トルコ共和国
イスタンブール
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トルコ最大の都市イスタンブール。
ここは旧市街にあるスルタンアフメト広場。
古代には戦車競走を行うコンスタンティノープル競馬場だった。
アト・メイダヌやヒッポドロームとも称される。
オベリスク
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スルタンアフメト広場に建つオベリスク。
オベリスクとは、古代エジプトで神殿建てられた記念碑で、これはトトメス3世のオベリスク。
古代ローマ帝国の皇帝、オドシウス大帝がエジプトのルクソール、カルナック神殿に建っていたオベリスクを移築した。
アヤソフィア
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スルタンアフメト広場の北側に巨大なドームを持つ建造物があった。
イスタンブールを代表する観光名所アヤソフィアだ。
ビザンチン時代、東ローマ帝国皇帝コンスタンティウス2世によって建設が始まったが、火災や地震、戦乱で何度か再建されている。
アヤソフィア
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アヤソフィアの内部の風景。
最初はカトリック総主教会であったが、オスマントルコ時代にイスラム教のモスクに改築された。
アヤソフィア
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モスクになった際、キリスト教の宗教画は漆喰で塗り固められた。
トルコになってからは宗教に関係のない博物館として広く開放した。
その際に漆喰の下に眠っていたモザイク画も修復され、キリスト教美術とイスラム美術とが同居する希有な施設となる。
ブルーモスク
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数あるイスタンブールのモスクの中でも代表的なブルーモスク。
正式にはスルタンアフメト・モスクと言い、内部装飾に青いタイルを多用している事からブルーモスクと呼ばれている。
ブルーモスク
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幾何学模様で装飾されている、とても美しいドームの天井。
半ドームを含め、たくさんのドームで構成されている。
ブルーモスク
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白地に青のタイル装飾は周囲のステンドグラスからの光と写真左と下にあるモスクランプの光が合わさって、美しい青をかもし出している。
ブルーモスク
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美しいステンドグラス。
ステンドグラスも青色基調だ。
トプカプ宮殿
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ここはトプカプ宮殿、オスマントルコ時代の皇帝の宮殿。
この門は宮殿の第一の庭に面した挨拶の門で、現在は宮殿への入場口となっている。
門をくぐった先は第二の庭。
トプカプ宮殿
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第二の庭を進むと内廷の建物があり、その正門の幸福の門の風景。
かつて内廷は皇帝の住居だったが、現在は宝物庫になっている。
トプカプ宮殿
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宝物館の秘宝、スプーン職人のダイヤモンド
中央のダイヤは86カラットもある。
最初にこのダイヤの原石を見つけた漁師は、あまりの大きさにダイヤとは思わず、市場でスプーン職人の3本のスプーンと交換したという伝説から、この名前が付いたらしい。
トプカプ宮殿
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エメラルドの秘宝の数々。
上の巨大なエメラルド原石は3kの重さがある原石としては世界最大級との事。
トプカプ宮殿
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トプカプ宮殿は小高い丘の上に建っていて、ボスポラス海峡やマルマラ海が一望できる。
トプカプ宮殿
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海との間に残る城壁の脇を鉄道の線路が通っている。
グランドバザール
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ここは旧市街にあるグランドバザール。
その入り口ゲートの風景。
地元ではカパルチャルシュ、屋内市場と呼ばれている様にドーム状の屋根を持つアーケード商店街。
グランドバザール
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この辺りは民芸品を置いている。
オスマントルコ時代から現在まで増改築を繰り返し、中の通りは迷路と化している。
グランドバザール
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この辺りは貴金属の装飾品を売っている。
ドームの屋根は頑丈で、バイク位は走行できる。
映画007ではこの屋根の上でバイクでのカーチェイスが撮影された。
旧市街
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旧市街の通りの風景。
グランドバザール以外にも沢山のお店が軒を連ねる。
夜景
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ホテルの窓から見た市内の夜景。
ボスポラス海峡を挟んでアジアとヨーロッパにまたがるイスタンブール。
イスタンブールの旧市街に残る歴史的建造物群はイスタンブール歴史地域としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
チャナッカレ
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イスタンブールから南西に250k、トロイ遺跡観光へ拠点の街、チャナッカレがある。
目の前にはダーダネルス海峡の風景が広がる。
トロイ
