建される。
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トラカイ城の城壁と、角に建つ塔。
現在、トラカイ城はリトアニアでの主要な観光資源となり、多くの湖沼を持つトラカイは人気のリゾート地となっている。
トラカイ城
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城壁と、角に建つ塔の風景。
トラカイ城は一時期、敵対する権力者を幽閉したり、政治犯の監獄などにも使用された。
トラカイ城
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トラカイ城内部への木製の橋にて筆者近影。
おとぎの国に出て来そうなメルヘンの世界、美しいトラカイ城。
湖に浮かぶ湖城は世界でも多くあり、それぞれ個性的な魅力を持っている。
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筆者が訪れたのは夏だったが、真冬のトラカイ城の冬景色も趣が異なっていて美しいとの事。
湖は氷結し、雪が積もり、一面真っ白な中、レンガ色のお城は綺麗な事だろう。
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ガルヴェ湖ではオールで漕ぐ手漕ぎボートや足漕ぎボートの貸しボート屋が出ている。
一周1kにも満たない小さな島を一回り、波も無い湖上からトラカイ城を見るのも良いかも。
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