ナミビア共和国(中央高原)
ウィントフックから西海岸へ
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内陸にある首都ウィントフックを後にして、観光のメインとなる西海岸、大西洋側へ移動します。
真っ直ぐに西に向かわず、南西にあるガムズバーグを経由します。
この辺りはウィントフックを含むホマス地方で、高原にある峠、クプファーベルク峠を越えます。
クプファーベルク峠
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未舗装道路ながらウィントフックからの主要道路である、C26号線上にクプファーベルク峠はある。
ナミビア国内の峠の中で、最も標高が高い。
揚水風車
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途中、トイレ休憩を兼ねてドライブインに立ち寄りました。
牧場の様な所で、敷地内には風力ポンプ、揚水風車が建っていた。
揚水風車
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高原には主だった川は無く、有ったとしても涸れ川で、水の確保は専ら風車による揚水ポンプで、地下水を汲み上げる。
道路途中にある農場やドライブイン、ロッジにはほとんど設置されている。
ガムズバーグ
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礫の砂漠を越えると、再び山道に入る。
この辺りはガムズバーグ。
荒涼たる風景が広がる。
ガムズバーグ
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筆者は立ち寄らなかったが、ガムズバーグにはナミビアの保護地域、ガムズバーグ自然保護区がある。
高原に暮らす、様々な野生生物を見る事ができる。
ガムズバーグ
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ガムズバーグは山間部で、都市から離れている辺境の地で、夜間に光がほとんど無く、空気も澄んでいる。
筆者は通り過ぎましたが、ロッジもいくつかあり、宿泊しながら見事な星空を楽しむ事ができる。
ガムズバーグ峠
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ガムズバーグから西、山々の間を抜ける峠の道が続く。
ナミビアの中央部に広がる中央高原。
バッドランドとも呼ばれる、岩肌が露出し、低木と草だけの荒々しい風景が続く。
ガムズバーグ峠
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曲がりくねった、上り下りのガムズバーグ峠。
添乗員さんが昔の添乗仕事の時、峠でバスがオーバーヒートし、その後エンジンが掛からないので、みんなで押し掛けして動かした経験がある、と言っていた。
ガムズバーグ峠
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中央高原は、北と東はカラハリ砂漠のエリアに入り、中央部は急峻な地形と丘陵地帯が入り交じり、多くの谷が存在する。
乾き切った岩だらけの、入り組んだ地形が見どころとなる。
モリンガ
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このバオバブに似た木は、現地ガイドさんによるとボトルツリーと呼ばれる種類の木で、モリンガだとの事。
モリンガを調べると、日本ではワサビノキらしいのだが、どうやら違う種類の木の様だ。
ルーイサンド砂漠
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ガムズバーグ峠を越えると、盆地の様な平原に出た。
ここはルーイサンド砂漠。
小さな砂漠で赤茶けた土の、いわゆる土漠と呼ばれる砂漠だ。
鳥の巣
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谷間の道の周辺には比較的大きな木があり、いくつかの木の枝に不思議な袋の様なものが着いていた。
これはハタオリドリの巣だとの事。
草を上手に編んで、枝から垂れ下がる様に巣を作る事から機織鳥、ハタオリドリと呼ばれる。
千の丘の谷
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ルーイサンド砂漠を南西に進むと、千の丘の谷、と呼ばれる土漠地帯に入る。
中央高原や大西洋側のナミブ砂漠に代表される様に、ナミビアはとても乾燥した土地で、人が住める地域は限られ、それ故に人口密度は世界の国でモンゴルに次いで低い国。
クイセブ・キャニオン
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千の丘の谷を西に進むとC26号線は終わり、C14号線にぶつかる。
北西へ進むと荒涼たる原野に入る。
この辺りはクイセブ川が削ったクイセブ・キャニオンが続く。
サボテン
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中央高原では降雨量が極めて少ない。
サボテンや、わずかの灌木以外の植物は殆ど育たない。
ユーフォルビアと言うサボテンの仲間が生えていた。
これはその仲間のヴィロサスで、樹液は毒を持ち、原住民は矢の先に塗って狩猟をした言い伝えから、別名が矢毒キリンとも呼ぶ。
クイセブ・キャニオン
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クイセブ峠からのクイセブ・キャニオンの雄大な風景。
中央の白っぽい所が、渓谷の底を流れているクイセブ川。
今は涸れ川。
クイセブ橋
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クイセブ峠を下り、クイセブ川に出ます。
ここはクイセブ川に架かるクイセブ橋。
クイセブ川はホマス地方の高原から流れ出し、ナミブ砂漠を西に流れ、ウォルビス湾に出る。
ほとんどの時期は涸れ川で、数年に一度しか海に流れ出さない。
ウェルウィッチア平原
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クイセブ川から離れ、北上します。
ここは中央高原の西の端、ナミブ砂漠へと続く辺り。
一面に小石が混じる、いわゆる礫砂漠が広がるウェルウィッチア平原。
ここには世にも奇妙な植物、ウェルウィッチアが生える。
ウェルウィッチア
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水が無く、植物が生えないこの地でも、わずかな植物だけ生息している。
その一つ、ウェルウィッチア。
日本名を、奇想天外、と言う奇妙な植物。
朝露と10mにもなる根で、地下水を吸って生きながらえる。
多肉植物
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ウェルウィッチアが自生するウェルウィッチア平原には、いくつかの多肉植物も生える。
これはテトラエナの一種。
葉が丸いコインの形をしているので、ドル・ブッシュとも呼ばれる。
ウェルウィッチア
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一つの株から多くの葉が出ている様に見えるが、実は二枚葉のウェルウィッチア。
葉が縦に裂けて成長するので、何枚もの葉がある様に見える。
葉の先は成長と共に枯れて行く。
ウェルウィッチア
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ウェルウィッチアはイチョウや松などと同様に裸子植物で、イチョウと同じくオスとメスが別々の木になる雌雄異株。
写真の木はオス。
幹から外に突き出ているのは、オスの花の集まりの雄花序。
ウェルウィッチア
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ウェルウィッチアは極めて長寿で、大きな株では樹齢2千年位と言われている。
写真のウェルウィッチアは若木なのだが、これでもここまで成長するのに数年経過している。
希少植物なので厳重に管理されている。
ムーン・ランドスケープ
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ウェルウィッチアの平原を西に行くと、草木一本生えていない、荒涼とした地帯に出る。
ここはムーン・ランドスケープと呼ばれる、地球上の風景とはとても思えない、まさに月面大地を想像させる、奇妙な景色が続く地帯。
トカゲ
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トカゲがいた。
これはナミブ砂漠周辺に生息する、シャベルノーズトカゲの仲間。
砂地に暮らし、敵から逃げるため砂に潜るため、掘り起こす鼻を持つ。
ムーン・ランドスケープ
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ムーン・ランドスケープは、スワコプムントへ流れるスワコップ川が数億年かけて大地を侵食した地形。
数々の丘と谷が創り出す、月世界を思い浮かべる様な、荒涼とした風景が続く。
ムーン・ランドスケープ
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ムーン・ランドスケープ、その月面を想像させる幻想的で、非現実的な異世界の風景はSF映画の舞台ともなり、猿の惑星やスターウォーズのロケ地にもなった。
地衣類
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展望台近くに、地衣類を観察できる展示台が置かれていた。
地衣類は菌類の一種で、他の植物が育たない場所にも生育できる。
とてつもなく乾燥したムーン・ランドスケープにも、早朝霧が発生し、その水分だけで生きる。
ムーン・ランドスケープ