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ギリシア神話のトロイア戦争で登場するトロイの木馬で有名なトロイ遺跡。
写真は観光客用のレプリカで、中に入り、背中の展望窓から覗く事ができる。
トロイ
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トロイ遺跡はイリオス遺跡とも呼ばれる。
イリオスとは、ギリシア神話に出てくる架空の都市。
トロイア戦争にてギリシアによるトロイの木馬の策略に掛かり、一夜で滅亡したと言う伝説があった。
トロイ
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しかし、ドイツ人の考古学者、シュリーマンによって発掘され、神話上の都市イリオスは実在した事が実証された。
遺跡は古代から時代ごとに何層にも重なっており、最も古い最下層の遺跡は紀元前30世紀にもさかのぼる。
トロイ
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トロイ遺跡の半円形劇場。
トロイ遺跡は、トロイの考古遺跡としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
果物屋
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道路沿いにお店を出していた果物屋。
果物屋
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小さいお店がいくつも長屋の様に道路沿いに連なっている。
ベルガモン
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トロイ遺跡から直線距離で南東に150K、ベルガマの街がある。
ここに古代都市遺跡ペルガモンが残る。
ベルガモン
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ペルガモン遺跡は丘の上に築かれた古代ペルガモン王国の都、アクロポリスと丘のすそ野に残るアスクレピオンから構成される。
写真の上、アクロポリスの丘の遺構が見える。
アスクレピオン
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アクロポリスの丘のすそ野にローマ時代の医療施設跡が残る。
アスクレピオンと呼ばれる、病院や保養所、劇場やスポーツ施設、図書館などを備えた総合施設。
この当時からリラクゼーションも治療の一つとして認識されていた。
聖なる泉
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外からアスクレピオンへ来る人は、この聖なる泉で体を清めてから中へ入った。
アスクレピオンはギリシア神話に登場する医学の神アスクレピオスの世界。
聖なる通り
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療養に来る患者は列柱の立ち並ぶアクスレピオンの聖なる通りを通って施設へ向かう。
体を清める聖なる泉から内は聖域。
聖なる通りは俗界との橋渡しをする。
アクロポリスの丘
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アクスレピオンを通り、丘の上へ。
ペルガモン王国の王宮跡と城壁。
アクロポリスの丘
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左は王国の城郭、右奥はトラヤヌス神殿。
ペルガモン王国は紀元前3世紀のアッタロス朝時代に約200年栄えた王国。
遺跡はドイツ人のフーマンにより発掘され、遺物はドイツ・ベルリンのペルガモン博物館に展示されている。
トラヤヌス神殿
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ローマ皇帝のトラヤヌス帝によって建てられた、白い大理石造りのトラヤヌス神殿。
右奥はアテナ神殿。
アテナ神殿
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アテナ神殿。
アクロポリスの丘に残る遺構の中で最も古い時代の物だそうだ。
大劇場
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右斜面を急角度で傾斜している遺構が大劇場。
当時、収容人数は1万5千席もの規模だった。
ベルガマの街
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アクロポリスの丘から見下ろしたベルガマの街の風景。
イズミール
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トルコ西側、エーゲ海の港町イズミール。
ベルガマから南へ80kに位置する、トルコ第3の都市。
なお、ビデオは古く、ノイズも入っており、画質は悪いです。
イズミール
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イズミールはエーゲ海沿岸地域特有の青い美しい海、海岸線、海辺風景を持ち、国内外からはエーゲ海の真珠と称賛されている。
イズミール
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客待ちの観光馬車。
イズミールには後述する古代ギリシャ遺跡、エフェソス観光の拠点となるため、多くの人が立ち寄る。
エフェソス
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古代都市遺跡エフェソス。
イズミールの南60kに位置する。
ここは南側にある入り口から直ぐの所。
右側はローマ浴場跡、左は音楽堂オデオンの小劇場跡。
舞台や議会の会議場としても使用された。
オデオン小劇場
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オデオンの小劇場への入り口。
古代都市エフェソスは紀元前10世紀頃古代ギリシャ都市として形成された。
紀元前の時代から古代アナトリア地域の港湾都市として栄え、古代ローマ帝国の時代には海上交易の拠点となった。
バシリカ
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オデオンの南側に残るバシリカの列柱。
バシリカとは古代ローマ様式での建築物の一つで、裁判所や公会堂などに使われた。
