ノルウェー王国(フィヨルド)
グドバンゲン
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オスロからは自動車道ヨーロッパヴェイE16号線で、山岳地帯を抜けてきました。
ここはグドバンゲンの村。
小さな集落だ。
グドバンゲン
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フィヨルド観光船が出るグドバンゲンの村。
フィヨルド観光の拠点としてにぎわう。
ここは基地となるホテル、グドバンゲン・フォルドテル。
ケル滝
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ホテル脇から村の南東方向、ケル滝が見える。
ケル滝は見えている滝以外に上部に何段にも滝があり、併せるとノルウェーで最も高い滝とされる。
グドバンゲン
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グドバンゲンの村から南西へ氷河が削ったU字谷が続き、ネーロイダルセルヴィ川が流れる。
鏡の様なフィヨルドの海面を切り裂く様に、筆者が乗船する観光船がやってきた。
グドバンゲン
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船の舳先が上に上がり、入り口が見えてきた。
観光船はフェリーで、車も乗り込めるようだ。
グドバンゲン
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同じ船に乗船する親子。
今回の旅ではグドバンゲンからフロムまでのフィヨルド観光の船旅を楽しみました。
出港
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いよいよ出港で、フィヨルド観光の旅が始まる。
フェリーの甲板からグドバンゲンの船着き場の風景。
小屋
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フェリーの甲板からの風景。
グドバンゲンの村の名前は古代北欧語で古い農場、の意味だそうだ。
民家
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氷河が削った深いU字谷のフィヨルドには両岸ともに平地がほとんど無い。
わずかな土地に民家が建っていた。
山小屋
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ごつごつとした岩石がむき出しのフィヨルドの岸辺の風景。
ポツンと山小屋が一軒建っていた。
グドバンゲン
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ノルウェー旅行での最大の目的と言えば、やはりフィヨルドの観光でしょう。
随分と遠のいたグドバンゲンの村の風景。
ルセヴィキの滝
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しばらく進むと、進行方向左側、フィヨルドの西にルセヴィキの滝が見えてきた。
山から渓流、ストルスクレドグロヴィ川の流れが落ちる。
ルセヴィキの滝
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フィヨルドはU字の深い谷になっており、両岸は切り立った山々が続く。
多くの山には雪が残り、雪解け水がいくつもの渓流となって流れ、大小さまざまな滝がフィヨルドに落ちる。
バッカ教会
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ここはバッカ村に建つバッカ教会。
ノルウェー国教会のネーロイ教区教会で、1859年に建てられた古い教会。
小さな木造の教会だが、真っ白で、フェリーからは遠くからでも見えた。
バッカ村
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フィヨルドの北側にある小さな村、バッカ村。
バッカは古代北欧語で川の土手、の意味だそうだ。
バッカ村
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フェリーの後方甲板から、遠のいて行くバッカ村の風景。
グドバンゲンからは細い道が通じているが、最近には途中までトンネルが開通したらしい。
タフト村
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フィヨルドの小さな村の一つ、タフト村。
バッカ村の少し北にある。
タフト村
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フェリーからのタフト村の風景。
後ろの滝はタフト滝。
数軒ほどの小さな村だがキャンプ場があり、キャンパー達がグドバンゲンから訪れる。
タフト滝
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タフト村に流れ落ちる滝はタフト滝。
山からのタフテールヴィ川が作る滝。
高さは680mで、全景を見るには、やはりフェリーからだ。
タフト村とタフト滝
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遠のいて行くタフト村とタフト滝の風景。
タフト村へはバッカ村から続く細い道があるが、グドバンゲンから車で来れる村はタフト村までで、ここから先、北東方面には道が無い。
全てフェリーを使うしか無い。
ネーロイ・フィヨルドの風景
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タフト村を過ぎた辺りからフィヨルドは東へ向きを変える。
グドバンゲンから続くこのフィヨルドはソグネ・フィヨルドの支流、ネーロイ・フィヨルド。
オドネス滝
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フィヨルドの南側に見えてきた滝はオドネス滝。
オドネセルヴィ川にある滝。
高さは620mだとの事だが、奥に入り込んでおり、全景は見えない。
オドネス滝
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流れ落ちるオドネス滝。
この辺りは道が無く、滝を見るにはフィヨルドを行き交うフェリーや観光船などからしか、見る事は出来ない。
ホーベルググロヴィ滝
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オドネス滝の対岸、ネーロイ・フィヨルドの北側にあるホーベルググロヴィ滝。
ちなみに、ノルウェー語で滝をフォッセンと言う。
例えばケル滝を表記としては、ケル・フォッセンとなっている。
スタイヴィ村
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フェリーはスピードを緩め、桟橋に着岸する様だ。
ここはフィヨルドの南側にあるスタイヴィ村。
村のそばにはキルユケルグロヴィ滝が流れる。
スタイヴィ村
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スタイヴィ村は、ほんの数軒しか家が建っていない、とても小さな村。
フェリーの甲板から見ていると、船着き場へはガチョウを連れて下船していった地元のおばあさんが一人だけ。
観光フェリーはこの後もいくつかの村にも立ち寄った。
スタイヴィ村
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スタイヴィ村を後にして、観光フェリーは航行を続ける。
道が通じていないフィヨルドの小さな村では、フェリーは地元の人の重要な交通手段にもなっている様だ。
ディルダル・フェジェカイ村
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次に立ち寄ったのは、スタイヴィ村の対岸、直ぐ北にあるディルダル・フェジェカイ村。
