ルーマニア(シナイア)
英雄の十字架
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次の観光地はシナイア。
ブラショフから30kほど南へ下って行きます。
途中のブシュテニの町を通過中、西のカライマン山の山頂に十字架が見えた。
英雄の十字架だ。
英雄の十字架
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英雄の十字架は、第一次世界大戦中に戦死したルーマニアの英雄達を追悼する記念碑として、戦後に建てられた。
遠くからも見れる様に、土台からの高さは40mもある。
また、十字架の部分に電球が埋め込まれていて、夜間でも見る事ができる。
英雄墓地
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シナイアの市街に入って来ました。
ここは英雄墓地。
第一次世界大戦で勇敢に戦い、祖国の犠牲になった戦士たちを弔う墓地。
国民の英雄に捧げる、追悼の記念碑も建つ。
シナイア修道院
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ここはシナイア修道院。
ブカレスト大司教区キリスト教正教会の修道院。
旧約聖書に登場する、モーゼが神から十戒を授かる場所、シナイ山にちなんで、シナイア修道院となった。
シナイアの町
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シナイアはカルパチア山脈の中腹に位置する高原で、美しい街並みからカルパチア山脈の真珠と呼ばれている。
軽井沢の様に、高原リゾート地としても人気が高い。
シナイアの町
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町は古い石造りの建物が多い。
こじんまりとしており、日帰り旅行でも十分楽しめる観光地。
ここはぺレシュ城へ向かう途中にあったレストラン。
シナイアの町
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シナイアの町のホテル。
この地は高原のため標高が高く、夏は涼しくさわやかな気候。
ルーマニア王族や著名人たちの避暑地になっていた。
シナイアの町
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シナイアは夏が涼しい反面、冬は雪が多い。
そのため、ウィンタースポーツの地としても人気で、スキー用のロープウェイも完備している。
ぺレシュ城
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ホテル前からの坂道を上って行くと、時計台の塔が見えて来た。
ぺレシュ城だ。
お城へと続く歩道からの風景。
ぺレシュ城
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木々に囲まれた森の中に建つ美しい城、ぺレシュ城。
ペレシュ城はルーマニア王のカロルⅠ世が、夏の避暑として建てた別荘で、19世紀後半に10年近く掛けて建築した。
ぺレシュ城
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ドイツ風の造りのぺレシュ城。
カロルⅠ世はドイツ系の家系、城を設計した建築家もドイツ人で、国王の好み通りに城を建てた。
ぺレシュ城
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どこを撮っても絵になる美しいお城。
城内への入口風景。
城内は博物館になっていて、カロルⅠ世ゆかりの品々、絵画や彫刻などの美術品から、家具・調度品など、素晴らしいコレクションが展示されている。
ぺレシュ城
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お城の外壁には美しい絵が沢山描かれていた。
19世紀後半までオスマン帝国の支配下にあったルーマニア公国。
ルーマニア公国など帝国領下の国々は、オスマン帝国に対して反乱を起こした。
ぺレシュ城
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彫刻の庭。
お城以外にも庭園が素晴らしい。
ロシア帝国はその反乱に加担したため、オスマン帝国と戦争になった。
結果、オスマン帝国はロシア帝国に敗れ、ルーマニア公国は独立を果たす。
ぺレシュ城
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彫刻のある噴水。
新国家を王国と定めるため、国王を擁立する。
その初代君主となったのがカロルⅠ世。
ぺレシュ城
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カロルⅠ世は初めてシナイアの地を訪れた時、山々の壮大な風景のとりことなった。
広大な土地を購入したカロルⅠ世は、夏の別荘と共に狩猟のための猟場の建設を命じた。
独自の発電所も有した、夏の離宮ペレシュ城の建設費用は、150億を優に超えたと言う。
ぺレシュ城
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ぺレシュ城をバックに筆者近影。
噴水や沢山の彫刻が飾られていて、お城と見事にマッチしている。
ペリショール城
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この城はペリショール城。
ぺレシュ城の直ぐ西に建つ。
ペリショール城
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明るい色の壁と焦げ茶色の木のさんの対比が美しい。
ルーマニア王国の二代目国王、フェルディナンド王とマリー王妃の住居として建てられた。
ペリショール城
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マリー王妃は芸術家であった。
そのため、宮殿のデザインや家具・室内装飾に付いて、自身で多くの設計を行った。
その美しい城内は博物館となっている。
シナイア
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山に登るロープウェイ、シナイアゴンドラ。
町の西側にスキー場がある。
夏季も人気で、広大な景色を見ながらバーベキューを楽しめる。