ノルウェー王国(山岳鉄道)
フロム駅
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ここはフロム山岳鉄道の始発駅フロム。
フロム駅はフィヨルド観光を終えて、観光船が着く波止場に隣接する。
フロム駅
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独特の赤い色をしたフロム駅の駅舎。
フロムはフィヨルド観光の基地として多くの観光客が訪れる。
フロム駅
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フロム駅のプラットホームの風景。
フロムは急峻な山々の合間にある村。
フロム駅
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フロム駅のプラットホームの風景。
フロム駅は行き止まりの駅で、列車の先にはソグネ・フィヨルドの支流の一つ、オーランド・フィヨルドの海が見える。
フロム駅
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出発を待つ、フロム山岳鉄道の列車。
とても馬力がありそうな電気機関車だ。
急勾配な路線のため、機関車は先頭と最後尾の2両で運転する。
フロム駅
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フロム駅のプラットホームからの風景、とても広々としている。
フロムの村は500人ほどが暮らす小さな村だが、観光客は年間45万人も訪れる。
フロム駅
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フロム駅の駅舎を背景に筆者近影。
これから列車に乗り込み、ミュールダールへ向け発車です。
フロム山岳鉄道
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すれ違う、フロム着の列車。
フロム山岳鉄道は単線なので、フロム着の列車が到着後の発車となる。
車窓風景
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フロム山岳鉄道はフロム渓谷を流れるフロムセルヴィ川に沿って南へ走る。
フロムセルヴィ川はとても美しい清流だ。
ルンデン駅
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フロム駅からの最初の停車駅、ルンデン駅。
プラットホームは木造で、駅舎は無く、木造の小さな黄色の待合室があるだけ。
山羊
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しばらく走っていると、突然に急ブレーキが。
何だろうと窓の外を見てみると、機関車の前の線路上にたくさんの山羊が歩いていた。
車内からは、「アブナイよう」の声が上がり、「左手に山羊がおり、少し速度を落として走行します」の車内放送があった。
フロムセルヴィ川
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美しいフロムセルヴィ川の渓流風景。
岩盤に沿って木製の橋が架かっているが、この橋はシュタインショーレン橋と言う。
100年ほど前に川で漁師たちが漁をするために作られた。
現在は老朽化のため渡れないが、歴史的な遺構として保存されている。
サイクリング
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フロム山岳鉄道沿いの道でも良く見かけたが、サイクリングを楽しむ人々が多い。
この道ではないが、フロムから続くララーヴェゲンと言う道があり、サイクリング愛好家にとても人気の自転車道だ。
もとは山岳鉄道の建設用の道だったが、その後自転車専用道路として整備された。
ホーレイナ
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ホーレイナ駅を通過。
フロム山岳鉄道はノルウェー鉄道ベルゲン線の支線フロム線の事で、フロム駅からベルゲン線のミュールダール駅までの区間を走る。
フロム教会
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谷あいの村を通過中、村にあった教会の風景。
フロム教会と言う、ノルウェー国教会フロム教区の教会。
最初に建てられたのは14世紀中頃という、古い歴史を持つ。
車内風景
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トンネルを通過中の車内の風景。
ベルゲン線への乗換駅ミュールダールまでの20K、約一時間のフロム線の旅。
世界有数の急勾配の鉄道で知られる。
リョアンデ滝
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フロム教会のある村を過ぎると、右手に滝が見えた。
リョアンデ滝だ。
西側の山にある氷河湖、ヴィッダルヴァトネットから流れ出るヴィダルセルヴィ川の流れが作る。
トンネル
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フロム線はカーブとトンネルが多い。
トンネルを見ると掘られた面がデコボコだ。
現在のシールド工法などと異なり、当時は全て手掘りだった。
山間の村
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山岳鉄道での楽しみの一つは車窓からの美しい風景。
切り立ったフィヨルドの合間に小さな村々が点在する、牧歌的風景に出会える。
トゥンシェル滝
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トゥンシェル村の奥の山から流れ落ちるのはトゥンシェル滝。
トゥンシェルエルヴィ川の流れが何段にもなって流れ落ちる。
高さは合わせると500m以上にもなる。
ベレクヴァム駅
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ベレクヴァム駅の風景。
単線のフロム線の中で、ベレクヴァム駅は2車線あり、唯一列車がすれ違う事のできる駅。
渓谷
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トンネル以外は、ほぼ渓谷に沿って曲がりくねって走る。
観光路線として知られる、フロム線の車窓からは非常に美しい景観が楽しめる。
雪渓
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ブロムヘッラー駅を過ぎた辺り、山間に残る雪渓の風景。
フロムには自動車道ヨーロッパヴェイE16号線が通じており、フィヨルド観光後の移動はバスでも可能なのだが、多くの観光客は山岳鉄道の景観を楽しむためフロム線を利用する。
ショース滝
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コールダル駅を通り過ぎると、列車の右手に大きな美しい滝が見えてきた。
山岳鉄道フロム線の沿線風景の中で、最も人気で名高いショース滝だ。
列車はカーブを描いてショース滝へ向かうのだが、全景を見るのは少し離れたこの辺りがベスト。
ショース滝駅
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ショース滝駅に到着しました。
この駅は乗降客用の駅ではない。
ショース滝を見るためだけに存在する観光用の駅。
ショース滝
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ショース滝。
落差93mのショース滝は何段かに分かれているが、併せると238mの高さがある。
ほんの間近で見れるお陰で、滝の迫力を十分に満喫できる。
ショース滝
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ショース滝は東にあるレイヌンガ湖から流れ落ちる。
