メキシコ合衆国(モンテ・アルバン)
モンテ・アルバン
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ここは古代遺跡モンテ・アルバン。
入り口から南へ向かう途中の風景。
モンテ・アルバン
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モンテ・アルバンはオアハカの街から5kの郊外にある。
写真は遺跡中央広場を北から南方向の風景。
オアハカの郊外にオアハカの谷と呼ばれる盆地があり、紀元前14世紀頃、中央アメリカでは最古の古代文明が誕生する。
マヤ文明以前のサポテカ文明である。
北の大基壇
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中央広場北側にある北の大基壇。
遺跡に残る建造物は基礎の石組みで、上部は残っていない。
モンテ・アルバン
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中央広場北西部にある神殿。
神殿前に、年代的にはモンテ・アルバン初期の頃と考えられている石碑が残る。
天体観測に関わったとされる石碑。
踊る人々の神殿
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遺跡の南西部に残る、踊る人々の神殿と呼ばれる遺構。
サポテカ人は紀元前8世紀頃、オアハカの谷に有った小高い山を神への祈りや儀式の地と選び、頂上を削って平坦にし、数々の神殿などを建築した。
モンテ・アルバンである。
モンテ・アルバンはその後西暦8世紀頃まで栄えた。
踊る人々の神殿
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踊る人々の神殿への入り口風景。
モンテ・アルバンは山の上に造られた事から元々水不足だった。
文明は繁栄し、人口が増えると水不足は深刻なものとなり、やがてモンテ・アルバンは放棄され、ミトラへと移って行った。
踊る人々の石彫
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踊る人々の石彫。
神殿には踊っている様に見える人々を石に彫刻したレリーフが残っている。
これらの人は捕えられた敵対する他の部族や王国の人々で、殺害された姿だと言う。
踊る人々の石彫
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踊る人々の神殿。
踊る人々の石彫は併せて300個程。
モンテ・アルバンの見どころは中央広場を中心に縦300m、横200mの範囲に残る神殿の跡。
踊る人々の石彫
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踊る人々の神殿に立て掛けられている、踊る人々の石彫。
屋外に置かれているこれら石板は全てレプリカで、オリジナルは入り口にある博物館や前述のメキシコ人類学博物館に保管されている。
モンテ・アルバン
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中央広場から北側、北の大基壇を背景に筆者近影。
サポテカ人が去った後、ミステカ人がこの地へやって来て、モンテ・アルバンを埋葬の場所として手を加えていく。
北の大基壇もミステカ人が改築した建造物。
天文台
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先がとがった形の遺構は天体観測に使われた天文台。
他の建物は正確に南北に辺を合わせて建てられているが、これは45度傾いて建てられている。
モンテ・アルバン
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遺跡の南に来た。
ここには最大の建造物、南の大基壇が残る。
南の大基壇を背景に筆者近影。
南の大基壇からの風景
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この上からは遺跡全体が見渡せる。
写真は南の大基壇から北の大基壇の方向の風景。
踊る人々の神殿
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南の大基壇の上から北西方向の風景。
手前は第7号墳墓、奥が踊る人々の神殿でその中央に踊る人々の石彫が置かれている。
モンテ・アルバン
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小高い丘の上に残る遺跡からはオアハカの谷の眺めが楽しめる。
オアハカの谷の町の風景。
博物館
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入り口には付属の博物館があり、踊る人々の石彫や出土した土器などが展示されている。
モンテ・アルバンは、オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。