ルーマニア
ブカレスト空港
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ルーマニアの首都、ブカレストへの玄関口、アンリ・コアンダ国際空港。実際にあるのはブカレスト市ではなく、車で半時間程の隣の市。まあ、成田空港みたいなものかな。
ブカレスト
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ルーマニアは旧共産圏の東欧と呼ばれる国。第二次大戦後、王制は廃止され社会主義国家となる。その後、ルーマニア共産党のチャウシェスクによる独裁体制へと突き進み、国民は貧困と自由の無い生活を強いられる事となる。統一広場から統一大通りの風景。
ブカレスト
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独裁政権の下、やがて国民の不満は大きくなり、民主化の動きが活発となってくる。そしてついに1989年暮れ、民衆は蜂起する。逃亡していたチャウシェスクは捕らえられ処刑された。ルーマニア革命である。統一広場風景。
国民の館
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圧倒的な存在感で建つ、国民の館。
当時、大統領で独裁者だったチャウシェスクが個人の宮殿として国家財産を注ぎ込んで建設した、広大な建物。
国民の館
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正式には議事堂宮殿と呼び、現在は国会議事堂として、また会議場として使用している。観光用資源としても重要な施設となっている。アメリカ国防総省ペンタゴンに次いで世界第二位の大きさとの事。
国民の館
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国民の館、内部風景。
国民の館
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建設前のこの周辺には教会、遺跡など古い歴史的建造物が残る旧市街地であった。そこの住民を追い出し、建物を破壊してこの巨大宮殿は建てられた。国民の館から見たブカレスト市内風景。
国民の館
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入口の持ち物検査は厳重で、撮影も有料となっている。内部を見学するには専属のガイドが付かなければできない。我々にはたどたどしいが、日本語のできるジョーク好きなガイドが付いたので、楽しい解説が聞けた。
国民の館
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総部屋数はゆうに3千は超えると言う。観光客が見学できる様に公開しているのは、その内のほんの一部の部屋。だがそれだけでも、広くて豪華な内部を見て回るには一時間以上は必要。
ブラショフ
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ここはトランシルヴァニア地方の中心都市、ブラショフ。
街近くの丘に街の名前の看板が立ててあった。
ブラショフ
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中央公園に建つ市庁舎。
ブラショフ
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中央公園近くの県庁舎。
ブラショフ
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市庁舎の夜景。
ブラショフ
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市庁舎の夜景とカピトリーノの雌狼像のシルエット。ローマにて有名な、狼の乳を飲む兄弟の姿の像で、イタリアからルーマニアに友好の品として贈呈した。像はブカレストにあるが、ブラショフ市庁舎前にも置かれていた。
ブラショフ
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市庁舎、県庁舎の夜景。
ブラショフ
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ブラショフの街は中世、ドイツ騎士団が造り、沢山のドイツ系市民が住んでいた。
その歴史が、旧市街の風景に今も残っている。
ブラショフ
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ブラショフ旧市街の入口に建つ、スケイ門。
この街ができた時、ドイツ人街と外とを隔てるために建てた。
ブラショフ
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旧市街の風景。
ブラショフ
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旧市街の風景。
黒の教会
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旧市街に建つ教会で、ゴシック様式としてはトランシルヴァニア地方最大。名前の由来は、かつてハプスブルク家の軍隊に攻められた時、戦火で教会が黒く焦げてしまった事から。今は修復され、黒い外壁のイメージはそれ程残っていない。
黒の教会
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黒の教会の塔。
時計塔にもなっている。
くっきりとしたきれいな時計で、カラフルな色でした。
最近修復したのかも。
黒の教会
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黒の教会のシックな風情。
黒の教会
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秋だったので、黄色の落ち葉が沢山舞っていた。
古い教会にはぴったり。
スファトゥルイ広場
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ブラショフ旧市街の中心にあるスファトゥルイ広場。
旧市役所
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スファトゥルイ広場に建つ旧市役所。
現在は歴史博物館。
高い時計塔は当時の見張り塔で、警鐘を打ち鳴らす鐘がある。
スファトゥルイ広場
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スファトゥルイ広場は市民の憩いの広場。
観光客も多い。
スファトゥルイ広場
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スファトゥルイ広場の風景。
周りは歴史を感じる建物が残り、雰囲気のいいオープン・カフェが店を出していた。
ブラショフ旧市街
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ブラショフ旧市街で出会ったルーマニアの子供達。
遠足で来ていた様です。
スファトゥルイ広場
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スファトゥルイ広場から黒の教会を望む。
ブラショフ旧市街
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黒の教会近く、旧市街風景。
ブラショフ旧市街
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ストリート・ミュージシャン。
旧市街にて。
ブラショフ旧市街
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旧市街風景。
ブラショフ
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ホテルの窓から見た、ブラショフの街の風景。
ブラショフ
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ホテルの窓から見た、早朝のブラショフの街。
ブラショフ
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ホテルの窓から見た、教会の夜景。
夕食
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チョルバと呼ばれるスープ。
ハーブを使った少し酸味のある料理。
ブラン城
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山と森に囲まれたトランシルヴァニア地方にある古城、ブラン城。トランシルヴァニア地方と言うと吸血鬼ドラキュラ伯爵が有名。アイルランド人作家ブラム・ストーカーの怪奇小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場し、名優クリストファー・リーの映画でもおなじみ。
