ハロン湾へ近づいてきました。
波の穏やかな入り江には、いかだの上に簡素な家を作って生活している水上生活者達がいる。

こちらはレンガブロックで家を建てている。

ハロン湾に到着。
ここはトゥアン・チャウ観光島。
陸とは２ｋ程の道がつけられ、島全体がリゾート地となっている。
筆者が訪れた時はまだまだ開発中で、別荘やホテルがいくつも建設されていた。

ハロン湾観光は船でのクルージングがメインとなる。
船着場の風景。
船着場からもハロン湾の岩山が見通せる。

船着場の東側には美しいトゥアン・チャウビーチの砂浜が続き、夏は海水浴が楽しめる。

クルーズ船の乗船ロビーの風景。

船着場の波止場からクルーズ船乗船ロビーの建物を望む。

出航です。
これからベトナム観光地の中でも有数の景勝地、ハロン湾を巡ります。

この日はあいにくの曇天で視界が余り良くない。
しかし、これはこれで山水画の様な濃淡の岩山風景が楽しめた。

すれ違うクルーズ船。
クルーズ船は大小様々。

ハロン湾クルーズのコースにも様々ある。
船中泊もあるディープなコースも用意されている。

筆者は昼食付きの数時間コースだったが、主な見どころは含まれ、後述する鍾乳洞観光もあり十分楽しめた。

龍が降り立つ地と言う意味のハロン。
漢字では下龍と書く。

岩には様々な名前が付いている。
これはらくだ岩。
フタコブラクダとでも言いたいのかな。

ゴリラ岩。
水面に頭だけ出したゴリラだと。

香炉岩。
お札の絵柄にもなっている。

闘鶏岩。
この辺りがハロン湾観光の中心でクルーズ船が渋滞。
有名な闘鶏岩を見ようにも、他の船が邪魔をして全景が見えない。

水上マーケット。
クルーズ船が横づけし、多くの客でにぎわっている。

あちこちに波で削られた洞窟がある。
ここではないが、小舟で入って散策できる洞窟もある。

筆者の乗るクルーズ船に小舟が近づいて来た。
フルーツを売りに来た親子だ。

動いている船にしがみつく女の子。
たくましい。

ローソク岩。
この辺りは石灰岩台地でできている。

太古の昔、地表が沈下し、海水が入り湾となる。
石灰岩の柔らかい部分は長い年月の間に波や風雨によって浸食され、海から突き出た様な切り立った独特の地形ができた。

奇岩の峰々をバックに筆者近影。

波の穏やかな湾内にそそり立つ奇岩の数々。
濃淡の幻想的な島影の景観は中国の桂林に似ていると言われ、海の桂林とも呼ばれてる。

再びゴリラ岩。
先ほどのアングルとは違う角度の風景。

他にもイヌ岩、ゾウ岩など動物の名前が付いている岩が沢山ある。

漁師の小舟。
近くで漁をしていた。

近づいて来るのは新鮮なとれたての魚介類をバケツに入れて売りに来た漁船。

早速、船内は即売会となる。
これはワタリガニ。

こちらはモンゴウイカ。
買った魚介類は船内の厨房で調理してくれる。

ちょうど船内では昼食の時間。
追加のおかずにと、買っている方が多くいました。

こちらはシャコ。

複雑な地形は、昔に海を荒らす海賊たちの隠れ家にもなっていた。

海の森とも称される岩の峰々。
２千もの奇岩がある。

ここはダウゴー島。
ティエンクン鍾乳洞があり、上陸のため多くのクルーズ船が停泊していた。

崖の途中にぽっかりと口を開けた鍾乳洞。
船着場から長い階段を上ります。

ティエンクン鍾乳洞の案内板。

鍾乳洞に入ります。
洞内の鍾乳石は赤や青などの光でライトアップされていた。

洞内はさほど広くなく、歩道も中には狭い所もあるが、道や階段は整備され、入り口から出口まで一方通行となっているので歩きやすい。

石灰岩地質でできているハロン湾の島々には、ほかにも多くの鍾乳洞がある。

数多くあるハロン湾の洞窟の中で最もメジャーなのが、ここティエンクン鍾乳洞。

漢字では天宮と書くティエンクン鍾乳洞。
まさに天の宮殿の様。

ハロン湾はユネスコの世界自然遺産に登録されている。

クルーズ船でのハロン湾観光はおしまい。
船着場に戻って来ました。

ハロンの市内へ。
ここはロンティエン寺。

古くからのこの地に残る伝承では、海からの外敵の侵略に合っていた頃、ここに龍が舞い降り、敵を打ち破ってくれた。

中国寺院風の建物。
地元の人々も参拝者に来ていた。

境内には線香の煙と香りが満ちている。

本堂の風景。
龍はその後、口からヒスイの玉を吐いた。
その玉は湾内に散らばり、島々や奇岩になり、敵の侵入を拒んだ。

横たわっている金ピカの涅槃仏。

ロンティエン寺は漢字では龍天寺と書く。
まさに龍が舞い降りた地とされているのが寺が建っている所。

お参りに来ていた地元の人と男の子。

バスの車窓から。
ローカル線の小さな駅。