フィヨルドに面した僅かな平地にも、人々の暮らしがある。
フィヨルドの滝
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フィヨルドの両岸には大小様々な滝が流れ落ちているが、雪解け水が涸れる晩秋から春の間は姿を消す、名も無き滝も数多くある。
フィヨルドの観光資源がこの周辺の大きな収入の源となっている。
ネーロイ・フィヨルド
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幾重にも山々が連なり重なるネーロイ・フィヨルドの風景。
ソグネ・フィヨルドの支流のネーロイ・フィヨルドはグドバンゲンから分岐するオーランド・フィヨルドまでの長さ20kほどを指す。
ラグダ滝
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ネーロイ・フィヨルドの北側にあるサーゲルヴィ川から流れ落ちるラグダ滝。
ネーロイ・フィヨルドにある滝の中で、最も大きい滝の一つ。
滝の上部には雪解け水が溜まった湖が無数にあり、小さな流れがサーゲルヴィ川に集まり、とても水量の多い滝を作っている。
観光フェリー
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すれ違う観光フェリー。
ちなみにフィヨルドとは太古の昔、氷河期にできた氷河が、氷河期の終わりの頃に海へ流れだし、山を削った、細長くとても入り組んだ非常に複雑な入り江の事で、れっきとした海。
ネーロイ・フィヨルド
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ネーロイ・フィヨルドが人気なのは幅が狭いため、より迫力の景観が楽しめる事。
ネーロイ・フィヨルドは西ノルウェーフィヨルド群、ガイランゲル・フィヨルドとネーロイ・フィヨルドとしてユネスコ世界自然遺産に登録されている。
フィヨルドの合流
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さて観光フェリーは90度向きを変えて南東へ向かう。
ここはネーロイ・フィヨルドが終わり、南東にあるオーランド・フィヨルドへと入った合流地点辺り。
オーランド・フィヨルド
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オーランド・フィヨルドを南東へ向かう。
振り返って北西、本流のソグネ・フィヨルド方向の風景。
ソグネ・フィヨルドはノルウェーのフィヨルドの中でも最も大きく、200kにもなる。
ポツンと一軒家
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オーランド・フィヨルドの断崖の上にポツンと建つ一軒の家。
ノルウェーにはネーロイやオーランド、ソグネ以外にも数多くのフィヨルドがあり、その他の有名で代表的なものはガイランゲル、トロンヘイム、ハルダンゲルなどがある。
フィヨルドの家
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先ほどの一軒家をロングで撮影。
フィヨルドの両岸には切り立った断崖絶壁が多く、周りの風景を見ると、よくこの様な所に家が、と思う。
アンダーダル村
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オーランド・フィヨルドをしばらく進むとフィヨルドの南側に小さな村が現れた。
アンダーダル村だ。
アンダーダル村
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アンダーダル村はフィヨルド観光やキャンプ、フィッシングなどで人気の村で、小さいながらも歴史のあるアンダーダル・スターヴ教会がある。
ヤギのチーズの生産地としても知られる。
アンダーダル村
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アンダーダル村は、以前はフィヨルドの多くの村の様に交通手段はフェリーだけだった。
近年になって自動車道ヨーロッパヴェイE16号線から分岐する、U字の谷の合間を縫う様にアンダーダル川沿いに、細いながらも舗装された道路が開通した。
オーランド・フィヨルド
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アンダーダル村を過ぎ、しばらく進むと観光フェリーは南へと方向を変える。
オーランド・フィヨルドは約30kほどの長さを持つ。
オーランド・フィヨルド
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ソグネ・フィヨルドの支流が南に延び、そこから南西へと分岐したのがネーロイ・フィヨルドでグドバンゲンの村まで続く。
南東へ分岐したのがオーランド・フィヨルドでフロムの村まで続く。
オーランドバンゲン村
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この村はオーランドバンゲン村。
グドバンゲンへの途中、E16号線のラルダール・トンネルを出て見かけた村だ。
オーランドバンゲン村
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オーランドバンゲン村は氷河湖のヴァスビグデバトネット湖からのオーランドセルヴィ川がオーランド・フィヨルドに流れ込む河口に位置する。
氷河湖とは氷河が山を削った跡に氷河が水となって溜まった湖で、海とは直接つながっていない。
オーランド・フィヨルド
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波は無く、静かで鏡の様なフィヨルドの水面。
急峻な山々がいくつも重なり、美しい雄大な風景を見せてくれる。
フロムの村
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フィヨルド観光もそろそろおしまい。
前方には終着地、フロムの村が見えてきた。
フロムの村
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フロムの村の奥に見えている滝は、ブレーケセルヴィ川の流れが造ったブレーケ滝。
見えている部分で100m、多段になっている上部を含めると800mにもなる。
フロムの村
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見えている建物はフロムフレトハイム・ホテル。
フロムの村は、フロムセルヴィ川の河口に位置する。
フロムの村
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フロムセルヴィ川はレイヌンガ湖から流れ出し、フロム渓谷を通る全長40kの川。
フロムセルヴィ川は途中にフロム山岳鉄道の景勝地となっているショース滝がある。
ショース滝は後で訪れます。
フロムの村
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フロムの語源は古代北欧語で、山間にある平らな土地、を意味している。
これはフロムセルヴィ川が度々洪水を発生させ、跡に氾濫原を作った事による。
フロム港
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フロムの港はそのままフロム山岳鉄道のフロム駅にもなっている。
フロムの村は、フィヨルド観光の拠点として一大観光地となっていて、世界一周クルーズを行う巨大クルーズ船も寄港する。
接岸の風景。
フロム港
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フロム港に停泊中の観光フェリー。
フィヨルドが存在するのはノルウェー以外にもアイスランド、デンマーク、カナダ、チリ、ニュージーランドなどが知られているので、そちらにも是非行ってみたいものだ。