また、商品取引、金融取引の場としても機能していた。
右側は市会堂ブリタニオン。
列柱道路
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ローマ様式の列柱が立ち並ぶ、オデオン音楽堂前の道。
ポリオの泉
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バシリカから北西に行く。
右側のアーチは貯水槽が設置されていたポリオの泉、左側はメミウスの碑。
クレテス通り
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セルシウス図書館まで続くエフェソスのメインストリートの石畳の道。
当時、道の両側には商店街が続いていた。
今でも石像や円柱が残る美しい通り。
公衆トイレ
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クレテス通りの途中に残る公衆トイレの跡。
当時は現在の様な個室ではなく、穴の開いた石板に横一列に座って用を足した様だ。
セルシウス図書館
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巨大な堂々たる建造物はエフェソスを代表する遺構のセルシウス図書館跡。
結構、原形をとどめている。
右の二つのアーチ門はマゼウスとミトリダテスの門。
セルシウス図書館
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ベルガモン図書館、アレキサンドリア図書館とならぶ古代3大図書館のひとつ。
この地を治めたセルシウス総督の功績を讃えて建設した。
上を見上げた2層目の風景。
図書館前広場
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セルシウス図書館から振り返って図書館前広場の風景。
右奥には今通って来たクレテス通り、左奥は娼館跡。
野外大劇場
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紀元前2世紀頃に建てられた2万数千人の収容規模の大劇場。
上段の高い所からは野外大劇場の風景。
アルカディアン大通り
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野外大劇場から真っ直ぐ延びるエフェソスの目抜き通り。
道の両側に列柱が立ち並ぶ。
今は海から離れているが、当時は港まで通じていた。
野外大劇場
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野外大劇場の上段からはアルカディアン大通りなど、周辺の景色が眺められる。
大通りから大劇場を見ると、大劇場は小高い山の山すそを半円形に削り取って造られている事が判る。
ビザンティンの城塞
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エフェソス遺跡から少し歩いた所に、世界の七不思議の一つアルテミス神殿が残る。
今はほとんど残っておらず、柱などの残骸が所々に散らばる程度。
神殿跡から丘を見上げるとビザンティン帝国時代の城塞跡が見える。
お土産屋
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エフェソス遺跡の近くの町。
お土産屋の風景。
聖母マリアの家
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エフェソス遺跡の南に小さいながらキリスト教の聖地がある。
聖母マリアが昇天するまで暮らしたとされる聖堂。
半世紀前までは普通の祠だったが、ローマ法王が訪問し祈りを捧げてから聖地となり、現在でも毎年バチカンの使者が訪れる。
黒いマリア像
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聖堂内の風景。
奥に安置されているのはマリア様の像。
しかし、特徴的なのは全身が真黒な事。
市場
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エフェソスを後にカッパドキア地方へ向かう。
途中に立ち寄った町の露店市場の風景。
市場
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ここはフルーツが豊富に置いていた。
大量のウリを地べたにひいたワラの上に野積み。
市場
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ここはスイカのコーナー。
みずみずしく甘そうなスイカ。
市場
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真っ赤に熟したトマト。
市場
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荷車に野菜を積んで運んでいた男の子。
市場
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豊富な豆類。
トルコ料理には豆を使った品が数ある。
市場
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麦や米などの穀物コーナー。
トルコ料理の一つ、クスクスは麦の粉からクスクス粒を作る。
市場
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色々な野菜類。
市場
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海産物のコーナー。
ハムスィと呼ばれるカタクチイワシが有名。
市場
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ハチミツの店。
巣ごと売っている。
市場
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屋内の店ではチーズが置いていた。
トゥズ湖
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カッパドキアへの途中に立ち寄ったトゥズ湖。
トルコで大きさ第二位の2番目に大きい湖。
トゥズ湖
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湖と言っても一面に塩の平原が広がる塩湖だ。