ブラン城
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ドラキュラのモデルと言われているのが、この地方出身のヴラド3世。敵を串刺しにするなど残酷な処刑をしたことから伝説となったと言う。ブラン城はヴラド家の居城で別名ドラキュラ城と言われている。祖父のヴラド1世が住んでいた。お城の上階から中庭風景。
ブラン城
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ドラキュラ城の異名を持つが、不気味な恐ろしい雰囲気はなく、中世の姿そのままの美しい城。城内はきらびやさは無く、城にしては簡素な造りではあるが、素朴な美しさを見せている。中庭は小さく、通路や階段も狭くて複雑で、迷ってしまう。一階から二階への狭い石階段を階下から。
ブラン城
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高所に築かれているだけに、ここからは下界が一望でき、眼下のブランの村々の素朴な風景を楽しめる。
ブラン城
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ブラン城内風景。
調度品が美しく飾られていた。
ブラン城
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それ程広くない中庭風景。
ブラン城
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お城は戦後、王政が廃止され共産主義政権になった時、ルーマニア共産党に没収された。しかし2006年に王族の持ち主に返還された。その時に王族から3年間はお城を公開するが、個人のお城になった事でそれ以降公開するかは未定と発表された。もしかすると観光のラストチャンスだったかも。
ブラン城
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城下のお店の土産品はほとんどがドラキュラ関連グッズ。
キーホルダーやTシャツは定番で、口から血が滴るゴムのかぶり物や肖像画まで様々。
シギショアラ
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中世の街並みが今なお残る城塞都市シギショアラ。
ルーマニア観光の中でも特に人気が高い。
シギショアラ
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旧市街は城壁や石畳の道など保存が良く、旧市街全体がシギショアラ歴史地区としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
シギショアラ
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西門の服職人の塔。
シギショアラ
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ドラキュラのモデル、ヴラド3世の生家。
現在はレストランとなっていて、雰囲気ある内装。
料理もおいしかった。
シギショアラ
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旧市街の風景。
シギショアラ
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旧市街の風景。
シギショアラ
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旧市街の風景。
シギショアラ
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旧市街にあったアンティーク‐ショップ。
シギショアラ
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街の中心にはひときわ目立ってシンボルとなっている時計塔が建っている。
ヴラド3世の生家と時計塔の風景。
シギショアラ
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時計塔の上部。
時計の横には機械仕掛けのからくり人形があり、一日4回定時に人形がかわゆく動く。
シギショアラ
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時計塔の下部。
アーチをくぐって行くと、さらに古い風景が残っている。
アーチの脇には時計塔へ登る入口がある。
シギショアラ
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旧市街の風景。
シギショアラ
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細い路地を歩けば、中世から時間が止まったままの様な錯覚になる。
旧市街の風景
シギショアラ
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旧市街の風景。
シギショアラ
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旧市街の風景。
シギショアラ
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どこから見ても、カメラのシャッターを切りたくなる。
そんなシギショアラの旧市街風景。
山上教会
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旧市街の石畳を奥へ奥へと進んで行くと、木の屋根でできた石造りの階段にたどり着く。
日本にもいくつかのお寺にある、屋根付きの登廊の様。
これは「山上教会」への入口。
山上教会
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山上教会への石造りの長い階段。
山上教会
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小さく質素な山上教会。
山上教会
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旧市街からの長い石段をゼイゼイ言いながら登り切ると、そこは静寂の空間。
教会裏には苔むした墓石が並ぶ墓地があった。
山上教会
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山上教会。
山上教会
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山上教会から見下ろす街並み。
赤茶色のレンガ屋根が連なる素晴らしい風景。
山上教会
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山上教会近くの風景。
夕食
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グヤーシュと呼ばれるシチュー風の煮込み料理。
東欧諸国に広くあり、バリエーションも多い。
赤い色はトマトかと思ったらパプリカらしい。
シナイア
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ここはカルパチア山脈の真珠と呼ばれているシナイア。
リゾート地としても人気が高い。
シナイア
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街は古い石造りの建物が多い。
シナイア
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シナイアの街。
この地は標高が高く、ルーマニア王族の避暑地になっていた。
ぺレシュ城
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木々に囲まれた森の中に建つ美しい城、ぺレシュ城。
お城へと続く歩道からの景色。
ぺレシュ城
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ルーマニア国王の別荘として建てられた宮殿。
ぺレシュ城
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ドイツ風の造り。
当時の国王がドイツ出身だった。
ぺレシュ城
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どこを撮っても絵になる美しいお城。
城内への入口風景。
ぺレシュ城
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お城の外壁には美しい絵が沢山描かれていた。
ぺレシュ城
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彫刻の庭。