夏のベストシーズンにはバレエ学校の生徒たちによる、民間伝承に登場する森の妖精ハルドラの踊りがプラットホームで行われ、観光客の人気となっている、と言う。
ショース滝
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筆者が訪れたのは秋の始まりの頃で、水量は少し少なくなっている頃。
雪解け水が多い夏は水しぶきがすごく、ホームは水浸しになるらしい。
ショース滝
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もともとこの駅は、フロム線を電化する際に電力源として、大きな落差を利用した水力発電所建設のための駅だった。
そのため、周囲には発電所関連施設以外に民家は無く、現在はショース滝を観光するための駅となった。
ショース滝駅
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ショース滝駅はトンネルとトンネルのわずかな間の断崖上に、木で造った仮設ホームの様な展望台があり、写真撮影をする。
プラットホームは短く、列車の両端はトンネルの中なので、トンネル内にも乗降用の歩道がある。
レイヌンガ駅
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ショース滝を出ると、列車はトンネルをくぐり、大きくループし、次の駅のレイヌンガ駅を通過。
徐々に標高が高くなり、この駅は標高768mにある。
レイヌンガ湖
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レイヌンガ駅を過ぎると、列車は南側に180度ループする。
右手に見えてきたのはショース滝の水源、レイヌンガ湖。
ショース滝
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レイヌンガ湖の西側で流れ出るショース滝の上部。
ショース滝はフロムセルヴィ川へと流れ込む。
バトナハルセン駅
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ショース滝の景色が過ぎるとバトナハルセン駅に到着。
ここでは何人かの乗降客があった。
駅近くにはホテルやバンガローなどが建ち、ハイキングの基地として、冬にはスキーの基地として人気がある。
ミュールダール駅
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バトナハルセン駅を出て南へ向かうとフロム線の終着駅、ミュールダール駅に到着。
この駅でベルゲン線に乗り換える。
ミュールダール駅
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ミュールダール駅到着のフロム線の列車から降りる筆者近影。
ミュールダール駅は乗換駅でもあり、とても大きな駅だった。
ベルゲン線
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しばらく待っていると目を引く真っ赤な列車が入ってきた。
ベルゲン線の列車だ。
ミュールダール駅
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ベルゲン線の列車に乗り込む筆者近影。
写真を撮り、ビデオを回して慌てて乗り込む。
ボス駅
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ボス駅に到着、すれ違うローカル列車の風景。
ノルウェー鉄道ベルゲン線では首都オスロとオスロに次ぐ都市のベルゲンを結ぶ高速列車が運行されている。
全線単線なので、駅では行き違いのため反対方向の列車を待つ。
ボス駅
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ボスの街はウィンタースポーツで人気がある。
スキーやモーグルなどでは国際大会が開かれる。
ウィンターリゾート地になっていて、冬季はたくさんの観光客が訪れる。
ベルゲン線の車窓風景
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のどかで美しい風景のベルゲン線の車窓。
フロム線の山岳鉄道とは打って変わって、モダンな高速列車を運行するベルゲン線。
エバンゲル教会
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エバンゲルの村に差し掛かった。
村を流れるボッソ川の対岸に建つのはノルウェー国教会ボルスタッド教区のエバンゲル教会。
もともとここには13世紀ごろにスターブ教会が建っていたが、17世紀に最初のエバンゲル教会が建てられた。
その後何度か再建されている。
エバンゲル駅
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小さなエバンゲル村にあるエバンゲル駅に到着。
村の北側には、ボッソ川から続くエバンゲル湖が広がり、列車の車窓からも見えた。
エバンゲル駅
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停車中の列車からエバンゲル駅のホームとエバンゲル村の風景。
ベルゲン線は最初はベルゲンとボスとを結ぶローカル線だった。
後に山岳地帯を越えオスロまでつながり、現在では主要路線となっている。
ボルスタドリ駅
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ボルスタドリ駅にて列車の行き違い。
すれ違うローカル列車。
ローカル列車もいくつか種類があるようで、これは比較的に新しそうな車両だ。
ベルゲンの街
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ベルゲンの街が見えてきた。
乗換駅ミュールダールからのベルゲン線での鉄道旅も、そろそろ終点だ。
ベルゲン中央駅
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ノルウェー鉄道ベルゲン線の終着駅、ベルゲン中央駅に到着。
高速列車から降りる筆者近影。
ベルゲン中央駅
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乗ってきた列車の先頭電気機関車の風景。
電気機関車は無骨なスタイルが多いが、なかなかスタイリッシュなフォームだ。
ベルゲン中央駅
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ベルゲン中央駅のプラットホーム風景。
こちらは何度か途中にすれ違ったローカル電車の風景。
ボス行きとなっており、各駅停車の電車だろう。
ベルゲン中央駅
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出発を待つローカル線の列車。
ノルウェー第2の都市にてフィヨルド観光の拠点の街となっているベルゲン。
その入り口となるベルゲン中央駅。
ベルゲン中央駅
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ベルゲン中央駅の風景。
駅は行き止まりの駅。
オスロからの長距離列車も着く、ベルゲン中央駅。
夜行寝台列車も運行されているので、いつか是非乗ってみたいものだ。
ベルゲン中央駅
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ホームの端からの風景。
端は屋根が無かった。
ベルゲン中央駅はベルゲンの街の少し東にある。
街には見る所がたくさん在り、これから散策します。
ベルゲン中央駅
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駅を出て街に出た。
振り返り、駅舎を見る。
小じんまりとはしているが、石造りで風格のあるベルゲン中央駅。
ベルゲン中央駅