足元は塩の結晶でざらざら。
日が射すと結晶の湖面に反射して眩しい。
カッパドキア
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ここはトルコ、カッパドキア地方。
トルコ中央の山岳地帯にあり、キリスト教岩窟教会群が数多く残る事で有名な場所。
ウチヒサールの要塞
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カッパドキア地方で最も高地にあるウチヒサール村。
この村のシンボルとなっているのが、大きな岩山にいくつもの岩窟が掘られているウチヒサールの要塞。
ウチヒサールの要塞
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ウチヒサールの要塞の周囲にタケノコの様にとんがった岩が点在する。
古くはヒッタイトの時代から、この岩をくり抜き住居として使ってきた。
ギョレメ野外博物館
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ここはギョレメの街。
イスラムから逃れてきたキリスト教徒たちがこの地にたどり着き、岩山をくり抜いて住居や教会を建てた。
現在は野外博物館となっている。
ギョレメ野外博物館
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それぞれの岩には多くの洞穴があり、いくつかはキリスト教の教会になっている
右の岩山は聖バジル教会、他には暗闇の教会やサンダル教会などがある。
ゼルベの谷
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よく知られたカッパドキアの風景、キノコの様な奇岩が林立するゼルベの谷。
ゼルベの谷
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先が3つに分かれたシメジ茸の様な奇岩。
ゼルベの谷
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中世キリスト教徒の住居群跡で、古くからの伝承で妖精の煙突とも言われる。
ゼルベの谷
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中腹に洞穴が口を開けている。
岩窟教会群だ。
ゼルベの谷
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カッパドキア観光の中でも最も人気の有名スポット。
ギョレメの谷
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ギョレメの谷。
火山灰が堆積した凝灰岩の台地を雨や風が削り、独特の奇岩が生まれる。
その奇岩に穴を掘り、住居とした事で他に類を見ない奇観絶景となった。
ギョレメの谷
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カッパドキア地方の奇岩群は複数の場所に分かれて存在する。
それらをバスや徒歩で巡って行く。
ギョレメの谷
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ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群としてユネスコの自然と文化の世界複合遺産に登録されている。
ギョレメの谷
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曲線に浸食された白い凝灰岩が続いている。
ウチヒサールの村
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再びウチヒサール。
この岩窟、鳩の家と呼ばれる無数の鳩小屋。
ここで鳩の糞を集め、やせた火山台地の肥料にした。
カイマクルの地下都市
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カッパドキア地方には地下都市と呼ばれる、火山台地を深く掘削し築いた地下構造物がある。
ウチヒサールの近くカイマクルもその一つで、他にもデリンクユやオズコナックの地下都市など、数多く残っている。
カイマクルの地下都市
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古代ローマ時代、ローマ帝国から迫害を受けていたキリスト教徒が隠れ家にした。
深さは地下数階にもなり数千人が隠れ住んだと言う。
内部には食料貯蔵庫やワイナリー、教会などがあった。
カイマクルの地下都市
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石柱の奥の丸い円盤の形の岩は、ストーンドアと呼ばれる通路をふさぐ岩。
敵が侵入した際にこの岩を転がしてフタにする。
カイマクルの地下都市
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通路は迷路の様になっていて、中には行き止まりの、偽の通路も作られている。
内部の矢印で案内されている通りに進まないと迷子になる。
お土産屋
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カイマクルの地下都市入り口近くのお土産屋。
アナトリア文明博物館
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ここは首都アンカラ。
アナトリア文明博物館の入り口風景。
アナトリア地方のヒッタイト時代の出土品を展示している。
アタテュルク廟
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小高い丘の上に建つトルコ初代大統領アタテュルクの霊廟。
とても巨大な建造物だ。
アンカラ
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アンカラ市内、公園の風景。
イスタンブール出発
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日本への帰り、イスタンブール空港出発です。
アラブ首長国連邦のドバイ経由です。
入出国スタンプ
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トルコの入出国スタンプ。