お城以外にも庭園が素晴らしい。
ぺレシュ城
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彫刻のある噴水。
ぺレシュ城
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噴水や沢山の彫刻が飾られていて、お城と見事にマッチしている。
ぺレシュ城
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ぺレシュ城をバックに筆者近影。
ペリショール城
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ぺレシュ城とほとんど同じ所に建っているペリショール城。
ペリショール城
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明るい色の壁と焦げ茶色の木のさんの対比が美しい。
王族が狩猟用に建てた。
シナイア
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山に登るロープウェイ。
冬はスキーでにぎわう。
パイロットのモニュメント
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ブカレスト市内に入る道に建っていた、戦時中の飛行機の犠牲者のモニュメント。
凱旋門
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ブカレスト中心へ向かう道にある凱旋門。
最初は木製だったが何度か立て替えられ、現在は石造り。
トラム
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ヨーロッパの各都市にはこの様な路面電車が多い。
環境に優しい事から見直され、日本でも復活の動きがある。
旧共産党本部
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革命広場に建つ立派な石造りの建物。
1989年12月、革命の舞台となった。
現在は政府合同庁舎となっている。
旧共産党本部
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旧共産党本部の前にあった、男性の像。
共産党独裁体制の犠牲者を表現して皮を剥がれた姿にしている。
共和国宮殿
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旧王宮で、大統領府としても使われて来た。
現在、一部は美術館としてアートギャラリーになっている。
アテネ音楽堂
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革命広場にあったアテネ音楽堂。
クレツレスク教会
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革命広場に建つ教会。
この国独特の建築様式で建てられたルーマニア正教教会。
クレツレスク教会
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革命広場の通りは交通量も多い。
そんな都会のけんそうをよそに、静かなたたずまいを見せている。
ブカレスト大学図書館
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革命広場前に建ち、旧共産党本部に隣接する。
一部改修工事が行なわれていた。
似顔絵
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似顔絵を書いてもらっていた少年。
カメラを向けると恥ずかしそうでした。
国際軍事倶楽部
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バスの車窓から。
ナショナル・ミリタリー・サークルとある。
直訳すれば国際軍事倶楽部となるのだが。
どうやら博物館の様だ。
大主教教会
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3つの多角柱状のドームが屋根に建つ特徴的な教会、大主教教会。
大主教教会の鐘楼
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大主教教会の鐘楼の風景。
ルーマニア総主教宮殿
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ルーマニア正教会の総主教の館。
夕食
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ミティティと呼ばれる肉料理。
ミンチの肉団子。
つくねの炭火焼きと言ったところ。
パサパサではなく、むしろ弾力があって固い。
地下鉄
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きれいでモダンなブカレストの地下鉄。
主要な所に行くには便利。
旧市街入口
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これからブカレスト旧市街を散策。
これは聖イリー教会。
元々ここにあったわけではなく、地方から移築された。
旧市街風景
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市民でにぎわう旧市街の風景。
女の子
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ブカレストの女の子。
旧市街にて。
クルテア・ヴェケ教会
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旧市街の旧王宮跡に残る古い教会、クルテア・ヴェケ教会。
クルテア・ヴェケとは旧王宮の事で、聖アントン教会とも呼ばれる。
クルテア・ヴェケ教会
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教会内部の聖堂風景。
遺跡
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旧市街で最も古い地区で、ドラキュラのモデル、ヴラド公が築いた王宮跡。
今は砦の跡などが一部残っているだけ。
女の子
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ブカレストの女の子。
旧市街にて。
ルーマニア国立銀行
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どちらかと言うと暗い色の建物が多い中、真っ白の大理石の建物は国立銀行の新館。
ロシア教会
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たまねぎ頭が特徴的なロシア教会。
旧市街にて。
お嬢さん
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ブカレストのお嬢さん。
旧市街にて。
スタブロポレオス教会
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ルーマニア独自様式が美しい、ブカレストでも最古の教会のひとつ、スタブロポレオス教会。
演劇
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旧市街の一画で演劇が行なわれていた。
内容は判りませんが、見物客を群衆と見なしての民主化運動の様子かな。
観光馬車
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観光用の馬車がひづめの音をたてながら走っている。
旧市街風景にとけ込んでいました。
青年団
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民族衣装の青年団。
旧市街にて。
アーケード
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旧市街のきれいな雰囲気のあるアーケード。
オープンカフェが沢山でていた。
経済連合宮殿
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透明なガラスドームを中央に持ち、シンメトリー(左右対称)が美しい建物。
結婚式
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小さな教会で結婚式が行なわれていたので、少しのぞいてみました。
教会は特に貸し切りと言うわけでなく、礼拝も一般に行なわれていました。
国境
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ブルガリアとの国境。
陸路にて国境越え。
EUに加盟した事でパスポートのチェックも簡単になり、以前と比べて時間が掛からなくなりました。